食べれるらしいよ！映画って！『男たちの挽歌4Kリマスター』と『はるのそら　坦々麺　小籠包　大根餅　豚肉蒸し』

こんにちわ！ぶっくおふたろうです！札幌で映画フリーペーパー『スガラムルディ』を制作しています。

映画本編に登場した料理を映画鑑賞後に近所の飲食店で同じものを食べてみよう！という企画です。
今回鑑賞したのは香港ノワールの傑作アクション

　　　　『男たちの挽歌4Kリマスター』

鑑賞した映画館は今年で祝30周年を迎えた
　　　　　　『シアターキノ』

男たちの挽歌は、汗と涙と血を撒き散らし男達が欲望と裏切りの中、鎬を削る1986年公開の香港映画。『フェイスオフ』や『レッドクリフ』などで知られる『ジョン・ウー』監督作。

軽薄な態度でへらへらしているが実は誰よりも仲間思いで忠義心の強い、マーク役『チョウ・ユンファ』が燃えるお札で煙草に火を付けるシーンがこの映画の男臭さを象徴しているように思えます。

正体は偽札作りギャングの主人公ホー『ティ・ロン』その事実を知らず警察官を目指す弟キット『レスリー・チャン』そして、ホーを慕うマークの3人を中心にそれぞれの想いが交差する。各々の立場とすれ違う思いにつけ入る裏切者や警察たち。本作はアクション映画として有名ですが人間の気持ちや割り切れなさにも焦点を当てていて、非常に人情味に溢れています。

特徴はスローモーションの演出が何度も繰り返される点。息を呑む熱い瞬間をスローで引き伸ばす事で映像的カタルシスが増幅するように感じました。あとはひたすら登場人物たちの顔が汗まみれ！汗！汗！あせ！涙！血飛沫！男達の苦渋の表情と汗で脂っこさマシマシ。

なんやかんやあってからの終盤のどんぱちと感涙のラストは圧倒的感動と満足感！「お前は先に行け！後で落ち合おう！」「わかった！」仲間ピンチ！大きく弧を描いてUターン！窮地を救う相棒！のくだりはベタだけどめちゃくちゃ胸熱。この熱量と迫力は絶対映画館で観てほしい。

さぁ。諸君。私は途方に暮れた。この映画食べ物が殆どでてこない。冒頭の屋台で買うトッポギらしきものくらいしか出てこない。だが仕方ない。香港→大きい括りでアジアとも言えるだろう？→つまり中華料理でもいいね？というわけで今回は中華です。「映画関係無いじゃん？」黙らっしゃい！私が法律ですっ！！！

人気店らしくランチタイムは満席。20分ほど待ちましたが、先にメニューを選択出来たり、スタッフの方々のホスピタリティに溢れるサービスに期待がグングン上がります。

ランチメニューのメインは、お粥・坦々麺・しるそば（あんかけ麺）から選べて、私は坦々麺をチョイス。

前菜はゴマだれサラダ・いんげんとザーサイ和え・きゅうりとXO醤・冷製メイクイーン。
冷たくてしゃきしゃきの芋うまい！胡麻油の風味がほんのりとして上品。映画の油っこさを払拭してくれる。

そしてヒアカムズザ坦々麺。贅沢に好物の大根餅と小籠包まで追加して気分は王様。坦々麺はスパイスの風味が立っていて、肉そぼろにしっかり濃いめの味がついていて濃厚胡麻スープにぴったり。辛さも控えめなので万人にオススメ！大根餅はふんわふっわで、アクセントの小海老がグッド。小籠包は可愛い赤酢につけて召し上がると出汁じゅわ〜。

更にランチには蒸し料理も付くので、豚肉の蒸しものまで！これが贅沢で、焼売の中身のお肉が食べ放題って感じのテイストで最高。ナンプラーやオイスターの風味がアクセントになって無限に食べれそう。

デザートは杏仁豆腐。レモンのジュレと道産メロンの果肉入り。今回もまた天国飯◎幸せ過ぎる。ジュレの酸味とほのかな甘味に絡みつく杏仁のコク。たまりません。

こってり漢濃度マシマシ映画を観た後だと云うのに、すっきり爽やかでハッピー。ご馳走様でした。

皆さんも映画と料理のマリアージュ、試してみてはいかがかしら。それではまた！
最後までお読み頂きありがとうございました◎

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