札幌観光は市電で！地元民おすすめの沿線グルメスポット9選

札幌市の交通機関には、市電があります。市内の風景を楽しみながら移動できる手段として、多くの人に親しまれていますよ。

今回は、市電で行くおすすめのグルメスポットをご紹介します。地元民である筆者が、停車駅から徒歩5分以内のお店をピックアップしました。ぜひ市電観光やグルメスポット巡りの参考にしてみてくださいね！

札幌市電は、札幌市内を走る路面電車です。車両が道路上の線路を走るため、バスや車と同じ場所を通ります。全長約8.9キロで、主にすすきのや中島公園、山鼻方面などを一周する形で運行しています。

「内回り」と「外回り」というルートがあり、どちらも一周で約55分。札幌市電は地元民や観光客など多くの人が利用しています。

札幌市電の魅力は以下のとおりです。

・札幌市内の景色をゆっくり見られる
・車椅子やベビーカーで乗車できる車両がある
・バスや車より冬季の遅れが生じにくい

市電は、ゆっくり走る車窓からの景色を楽しめます。観光スポットはもちろん『札幌の日常』をのんびり満喫できるのが市電の魅力です。季節によって違った風景が見られますよ。

黒い車両の『ポラリス』『シリウス』は、車椅子やベビーカーの人も利用しやすい低床車両です。3本に1本の間隔で低床車両が運行しているため、長くても15分〜20分ほど待てば利用できます。

また、市電は道路上にある線路を走りますが、冬でも遅れがあまりなく利用しやすいのが魅力です。

ここでは、札幌市電で行けるグルメスポットをご紹介します。地域から愛されて続けている老舗やおしゃれカフェなど、幅広いジャンルのお店をピックアップしました！気になるお店をチェックしてくださいね。

※『西4丁目』駅から外回りでご紹介します。【】内は駅名です。

ラーメン店が多い札幌市で、筆者がおすすめするのは『味の三平』です。戦後の屋台からはじまり1950年（昭和25年）にすすきのでラーメン屋を開業して以来、地域に愛され続けています。『味噌ラーメン』は、観光客にもリピーターがいるほどの人気ぶり。ずっと変わらぬ美味しさを味わってみてください！

西4丁目は札幌市の中心部にあり、ビルが多く賑わっている地域です。ファッションビルや百貨店が並んでいるため、市民のおでかけスポットでもあります。大通公園やすすきのといった札幌の観光地が徒歩圏内にある見どころ満載の場所ですよ。

北海道産の小麦を使った皮と国産の野菜で作る餃子は、ファンが多い逸品です。狸小路店では、焼き立てのカリッもちッジューシーな餃子を食べられます。お土産やギフトとして人気の冷凍餃子の販売もあるので、チェックしてみてくださいね。

狸小路は、総長約900mの商店街があります。屋根があるので天候に関係なくゆっくり散策できますよ。2023年7月にオープンした『moyuk SAPPORO（モユクサッポロ）』には都市型水族館『AOAO SAPPORO（アオアオサッポロ）』が入っており、人気のおでかけスポットです。

山鼻BARger マサ（ヤマハナバーガーマサ）は、肉感たっぷりのハンバーガーを食べたいときにイチオシのお店です。濃厚なチーズと厚切りベーコンの相性抜群の『MASAバーガー』が絶品。ガッツリ食べたい気分のときに、足を運んでみてくださいね。テイクアウトも可能です！

行啓通は、緑豊かで広々とした札幌市のオアシス『中島公園』にほど近い地域です。日本の都市公園100選にも選ばれ、美しい景観が魅力です。コンサートホールKitaraや豊平館といった歴史と文化を学べるスポットがありますよ。

1983年から続く洋食屋グリルラパンは、リピーターが多く地域の人に親しまれ続けているお店です。ビーフシチューやオムライスが有名で、何度でも食べたくなるやさしい味。予約なしでお店に行くと、待つ場合があります。開店と同時または事前予約をしておくとスムーズに入店できるでしょう。

