文化交流がある街【札幌市西区】コトニジャズをはじめ市民が参加できる文化芸術イベントをご紹介
こんにちは!kimoteaです。私はジャズが好きですので、よくライブに足を運んでおります。
今回は10月22日に行われた地下鉄琴似駅コンコース広場でのイベント「コトニジャズ Vol.55」について書きたいと思います。
聞いている方の立場として疑問に思うことを取材したく、スタッフの方に声をかけたところ「西区市民部地域振興課」がイベントの担当者だという事がわかました。
西区のまちづくりイベントは、コトニジャズ以外にもたくさん開催されていますが、今回はコトニジャズを中心に、西区が目的としている「地域の豊かな自然環境や文化芸術を生かしたまちづくりの実現」と「文化芸術の取り組み」に関するイベントについて取材してきました!
コトニジャズとは?
コンセプトは「身近な地下鉄駅でジャズのライブを楽しもう」
基本ジャズの生ライブを聞こうとすると「ライブハウス」や「ジャズバー」などに足を運ばなければ聞くことが出来ません。
当然、料金もそれなりにかかりますし、ライブに行ったことがない方には敷居が高く感じられます。チケット代やドリンクオーダーなど、行われる会場によっては少なからずルールがあります。
そんな中、地下鉄琴似駅で開催された『コトニジャズ』は駅のコンコース広場で始まりました。基本無料で、時間も18時から19時の1時間ほどの開催となっています。駅の広場なら買い物帰りや、帰宅途中でも寄り道がてら気軽に聞くことができますね!
開催の雰囲気はこのような感じです。立ち見の他に椅子席も用意されています。椅子席は先着順なのでお早めに会場へお越しください。
立ち見の方は、通行の妨げにならないようにご注意ください!
コトニジャズの歴史
コトニジャズの第一回目の開催は14年前、平成22(2010)年12月17日でした。
確か、私が初めてコトニジャズに行ったのも、このころだったと思います。
それから数えて今回で55回目。
基本、琴似駅での開催ですが、時には会場を「ことにパトス」、「ちえりあホール」、「はちけん地区センター」、「トライアングル広場(旧イトーヨーカドー琴似店1階)」に移して開催されていました。「ちえりあホール」などのホールタイプの場合は事前に申し込みをして、応募多数だった場合は、当選した方に整理券を発送していたそうです。
今年の開催は今回で最後ですが来年も予定されています。
興味のある方はぜひ情報をチェックしてみてください!
コトニジャズ公式ホームページ
行くことが出来なかった方のために過去の動画や情報が掲載されています。
どのような感じでライブがやっているのか?気になる方は要チェック!!!
コトニジャズ Vol.55 出演アーティスト紹介「横山ユウキ trio」
横山ユウキ (サックス)
札幌市出身。
「Lake Onuma Jazz Festival 」出演や、「Sapporo City Jazz 2017 North Jam Session」への参加、2018年にはテキサス州・オースティンで活動するベーシスト《Chris Jones》と《Duke Ellington Orchestra》のメンバーとしても知られる。
世界的なトロンボーン奏者《Andre Hayward》が結成した《Chris Jones = Andre Hayward Quintet》のアルバムリリースツアーの札幌公演に参加。現在は、札幌を拠点に活動するプロミュージシャンによるビッグバンド《Sapporo Jazz Ambitious》に参加、バリトンサックスを担当。
ミツノミュージックスクールポピュラーサックス科講師、セブンスコード札幌ラソラ店サックス科講師(現在は閉店)。また。ポップスや弾語りのシンガーのサポートも積極的に行なっており、レコーディングにも参加している。
花田進太郎 (ギター)
1986年生まれ。北海道出身。
2007年にバークリー音楽大学に入学し、2009年末に同校パフォーマンス科を優秀な成績で卒業。その後帰国し、札幌を中心にプロとして活動を開始する。
ジャズを中心に様々なジャンルで活動し、今までに《八代亜紀》、《相田翔子》、《デヴィッド・ロマシューズ》(マンハッタン・ジャズ・オーケストラ)等と共演。2015年より2年連続で自身のグループ《花田進太郎 Electric Band》で、「Sapporo City Jazz」 パークジャズライブコンテストのファイナリストに選出される。
2010年より2018年まで島村楽器にてアコースティックギター、エレキギター、ウクレレ講師として稼働したほか、2013年にはバークリー音楽大学教授 タイガー大越氏によるセミナー北海道グルーブキャンプにて指導アシスタントを務めるなど豊富な指導実績を持つ。
北垣響 (ベース)
1980年京都生まれ。
北海道大学入学と共にコントラバスに出会い、以後さまざまなプレイヤーと競演を重ね、2006年よりプロとして活動し始める。
現在、札幌を中心に《板谷大DNGトリオ》、《福川ゆみ》、石田幹雄とのユニット《南山雅樹バンド》、《山田敏昭トリオ》、《舘山健二バンド》など、様々なバンド、セッションで活動中。現在までの主な共演者に《大口純一郎》、《池田篤》、《野瀬栄進》、《斉藤易子》など多数。
また、ベーシスト 瀬尾高志氏の主宰する「漢たちの低弦」に初期より参加、《板橋文夫》、《金井英人》、《斉藤徹》、《井野信義》らと共演する中で、ベース同士の交流、模索をも深める。
主な参加イベント
ばんけいジャズフェスティバル2006(板谷大DNGトリオ)
札幌city jazz2007(漢達の低弦、林栄一オーケストラ)
室蘭jazz cruise2007(舘山健二5)
倶知安jazz festival 2008(Tiffany)
演奏終了後、ご挨拶程度の時間しかありませんでしたが、お三人とも普段はそれぞれライブバーなどで別々に活動されています。
横山さん、花田さんはライブ以外にもレッスン教室などの活動を行っています。北垣さんは札幌市内のライブバーなどで活動を頻繁に行っています。
ご興味ありましたら、それぞれのライブ会場での演奏やプロによるレッスンを体験してみてはいかがでしょうか?ライブに興味はあるけれど、行ったことがないという方向けに、横山さんのホームページで詳しく解説されています。
文化交流の盛んな街「札幌市西区」
では、ジャズ以外の西区のまちづくりイベントは何があるのでしょうか?
