北海道で急増中⚠ヒグマに襲われないために
山や畑だけでなく、住宅街や公園でもヒグマの出没情報・目撃情報が相次いでいる北海道。
市街地に近い山林や公園の閉鎖も増えてきていて、家族で公園に遊びに行くのもちょっと怖くなってしまいます。
キャンプやBBQなどのレジャーで山の近くに行くこともあると思いますが、「ヒグマに出遭わないため」、「ヒグマをおびき寄せないため」に気を付けるべきことについて紹介します。
知っているのと、知らないのとでは大違いです。
正しい知識を覚えて、いざという時に自分や家族の身を守れる対策をしましょう!
ヒグマに出遭わないための対策
出没情報をチェックする
山の近くに行く際は、その近隣でヒグマの出没情報がないか事前に確認しましょう。
札幌市内と近隣自治体のヒグマ出没情報は、札幌市のホームページで確認できます。
エリアごとにマップで確認できるので、一目瞭然です。
道内の市町村別の出没情報は、こちらから確認できます。
早朝や夕方はむやみに出歩かない
日中に比べて、早朝や夕方はヒグマの行動が活発になるため、遭遇確率も上がり要注意です。さらに、この時間帯は薄暗いこともありヒグマがいたときに発見が遅れ、危険な状況になる可能性があります。
霧や強雨など視界が悪い日も注意して下さい。
音を出す
声や拍手、クマよけの鈴などで、ヒグマに人の存在を知らせましょう。見通しの悪い畑などでぼ不意の遭遇を避けるためにも有効です。
クマよけの鈴は、アウトドアショップなどで気軽に購入できますので検討してみましょう。
クマ撃退スプレーを常備する
接近したヒグマの撃退法として、唐辛子成分入りのクマ撃退スプレーが市販で購入できます。安くはありませんが、いざという時にヒグマの攻撃から身を守ることができます。
グループで行動する
大人4人以上でまとまって行動しているグループに寄ってきたり襲ってきたりするヒグマは稀といわれています。グループ行動は会話が生まれ、自然とヒグマを遠ざける効果もあります。
痕跡を見つけたら引き返す
山でヒグマらしき糞や足跡を見つけたり、木や枝の爪痕などを見つけたら速やかに引き返しましょう。
おびき寄せないための対策
食べ物は捨てない・屋外に置かない
ヒグマの嗅覚は犬の数倍鋭敏とされています。においを発する食べ物はきちんと管理しましょう。生ごみだけでなく、空き缶やペットボトル、弁当の容器も要因となります。
また、食べ物のポイ捨ては、食べたヒグマが味をしめて、その後、人が来るたびに接近する癖がついてしまうこともあり危険です。
熊が好むものは撤去する
例えば家の庭になった柿や栗などの食べ物や、ハチの巣もヒグマをおびき寄せる危険性があります。放置せずに早めに取りましょう。
出遭ってしまった時の対処法
遠くにいる(100~300m)
大声を出したり走ったりせず、ヒグマの様子を観察しながら落ち着いてその場を離れましょう。100m以上の距離はヒグマの視力では静止した人は見分けられない可能性が高いです。
少し先にいる(50m)
慌てず騒がず、ヒグマを刺激しないようにゆっくりと後退しましょう。その際、背を向けて走って逃げないこと。
ヒグマが近づいてきたら
リュックや服などの持ち物をそっと置くと、気を引いて時間を稼げます。その後も距離を縮めてくる場合は、クマ撃退スプレーも有効になります。
子グマを見つけたら引き返す
子グマに近づくと、母グマは子グマを守るために攻撃してくる可能性が高くなります。不用意に近づくことは決してせず、速やかにその場を離れましょう。
事前の心構えと慌てないことが重要
正しい知識を知っておき、遭遇しても慌てず行動しましょう。