【北海道】夏フェス／音楽フェスまとめ 2024

　北海道もいよいよ本格的な夏が到来した感がありますね！北国の短い夏の楽しみ方は、人それぞれあると思いますが、その中のひとつが夏フェス（音楽フェス）！って方は多いんじゃないでしょうか？

　野外の開放的な雰囲気の中、ステージを観ながら、歌ったりダンスするもよし。さまざまな屋台グルメを味わったり、グッズを買いまくるのもよし。テントを張ってキャンプを楽しむのもよし。とにかく自由に音楽を楽しめるのが夏フェス最大の魅力です。

　普段ライブに足を運ぶまではいかないアーティストや、新人アーティストのライブを気軽に聴けたりと、新しい音楽に出会えてしまうのも、夏フェスの醍醐味のひとつ。

　近年は町おこし的な役割も担うイベントといった位置付けで、各地で開催される夏フェス。そんな北海道内の夏フェス（音楽フェス）をまとめてみました。

　「JOIN ALIVE（ジョイン・アライブ）は、いわみざわ公園野外⾳楽堂キタオンと、隣接する北海道グリーンランド遊園地の敷地内を会場とする夏フェス。会場の特長を活かし、音楽・アミューズメント・自然・アートを融合させた夏フェスとして、2010年にスタートしました。

　”夏フェスといえばロック”のイメージが強かった頃から、ジャンルの枠にとらわれないバラエティに富んだラインナップが魅力の「JOIN ALIVE」。今年は全5ステージに、二日間で66組の様々なアーテイストが集結します。

　また、フードコートには多彩なグルメ屋台が軒を連ね、遊園地はフェス開催中も営業しているため、ライブの合間にアトラクションを楽しむことも。

　キャンプサイトも用意されていますし、会場が公園と遊園地のため、様々な生活インフラが整備されていて、ステージ間の移動もそう遠くないという快適な環境は、フェス初心者の方も安心して楽しめるはずです。

　「KUSHIRO KIRI FESTIVAL（くしろ霧フェスティバル）」は、1985年に「釧路ロックフェスティバル」という名称でスタート。その後、1993年に現在の名称に変更し、今年で40回目の開催になります。

　霧の多い釧路の夏を活かし、メインイベントは霧に反射するレーザービームと音楽が織り成す、夜空を彩るレーザーショー。幻想的な雰囲気の中で音楽を楽しめる、全国的にみても珍しい夏フェスといえます。

　スペシャルゲストライブも年々スケールアップしていて、今年は「真心ブラザーズ」、「銀杏BOYZ」をはじめ、6組の多彩なアーティストが出演、28日（日）にはタカアンドトシのお笑いライブも。

　また、フードエリアは釧路らしく、フードマーケット「海炉市場」では、地元商店による炉端焼き形式の露店が並び、常設のBBQコーナー「KIRI GARDEN」では、手ぶらでBBQが楽しめます。

　1999年の初開催から国内最大級の野外オールナイトロックフェスとして、日本の四大フェスのひとつにも数えられる「RISING SUN ROCK FESTIVAL（以降ライジングサン）」。

　毎年この三日間のためだけに数ヶ月前から整備され、終了後は元に戻される広大な会場は、期間限定で出現する「音楽の街」のよう。

　今年は5つのステージで70組を超えるアーティスト（7/3現在）のライブが行われる予定です。また、会場内にテントエリアが存在して、ライブをBGMにBBQを楽しめるのもライジングサンならでは！参加したことのある道民には普通に感じるかもしれませんが、他のフェスではなかなか見られない光景です。

　会場の端から端まで歩けば30分以上はかかり、草や土の未舗装の道がほとんどで、最近の都市型フェスと比べると過酷なフェスかもしれません。ただ、その移動途中には、フードエリアも多く、プリミティブな雰囲気のお店やワークショップ、アートなどが点在していて、本来の野外音楽フェスが持っていた自由な雰囲気が今も残っている点もライジングサンの魅力といえます。

　「bonchi fes. FURANO 2024 meets FEELD GOOD FES.」は、富良野スキー場を舞台に今年が初開催。イベント名にもある通り、アウトドアを楽しむためのモノ・コトを集めた体験型コンテンツが充実したイベント「FEELD GOOD FES.」とのコラボで行われる夏フェスです。

　公式サイトの発表によると、ライブ以外にもテントサウナ・スラックライン・ダブルダッチ・ミニ四駆大会・プロレス・お笑い・野外映画などが予定されているとのこと。さまざまなアクティビティやコンテンツをアウトドアで楽しめるフェスになりそうです。

　コンセプトとして掲げられている
　「音楽、グルメ、キャンプ、そしてアクティビティを組み合わせた『響き合う、五感』〜MIX ENTERTAINMENT〜のコンセプトのもと新たなエンターテイメントをご提供します。」
　
　キャンプとライブを組み合わせた夏フェスというスタイルは、豊かな自然に恵まれた北海道ではやりやすい環境にありますが、この新しいフェスでは、それがどう具現化されるのか？楽しみです！

　2022年、苫小牧市の活性化を目的に初開催された「TOMAKOMAI MIRAI FEST（苫小牧ミライフェスト）」、1年目は市内3か所を会場に開催。2回目となった昨年からメイン会場を苫小牧キラキラ公園に移し、規模を拡大しました。

　無料エリアの「Wカレーステージ」（苫小牧のソウルフードである「ホッキカレー」と「カレーラーメン」にちなんで命名）と有料エリアの「ハスカップステージ」（苫小牧の特産品であるハスカップにちなんで命名）、「とまチョップステージ」（苫小牧市の公式キャラクターにちなんで命名）の3ステージで構成。

　「Wカレーステージ」ではミニステージとフードブースが、有料エリアの「ハスカップステージ」では、お笑い・アイドル・声優・コスプレイヤーなど、さまざまなジャンルのコンテンツが、メインステージの「とまチョップステージ」では、多彩なアーティストのライブが展開されます。

　「AKABIRA CAMP BREAK」は、そのイベントタイトル通り、よりキャンプに特化した夏フェス。会場は整備の行き届いたキャンプ場として人気の「赤平市エルム高原リゾート」で開催されます。

　豊かな自然に囲まれた中で、キャンプ、グルメ、焚き火やBBQなどのアウトドア・アクティビティ、ワークショップや雑貨販売なども展開するアウトドアイベントに、充実したライブがプラスされたイメージです。

　夏の暑さが落ち着くであろう、9月後半の過ごしやすい気候の中で、ゆっくりとリラックスした雰囲気でアウトドアと音楽を楽しめるので、家族での参加もしやすいフェスといえるかもしれません。

　すでに6月から各地で開催されている北海道内での夏フェス。今回は直近ということもあり、割愛しましたが、7月6日（土）には「GANKE FES 2024」＠新得町、7月6日（土）〜7日（日）には、北海道ボールパークFビレッジ初の野外ライブイベントとなる「GOOD WIND MUSIC」も開催されます。

　温暖化の影響で、北海道もお盆を過ぎても暑い日が続くためか、真夏を避けた9月開催の音楽イベントも増えてきました。出演するアーティストのラインナップだけでなく、それぞれのフェスに、それぞれの魅力があるはずです。夏フェスで、夏を、音楽を、アウトドアをめいっぱい楽しみましょう！