その他開催会場についてもご紹介します。
コトニクラシック
先ずはコトニクラシックです。
こちらは平成25年3月13日より開催され、今年で33回目を数えています。
会場は地下鉄琴似駅広場の他「ことにパトス」、「札幌市西野地区センター1階ホール」、「旧イトーヨーカドー琴似店1階トライアングル広場」、「ちえりあホール」、「西区役所」で開催されています。
「おうちでコトニクラシック♪」として、過去の公演映像も公式ホームページで公開されています。
西区文化フェスタ
コンサート、ライブ、ダンス、演劇、邦楽邦舞など普段あまり見に行ったり、聞きに行くことのない催しが様々な会場で行われています。
前回のサウナイベントでも登場した、琴似のご当地アイドル「Teamくれれっ娘!」にも会いに行くことが出来ます!
今年の開催期間は9月14日(土)~29日(日)に行われました。
来年の開催までしばらく間が空きますが、興味がある方は早めに情報をチェックすることをお勧めします。
会場は「ことにパトス」、「生活支援型文化施設コンカリーニョ」、「札幌市西区民センター」です。
それぞれ事前申し込み、チケット、ドリンク代などが必要な場合がありますので、事前に公式ホームページ等でご確認ください。
にしく♪ちびっこミュージックプロムナード
未就学のお子さんと保護者の方を対象とした音楽事業です。
先着100名順なのでお子様がいる方は要チェックです。
PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌)などのアーティストを中心にお子様が音楽を楽しめるイベントになっています。
来月開催でお子様に音楽の興味を持ってもらう良い機会なので、興味のある方は是非足を運んでみてください。
開催日時|令和6年12月7日(土)第1回:11:00-11:40 / 第2回:13:00-13:40
会場|Route148(札幌市西区宮の沢1条1丁目4-3)
※車でお越しの際は会場付近の有料駐車場をご利用ください。
こども・あーと・にしく
こちらは平成25年度から西区内の小学校の児童を対象とした、陶器づくりやガラス容器を使ってオリジナル作品をつくるイベントです。今年の開催は終了していますが、公式ホームページに完成作品が掲載されています。
それぞれ個性が出ていて面白い仕上がりになっています。基本無料ですが、それぞれ参加条件や人数制限がありますのでご注意ください。人気のあるイベントなので、応募多数の場合は抽選になり、当選者の方のみに連絡がいく形になっています。
アイスキャンドル冬物語
琴似、八軒、発寒、農試公園、五天山公園で行われているアイスキャンドルやスノーキャンドルの設置、点灯を行っているイベントです。西区に住んでいる方にはおなじみの風物詩ですね。
これからの季節、西区をアイスキャンドルの灯りが街を美しく染めていく北国ならではのイベントです。来年の1月暮れから行われますので、西区にお越しの際はアイスキャンドルの灯りで冷えたココロを癒してはいかがでしょうか。
お問い合わせ先
- 住所
- 札幌市西区琴似2条7丁目1-1
- 電話番号
- 011-641-6926
- 営業時間
- 8時45分~17時15分
- 定休日
- 土・日曜、祝・休日および12月29日~1月3日はお休み
- 備考
- いずれも不定期で年に数回開催していますので 広報さっぽろや、チラシの配架、公共施設等におけるポスター掲示、HP掲載等により情報を発信しています。
詳しくはホームページ内お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
後書きにかえまして
今回、コトニジャズを取材しまして、北海道で活躍しているアーティストが多くいることを知るきっかけになりました。そして、札幌市西区の活動としてジャズだけではなく、クラシックや演劇、創作活動を行っていることがわかりました。
興味はあるけれど、どうやって情報を知ることが出来るのかわからない方や、コンサートに足を運びたいけど経済的に困難な方などに、札幌市西区では「豊かな文化芸術を生かしたまちづくり」という方針で気軽に触れる機会を作ってくれています。
やはり、心や経済に余裕がなければ文芸や芸術は楽しめません。私も余裕がないときは自分の趣味ですら楽しむことが出来なくなっていました。少なからずそういう思いをしてる方はいると思います。
そんな中、札幌市西区では、少しでも多くの人に触れ合う場所を様々提供してくれています。それはとても素晴らしいことだと思います。出来るだけ気軽に文化、芸術、音楽などを楽しめる情報を、多くの人に伝わるようこれからも取材にあたろうと思います。
私の書いた記事に共感してくれる人が少しでもいてくれたないいなと思いながら後書きを書いています。
最後までご覧いただきありがとうございました。