28年の歴史に幕!「富良野・美瑛ノロッコ号」2026年ラストイヤー乗車レポ|時刻表・料金まとめ

28年の歴史に幕!「富良野・美瑛ノロッコ号」2026年ラストイヤー乗車レポ|時刻表・料金まとめ

2026年、28年の歴史に幕を下ろす「富良野・美瑛ノロッコ号」。今回は、旭川四条駅前にある「鉄道雑貨の店 ぽっぽや」のご主人が企画した無料招待に参加し、最後のノロッコ号に乗車する機会に恵まれました。

旭川駅から富良野駅まで、ゆっくりと流れる車窓の景色を眺めながらの列車旅。大きな窓から自然の風を感じられる開放的な車内や、美瑛駅での停車など、実際に乗ってみて分かったノロッコ号の魅力を紹介します。

28年の歴史に幕を下ろす「富良野・美瑛ノロッコ号」


ノロッコ号とは?

「富良野・美瑛ノロッコ号」は、旭川駅・美瑛駅から富良野駅までを結ぶ観光列車。1998年から運行され、富良野・美瑛エリアの美しい景色を車窓から楽しめる列車として、多くの観光客に親しまれてきました。

列車は通常の列車とは異なり、車窓の景色を楽しめるよう、ゆっくりとした速度で走る区間があるのも特徴です。そして、2026年は「富良野・美瑛ノロッコ号」にとって最後の運行となるラストイヤー。約28年にわたって走り続けてきた観光列車が、その歴史に幕を下ろします。

ラストランは9月23日(水・祝)


ノロッコ号は、旭川駅発のほか、美瑛駅発と富良野駅発の列車が運行されています。旭川から富良野方面へ向かう下り列車は、旭川駅を10時に出発する1本のみ。美瑛駅から出発する列車は2本あります。一方、富良野から旭川方面へ向かう上り列車は、富良野駅発が3本運行されています。

なお、最終運転日の9月23日(水・祝)は特別ダイヤで運行されます。この日は旭川~富良野間を2往復し、下りは1号が旭川駅9時14分発、富良野駅11時36分着。3号は旭川駅14時34分発、富良野駅16時04分着となります。

上りは2号が富良野駅12時06分発、旭川駅14時12分着。4号は富良野駅16時14分発、旭川駅17時46分着です。最後のノロッコ号に乗車するなら、最終運転日の特別ダイヤもチェックしておきましょう。


公式プレスリリース

全席指定席なので予約は必須!

現在は全車指定席となっており、乗車には乗車券のほかに指定席券が必要です。指定席料金は大人片道1,000円。乗車区間によって運賃が異なるため、旭川から富良野まで乗車する場合は、運賃1,380円と指定席料金1,000円を合わせて2,380円となります。

指定席は「えきねっと」から予約できるほか、みどりの窓口でも購入可能。チケットレスで利用できる「在来線チケットレス座席指定券」にも対応しています。


通常とは異なる座席の配置

大きな車窓から眺める北海道の自然


JRのポスターにも採用された風景




いたるところにフォトスポットがあります

ノロッコ号の特長の一つが、大きな車窓です。そして、この車窓はなんと開きます!広々とした景色を楽しみながら、自然の風を身体いっぱいに受ける。列車の揺れや「ガタンゴトン」と響く音まで感じながら進んでいく時間は、普通の列車とはひと味違ったものです。

ただし、ノロッコ号は最初から最後まで、ずっとゆっくり走っているわけではありません。基本的には通常の列車と同じように走りますが、景色を楽しめる場所では速度を落としてくれます。

車窓から広がる富良野・美瑛の風景を眺めながら、列車そのものを楽しむ。目的地へ移動するだけではない、観光列車ならではの時間を過ごせます。

美瑛駅は絶好のフォトスポット


旭川から乗車した場合、途中の美瑛駅では少し長めの停車時間があります。ここもノロッコ号を撮影する、絶好のフォトスポット。機関車はカラフルにデザインされていますが、客車はレトロな色合い。その姿は、石造りの美瑛駅とも相性がよく、どこか懐かしさを感じさせます。

また、ホームから跨線橋へ上がると、停車中のノロッコ号を上から眺めることもできます。駅と列車、そして周囲の景色を一緒に収められるこの場所からの眺めも、実に見ごたえがあります。


跨線橋からは列車全体を眺められる

富良野駅に到着!多くの鉄道ファンがお出迎え


富良野駅に到着すると、駅では団体の旅行客へ、職員の方がサービスを行っていました。ノロッコ号の乗客には鉄道ファンも多く、到着した列車をあちらこちらから撮影する姿が見られます。

正直、鉄道ファンというと年配の方が多いイメージを持っていましたが、実際に乗車してみると、若い方の姿も多く見かけました。幅広い世代から親しまれている列車だけに、今年で運行を終えるというのは、少しもったいないようにも感じます。

富良野駅前にひっそりとある「へそ神社」


富良野駅の近くにある「へそ神社」ですが、ちょっと小さいので見逃してしまいそうです。富良野市は北海道のほぼ中央に位置することから「北海道のへそ」と呼ばれており、その中心部にあるのがこの神社。小さな神社ですが、富良野が「北海道のへそ」と呼ばれていることを知ると、ちょっと立ち寄ってみたくなります。

ノロッコ号で富良野駅に到着したあと、次の目的地へ向かう前にちょっと寄り道。駅からも近いので、富良野観光のスタート地点として訪れてみるのもいいかもしれません。


「おみくじ」「御守り」「絵馬」の自動販売機があります

まとめ

実際にノロッコ号に乗ってみると、車窓からの景色だけでなく、開放的な車内で自然の風を感じながら列車の旅を楽しめるのが魅力だと感じました。

そして印象的だったのが、沿線の人たちがノロッコ号に手を振ってくれる光景。駅の職員さんはもちろん、沿線を歩いている人や道路を走る車、途中にあるお店の方など、たくさんの人が手を振ってくれます。こちらも思わず手を振り返してしまい、沿線の人たちとの温かいつながりを感じることができました。

2026年で最後の運行となるノロッコ号。28年の歴史を締めくくる列車に乗ることができたのは、良い思い出になりました。


この記事を書いたモウラー

モウラー

も〜ちゃ

北海道旭川市を拠点に活動するフリーライター。
地元の人気店から隠れた名店まで、年間約400軒を食べ歩いています。
特に、個性的でディープなお店探しが得意。
ランチ、カフェ、居酒屋、昼飲みなど幅広く巡り、時にはJRやバスで道内各地へ。
旭川を中心として、北海道の「行ってみたくなる場所」の魅力を発信しています。