静修学園前は、札幌静修高等学校や札幌南高校があり学生が多い地域です。親しまれているお店や住宅が並び、札幌市民の暮らしが垣間見える街並みを楽しめます。

札幌・江別に10店舗展開しているパン屋どんぐりは、北海道名物となった『ちくわパン』発祥のお店です。種類豊富なパンを求めて、連日たくさんのお客さんが足を運んでいます。山鼻店にはイートインができるカフェスペースがあり、ゆっくり焼き立てパンを味わえますよ。天気が良い日は2階テラス席で食べるのもおすすめです。

静修学園前と同じく、学校があるため小中学生の通学路になっている地域です。どんぐり山鼻店があるアクロスプラザ南22条は、飲食店から病院まで多くの施設が集まっており地元民が多く足を運んでいます。

藻岩山の麓にあるカフェを紹介します。落ち着いた雰囲気の店内は居心地がよく、つい長居してしまうお客さんも多いですよ。人気メニューはふわふわ食感のパンケーキ各種です。季節限定のパンケーキメニューが出ていることも。スイーツ好きの方はぜひチェックしてくださいね。

もいわ山ロープウェイに乗れる山麓駅が徒歩圏内です。カップルやファミリーなど、多くの観光客が乗り降りする駅でもあります。藻岩山の自然が見られ、季節によって違った色どりを楽しめますよ。

北海道のソウルフードであるスープカレーと、フレッシュなフルーツを使ったタルトを食べられる古民家カフェです。木のぬくもりを感じる店内はあたたかみがあり、ほっと一息つくのにぴったりですよ。スープカレーは癖が少なく食べやすいです。はじめてスープカレーを食べる方にもおすすめです。

西線9条旭山記念公園通は、住宅街や地域に馴染みがあるお店が並んでいます。小さな公園や緑が多く、落ち着いた雰囲気。札幌市民が暮らす街をのんびり見られるのも魅力ですね。

ベトナムのサンドイッチ、バインミーの専門店を紹介します。北海道産の食材を使ったオリジナルのバインミーは、SNSを中心に人気を集めています。不動のNo.1メニューは本格的なベトナムの味を楽しめる『バインミースペシャル』。イートインはもちろんテイクアウトも可能ですよ。

中央区役所前は西11丁目にあり、石山通と呼ばれる主要道路が走っています。専門学校や老舗ホテルなどがあり人通りが多い地域。大通公園にも徒歩で行ける距離ですよ。

札幌市民から愛され続けている、アットホームな中華料理店です。ザンギ（北海道弁で唐揚げのこと）やマーボー麺が人気で、ランチやディナーの時間は連日たくさんのお客さんで賑わっています。ボリューム満点のメニューで、お腹も心も満たせますよ。手軽でおいしい中華料理を食べたいときは足を運んでみてください。

大通公園や北海道大学植物園に徒歩で行ける西8丁目は、街の中心部でにぎやかな地域です。飲食店が多く、食べ歩きも楽しめます。テイクアウトで食べ物を購入し、大通公園のベンチで食べる過ごし方もおすすめですよ。

札幌市電は一律料金です。
・大人　200円
・子ども　100円
・未就学児　無料
料金は降りるときに支払う後払いシステムで、現金、またはICカードで支払い可能です。

目的地まで「内回り」「外回り」の近い方を選び乗車します。乗車駅のパネルに、どちら周りの駅なのか書いてあるのでチェックしてくださいね。

市電は市営バスと同じで、後ろ側ドアから乗車し前側ドアから降ります。乗り口と降り口を間違えないように気をつけましょう。

札幌市電で行けるグルメスポットをご紹介しました。札幌市電は市民の足として重宝されています。観光やグルメ巡りにもぴったりなので、ぜひ活用してくださいね！