「ゴールデンカムイ」にも登場!!明治時代から続く北海道銘菓『月寒あんぱん』をご紹介!!
今回は、北海道で長年愛され、道民なら誰もが知っているお菓子『月寒あんぱん』をご紹介致します。
明治39年創業、札幌で100年以上の歴史を誇る老舗和菓子屋『月寒あんぱん本舗 株式会社ほんま』が、作り続けている北海道銘菓です。
『月寒あんぱん』は、明治時代末期、日露戦争終結直後の北海道周辺を舞台とした、漫画「ゴールデンカムイ」【以後、「ゴルカム」と記載します。】にも登場した、北海道を代表するスイーツで、「ゴルカム」とのコラボ商品も販売されています。
月寒あんぱん本舗 月寒総本店
今回は、「月寒あんぱん本舗 月寒総本店」にお邪魔しました。
- 住所
- 札幌市豊平区月寒中央通8-1-10 月寒中央ビル 1F
- 電話番号
- 011-851-0817
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 定休日
- 1月1・2・3日 休業
- 備考
- 提携駐車場
レックス月寒中央パーキング(第1駐車場)
レックス月寒中央第2パーキング(第2駐車場)
三井のリパーク 札幌月寒中央通8丁目第2駐車場(第3駐車場)
お店の中に入ると、店内ど真ん中の一番目立つ位置に「ゴルカム」コラボ商品が陳列されています。
「ゴールデンカムイ」とは
舞台は明治時代後期の北海道。
日露戦争に従軍して「不死身の杉元」と謳われた兵士、杉元佐一が、戦友であった寅次の妻、梅子を救う大金を得るため、死刑囚たちが隠したという莫大な埋蔵金を追って、大自然に生きるアイヌ民族の少女、アシリパと協力して手掛かりを集めていく様子を描いたサバイバル漫画。
原作は、シリーズ累計2700万部突破のベストセラー漫画で、アニメ化もされています。
更に、今年の1月19日から実写版映画が全国の映画館で公開中です。
その『月寒あんぱん』ですが、「ゴルカム」原作漫画の第197話・アニメ版第四期の第40話 タイトル「ボンボン」に登場しています。
『月寒あんぱん』が登場するのは、当時14歳の鯉登(こいと)少尉が、北海道から鹿児島にやってきた、若き日の鶴見中尉に「月寒あんぱん(ツキサップあんぱん)」をもらい、日清戦争で戦死した兄の墓の前で一緒に食べるシーンです。
気になる方は、原作漫画や動画配信サービス(amazon Prime Video.・Hulu.・U-NEXT等)をご覧下さい。
『月寒あんぱん』復刻版
鯉登さん(少尉)がデザインされた「ゴルカム」コラボ商品の『月寒あんぱん』復刻版を買ってみました。
『月寒あんぱん』は、薄皮の生地の中に甘いこしあんがたっぷり詰まっているものですが、見た目や食べた感じもパンというよりは、まんじゅうや月餅に近い感じがします。
初めて食べる人は「パンじゃなくね?」と驚かれると思います。
この復刻版を食べても、まんま月餅感がすごいです。www
この『月寒あんぱん』のビジュアルについては、この商品の成り立ちを知ると「なるほど!」と納得がいくと思います。
『月寒あんぱん』の成り立ち
月寒あんぱんは、明治7年、東京・木村屋の「桜あんぱん」の大ヒットを噂で聞き、陸軍に菓子を販売していた大沼甚三郎がその「あんぱん」を自分なりに作ってみようと月餅のようなまんじゅうを作り上げ、そのあんぱんの製法を指南された一人、本間与三郎(創業者)が月寒村にて「月寒あんぱん」の製造販売を開始したのがはじまりです。
「月寒あんぱん本舗 株式会社ほんま」webサイト
「ほんまの歴史と月寒あんぱん物語」から引用しました。
引用文のとおり、大沼甚三郎さんは、見たことも食べたこともない『あんぱん』を、伝聞をもとに想像でつくったのです!
そんな状況でこのような『月寒あんぱん』をつくりあげたとは、素晴らしい仕事ですよね。(驚!!)
後の明治44年、陸軍歩兵第25連隊と住民が協力して平岸から月寒に抜ける道路を造る際、豊平町が軍に毎日ひとりに5個のあんぱんを提供したことから、造られた道路は愛称を込めて「アンパン道路」と呼ばれ、昭和62年には記念碑も建てられました。
上質な原料と丹念な製法は今も変わっていないそうです。
「ゴルカム」コラボ商品は、ご紹介した
・月寒あんぱん 復刻こしあん(鯉登さん)
の他に
・月寒あんぱん こしあん(アシㇼパさん)
・月寒あんぱん かぼちゃあん(杉元さん )
・月寒あんぱん 黒糖あん(白石さん)
・月寒あんぱん 抹茶あん(月島さん)
・月寒あんぱん 黒胡麻あん(尾形さん)
の全6種類が発売されています。
すべて、1個 172円(税込)です。
「月寒あんぱん本舗」ショッピングサイトでも『月寒あんぱん6種セット ゴールデンカムイver. 6個入』販売されています。
JAL【日本航空】ファーストクラス機内食に採用された『寒月あんぱん』(こしあん)
「月寒あんぱん本舗」には、2017年10月に、JAL【日本航空】ファーストクラス機内食に採用された『寒月あんぱん』(こしあん)も販売されています。
北海道産小麦「きたほなみ」と北海道十勝産小豆を贅沢に使用した『寒月あんぱん』。
通常の『月寒あんぱん』のワンランク上の味わいと食感が楽しめます。
『月寒あんぱん』おすすめの食べ方
この『月寒あんぱん』。
焼き立てがやはり一番美味しいそうです。
『月寒あんぱん』をトーストで軽く焼いてみると、ご自宅でも焼きたての味に近いものが再現できて、とても美味しいです。
更にもう少し焼くと、皮がパリパリで香ばしくなります。
こちらもおすすめです。
是非、ご覧の皆様も一度試してみてはいかがでしょうか?
その他の商品
ご紹介した物の他にも、店内には沢山の商品が陳列されています。
今回は、札幌いや北海道が誇る銘菓『月寒あんぱん』をご紹介致しました。
「どこがパンやねん?」とツッコミどころ満載のスイーツですが、その成り立ちを調べてみると、開発者の知恵と行動力から誕生した歴史ある銘菓だということが分かりました。
『月寒あんぱん』は、北海道内のスーパーや道外のスーパー、北海道物産館でも販売されているところがあります。
全国の「ゴールデンカムイ」ファンの方にも是非ご賞味いただきたいです。
今後、人気漫画「ゴールデンカムイ」の実写版映画の続編が制作され、『月寒あんぱん』が映画にも登場することを切に願っています!
今回も最後までご覧いただき
感謝!!
です。
おまけ
「ゴールデンカムイ」コラボ商品を一つご紹介致します!
今年の1月17日から北海道でお馴染みベル食品の『成吉思汗たれ』に、TVアニメ「ゴールデンカムイ」のキャラクター杉元佐一とアシㇼパがそれぞれデザインされたコラボ商品が、数量限定で全国発売されています。
更に、ベル食品公式オンラインショップでは、2000セット限定で「TVアニメ ゴールデンカムイ コラボ特別セット」を販売中です!
「ゴルカム」ファンは、是非GETを!!