【旭川】山頂・トンネルの向こうetc…旭川人も知らない!?神居古潭の姿
※この記事は2022年10月のasatanサイトで掲載したものです。
旭川市内にあり観光スポットだという事も知っているのに、 旭川市民にとってはなかなか足の向かない神居古譚…友人と神居古潭の話をしていて
SLまでは見に行った事があるけれど、
そこから先は知らないとの事。
!!
そうなのか!?
そこから先を知らない人は多いのだろうか…
と周囲の人々にアンケートをとった所、
知らない・知ってはいるけれど行った事はないとの回答ばかり…と言う事で行って来ました、
神居古潭山頂!!
神居古潭
表の顔?
神居古潭に行く前に
まずは神居古潭についておさらい。
そもそも「神居古潭」という地名は
アイヌ語のカムイコタン(神の住む場所)の音意訳であるそう。
その昔、この地にはニッネカムイ(またはニチエネカムイ)が住んでいた。
ニッネとは「悪い」を意味し、カムイは「神」を意味する。
ニッネカムイは大きな岩を投げ込み、往来するアイヌを溺れさせようとした。
ヌプリカムイ(山の神)が岩をどかすが、ニッネカムイは怒り
ヌプリカムイと争う。
英雄サマイクルがヌプリカムイに加勢した為、ニッネカムイは逃げようとした。
が、川岸の泥に足を深く沈めてしまい、動きが止まった所でサマイクルに切り殺された。
川岸に残るおう穴群は、その時に足を取られた跡であるという。
又、周辺には「ニッネカムイの首」「サマイクルの砦」とされる奇岩が点在している。
神居古潭と言えば
やはりこの吊り橋ですね。
一度に100人以上渡る機会はなかなか無いと思いますが、
20人程橋の上で歩いていると揺れますね。
心理学の世界で「吊り橋効果」というのがあるそうです。
吊り橋の上のような不安や恐怖を強く感じる場所で出会った人に対し、
恋愛感情を抱きやすくなる…という実験結果からきているとの事。
だからと言って、気になる異性と訪れても
良い関係になれるという保証はないのでご注意!!
橋からの眺めです。
天気の良い日が続くと水位が下がりますが、
雨が続くと増水して川幅が広くなります。
吊り橋を渡ると階段が現れます。
こちらの階段、途中どうしても歩幅が合わなく
モヤモヤします。
階段を登りきると旧神居古潭駅舎と対面です。
こちらの建物の横にトイレがあります。
利用可能ですが、期間・時間に制限がありますのでご注意下さい。
(5/1〜10/31、9:00〜17:00)
中は綺麗です。
駅舎を出て少し歩いた所にSLがあります。
今年は春先からずっと看板の所がブルーシートで覆われたままです。
外し忘れなのか…破損したのか…
ここまでが誰もが知る神居古潭かと思います。
ここからは旭川人でもあまり知らない神居古潭を紹介します!!
裏の顔?
コンクリートの塀越しに「マムシに注意」のポールが何個か並んでいますが、
わかり易く注意書きの真下に居てくれました!!
こちらから近づいたり、驚かせたりしない限りは攻撃して来ません。
遠目でそっと見守る程度に留めておきましょう。
トカゲもいました♪
写真は撮らせてはくれましたが、その後すぐ逃げて行きました。
大きな岩が現れました!!
岩の横を通って進むと…
ロープがぶらさがっている!
この神居岩はロッククライミングの聖地となっているらしく、
クライミングの練習に訪れていた若者達がいました。
「こんにちは〜」
挨拶だけして先に進みます。
駐車場から見るとこの神居岩が頂上に見えるかも知れませんが、
実はまだ頂上ではありません!!
山頂に着きました!!
山頂からの眺めです。
帰りは道を変え、
左廻りのコースで下りて来ました。
左廻りの方が勾配は緩やかでしたが、
写真の様に草が生い茂り踏み跡がなかったり
水溜りを越えないとならなかったりでした。
又、左廻りの場合は神居岩の側を通る事はないです、
遠目に岩を見る事は出来ます。
SLの前から山頂までは30分前後だと思います。
大抵の方が興味はあるけれど
その先へ行かないトンネル…
トンネルの向こうはこの様に道が続いています。
20分程歩いてみましたがこの景色が続き、
先はまだ続いていました。
川でカヌーを楽しむ姿も目撃しました!!
※カヌーという言葉はカヤックを含めた「パドルを使って漕ぐ小舟」の総称。
カヌーの種類は「カナディアンカヌー」と「カヤック」に大別できます。
「カナディアンカヌー」と「カヤック」は使用するパドルのブレードによって分けられていて、
「カナディアンカヌー」はブレードが片方だけ、
「カヤック」はブレードが両端に付いています。
山の中を歩いて来るとこうなります。
暑い時でも軽装は禁物です!
駐車場から改めて。
あの岩肌の更に上まで行って来たのか〜
と余韻に浸ります。