北海道新聞2022年7月23日(土)に 映画「カムイのうた」に関する記事が掲載されました。
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アイヌ民族に思いはせ撮影*開拓の村*映画「カムイのうた」ロケ
北海道新聞社許諾D2303-2503-00026383
明治・大正期のアイヌ文化伝承者、知里幸恵の生涯を描く映画「カムイのうた」の撮影が、札幌市厚別区の北海道開拓の村で22日まで行われた。同区の中学、高校に通った菅原浩志監督(67)は、故郷で初めてという撮影に「縁を感じる」と語った。
映画は上川管内東川町が企画、製作。道内各地で撮影しており、開拓の村では7日のクランクイン以降、計5日間行われた。22日は、小樽から移築した築100年超の旧青山家漁家住宅で、アイヌ民族が和人による強制労働に苦しんだ明治初期のシーンを撮影。当時のアイヌ民族に思いをはせながら演じるよう指示が飛ぶなど、緊張感が漂った。
菅原監督は「貴重な建物が保存されている開拓の村は、この映画に欠かせない場所。必要な時に雨が降るなど天候にも恵まれ、撮影は順調」と話した。
石狩管内では、石狩市でも来年1~2月に撮影を行う予定。映画は来年秋までの完成を目指す。(和賀豊)
北海道新聞 2022年7月23日(土)掲載