提供:札幌市
【開催報告】さっぽろマインクラフトワークショップ
札幌市は教育版マインクラフトを活用した作品コンテスト「第6回Minecraftカップ」の自治体パートナーに参画し、自治体パートナー特別賞として「さっぽろスマイル賞」を制定しました。
本大会へのエントリーに役立てていただくため、昨年に引き続き「さっぽろマインクラフトワークショップ」を開催。海の日の三連休の前半にあたる7月13日(土)~14日(日)の2日間にわたって、ジュニア部門(小学校1年生~3年生)、ミドル部門(小学校4年生~6年生)、ヤング部門(中学生ならびに高校生)の各部門別でのワークショップを開催。
1,117名にのぼるエントリーの中から抽選で選ばれた88名が、マインクラフトの世界でプログラミングや街づくりを堪能しました。
さっぽろマインクラフトワークショップとは
さっぽろマインクラフトワークショップは、学校教育の現場で使われている「教育版マインクラフト」を使った作品コンテスト「第6回Minecraftカップ」のエントリーにつなげるとともに、プログラミング学習やデジタルなものづくりに触れてもらおうと、札幌市が主催となり開催。
マインクラフトを使ったプログラミングのみならず、Minecraftカップの作品応募のヒントにもつながる、公共交通機関をはじめとした札幌市の移動に関する取り組みや、札幌市営地下鉄のバリアフリー化などついても学べる充実した1日となりました。
ワークショップの様子
セミナー① 札幌市の移動手段について学ぼう!
まず参加者は、札幌市まちづくり政策局総合交通計画部の山村さんから、「札幌市の移動手段について学ぼう!」というテーマで、札幌市の様々な移動手段についてお話ししていただきました。札幌市に接続する鉄道、地下鉄や路面電車、路線バスや自転車、徒歩に至るまで札幌市の交通環境についての説明をはじめ、利用者にとって使いやすい公共交通機関にするための様々な取り組みを、時折クイズを挟みながら楽しく学習しました。
後半は一問一答と称して、司会から山村さんへ公共交通機関にまつわる様々な質問をし、参加者全員で考え最後に正解を山村さんに回答をいただく形式で、時には珍回答も飛び出したりと、面白おかしくセミナーを進めていきました。
セミナー② 札幌市の地下鉄について~バリアフリーについて知ろう~
続いて、札幌市交通局高速電車部の南さんが登壇し、「札幌市の地下鉄について~バリアフリーについて知ろう~」というテーマで、札幌市営地下鉄のバリアフリーに関する取り組みについてお話をいただきました。利用者が何気なく使っている地下鉄の各種設備などにも、健康な方のみならず、障がいのある方や高齢者など様々な方々にとって使いやすい工夫がなされていることを、実際の設備などの写真も交えながらわかりやすく説明。だれにでも優しい札幌市営地下鉄の取り組みについて学習しました。
本セミナーの後半でも、司会者による南さんへの一問一答を実施。地下鉄の歴史をはじめ、構造など多岐にわたる質問を、参加者からも回答を募りながら南さんによる答え合わせを実施。正解以上の情報を加えた回答もあり、日ごろから熱心に市営地下鉄について学習している様子が垣間見ることが出来ました。
お二方のセミナーを通じ、札幌市の移動や市営地下鉄が、使いやすいように色々と考え、方策を講じているからこそ、私たちが便利に活用できていることを再認識することが出来ました。
ワークショップ
いよいよパソコンが参加者に配布され、教育版マインクラフトを活用したワークショップを開催。序盤は講師の小林 義安先生から、まちづくりやユニバーサルデザインについてのおさらい、Well-Beingなどについてお話しいただきました。
小学1年生〜小学3年生が参加した「ジュニア部門」のワークショップでは、教育版マインクラフトの基本的な操作方法などを学んだ後に、事前に作られた仮想の札幌駅前通地下歩行空間内に、長いブロックをつくるカリキュラムに挑戦。佐賀県から本ワークショップのために来札した福島 学先生と小林先生のレクチャーのもとで、子供たちは悪戦苦闘しながらも夢中になって取り組んでいました。
小学4年生〜小学6年生が参加した「ミドル部門」のワークショップではさらに、進んで「動く歩道」を作るカリキュラムに挑戦。コマンドブロックの入力などにより、特定の動作で動く歩道としての機能が発動するようなプログラミングを体験しました。また、レッドストーン回路を活用した自動ドアのプログラミング体験など、あっという間のワークショップとなりました。
中学1年生〜高校3年生が参加した「ヤング部門」のワークショップでは、今回のワークショップ最長の所要時間となる3時間半をかけて実施。座標を意識した上での「動く歩道」制作に関するプログラミングや、立体軸を活用したエスカレーターの制作などをはじめ、各自マインクラフト内に施設等を独自に制作して発表し合いました。
ジュニア・ミドル・ヤング部門ともに参加いただいたみなさんの満足度は非常に高く、
「マインクラフトをはじめ、プログラミングについて楽しく学ぶことが出来た。」
「ぜひともこのワークショップでの体験を活かして、Minecraftカップにも挑戦してみたい」
などの感想をお寄せいただき、「第6回Minecraftカップ」につながる機会になりました。
「第6回Minecraftカップ」のエントリーは8月31日(土)まで
「第6回Minecraftカップ」は、2024年8月31日(土)までエントリーを募集中です。
全国13地区ブロック+海外地区ブロックのTOTAL14ブロックで地区大会予選~本選を実施。なお、今年のテーマは『未来を楽しむために、今できることを考えてみよう「Well-being をデザインしよう」』です。
全国大会では、各地区ブロックの代表作品を部門ごとに審査し、最優秀賞や優秀賞、奨励賞などの各種アワードが決定いたします。
みなさまの「第6回Minecraftカップ」へのエントリーをお待ちしております!