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北海道新聞2022年7月14日(木)に 映画「カムイのうた」に関する記事が掲載されました。

北海道新聞2022年7月14日(木)に 映画「カムイのうた」に関する記事が掲載されました。

【写真説明】取材に答える(右から)菅原監督、主演の吉田さん、望月さん(諸橋弘平撮影)

知里幸恵の映画撮影開始*「すてきなアイヌ文化届けたい」*主演・吉田さんら意気込み

北海道新聞社許諾D2303-2503-00026383

【美瑛】明治・大正期のアイヌ文化伝承者、知里幸恵の生涯を描く映画「カムイのうた」の撮影が道内で本格的に始まった。13日には上川管内美瑛町で、主役のアイヌ民族の少女テルを演じる俳優吉田美月喜(みづき)さん(19)らが報道陣の取材に意気込みを語った。(和泉優大)
 映画は同管内東川町が企画、製作。今月7日、登別市の「知里幸恵 銀のしずく記念館」でクランクイン。この日は美瑛町の忠別湖畔などで撮影を行った。
 主演の吉田さんは、登別市内の知里の墓を訪れたことに触れ「知里さんに背中を押してもらえたようで身の引き締まる思い。すてきなアイヌ文化を届けられるよう、撮影を無事に終えたい」と語った。テルに思いを寄せるアイヌ民族の少年、一三四(ひさし)役の俳優望月歩さん(21)は「こんな人たちが実在したのだと学ぶきっかけになれば」と話し、札幌出身の菅原浩志監督(67)は「多くの人の映画への熱い思いをエネルギーとして集約し、その塊として作品を届けたい」と意気込んだ。
 道内の撮影は8月9日まで夕張市や小樽市などで行い、来年1~2月には石狩市でも行う。映画は来年秋までの完成を目指す。

北海道新聞 2022年7月14日(木)掲載


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