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第六回さっぽろ落語まつり 2025年札幌で開催|桂文珍・笑福亭鶴瓶・桂南光・桂二葉が豪華共演!感想レポート

第六回さっぽろ落語まつり 2025年札幌で開催|桂文珍・笑福亭鶴瓶・桂南光・桂二葉が豪華共演!感想レポート

2025年6月7日(土)札幌文化芸術劇場hitaruで開催された「第六回さっぽろ落語まつり」に行ってきました。今回は幸運にも招待券をいただき、午後の回を鑑賞することに。出演は、このイベントのプロデューサーでもある桂文珍さん笑福亭鶴瓶さん桂南光さん桂二葉さんという、関西落語を代表する豪華メンバー!なんと、笑福亭鶴瓶さんは6回の公演のうちこの回にしか出演しないという神回です!そんな神回を、落語ビギナーの私が実際に体験してきた感想をお届けします!

「お祭り」らしい活気に満ちた開演前のひととき

開演前から多くの人で賑わい、開演時間にはほぼ満席の盛況ぶり。年齢層も幅広く、落語ファンの熱量をひしひしと感じました。
ロビーにはオリジナルグッズ販売コーナーや、高座で写真が撮れる撮影スポットも設置されていて、観客の皆さんが楽しそうに写真を撮ったり、パンフレットを手にして談笑していたのが印象的です。「お祭り」という名にふさわしい、にぎやかで親しみやすい雰囲気でした。


笑点のグッズなどもありました!


こちらがフォトスポット。ちゃっかり私も撮影しました笑

いよいよ開演!口上からすでに笑いの渦! 出演順はまさかのくじ引きで

口上に登壇したのは、桂文珍さん・桂南光さん・笑福亭鶴瓶さんの3人。いわば関西落語界の重鎮たちによる漫才のようなやりとりが続き、この時点で客席はすでに笑いの渦に。
さらにこの口上の中で、なんとその日の出演順をくじ引きで決めるというサプライズが! 演者同士の絶妙な掛け合いや、くじを引いた瞬間の表情・リアクションに、思わず笑ってしまう場面が何度もありました。
こうした“予定調和ではないライブ感”もまた、落語まつりならではの魅力でしょうか。


私が鑑賞した回以外も、豪華なメンバーが集結!

豪華出演者が繰り広げる“人間味あふれる話芸”

この日の演目は以下の順で披露されました。
* 桂二葉さん
* 桂南光さん
* 桂文珍さん
* 笑福亭鶴瓶さん
それぞれの持ち味が際立っていて、どの出演者にも思わず引き込まれてしまいました。
特に印象的だったのは、本題に入った瞬間に会場の空気ががらりと変わること。本題に入る前の和やかさから一転、本題に入ると一言目が発せられた瞬間に、観客全員の意識が舞台へ集中。その緊張感と引力の強さは、まさに話芸のなせる業です。

桂二葉さん(演目:看板のピン)

若手ながら堂々としていて、勢いと丁寧さを兼ね備えた語りが印象的でした。声の通りも良く、テンポの良い展開で、客席も大いに沸いていました。女性落語家としてではなく、一人の話芸のプロとしてしっかり存在感を放っていたのが素敵でした!

桂南光さん(演目:火焔太鼓)

ベテランならではの落ち着きと情感のある語り口が魅力的。登場人物のちょっとした表情や心の機微を細やかに演じ分け、物語の想像の世界がどんどん膨らんでいくような一席でした!

桂文珍さん(演目:粗忽長屋)

軽妙洒脱な語り口で笑わせてくれる安定感はさすがの一言。世相を織り込んだユーモアに、知的な“間”が心地よく、話芸の深さに思わず聞き入ってしまいました。

笑福亭鶴瓶さん(演目:三年目)

登場するだけで場がぱっと明るくなる存在感。本題に入る前から客席との絶妙な距離感と、笑いの緩急に、知らず知らず引き込まれていきました。鶴瓶さんといえばテレビでのイメージが強く、落語はあまり想像していませんでしたが、本題に入るとその話芸にぐっと引き込まれ、存分に楽しむことができました!


終演後に演目が貼り出されていました。

3時間が“体感1時間”だった!それぞれに面白さがあって大満足

どの出演者も個性的で、それぞれに面白さがありました。ユーモアの方向性や語り口の違いを直で感じ、落語の魅力をたっぷりと味わうことができました!
公演時間は約3時間だったにもかかわらず、まったく長さを感じることなく、笑って、じんわりして、また笑って、気づけばあっという間に終演。“体感1時間”のような濃密な時間でした。


今回のパンフレットとチケット

【まとめ】初心者でも楽しめる落語イベント。来年も行きたい!

私自身、落語鑑賞はほぼ初めてでしたが、予備知識がなくても十分楽しめる内容で、笑いの中に人間らしさや温もりを感じられる、素敵な時間を過ごすことができました。
落語は普段はなかなか触れる機会の少ない“伝統芸能”ですが、現代の私たちにも深く響く魅力があるなぁと感じました。
初めての方でも気軽に参加できる雰囲気なので、気になった方はぜひ来年チェックしてみてください!グッズや写真撮影などもあり、ライブならではの楽しみ方ができますよ♪


この記事を書いたモウラー

編集部

ちーにー

おいしいものを食べて、飲んで、エネルギーチャージすることを楽しみに生きている30代。
麺類(特にラーメン)、ビール、ホッピー、そば焼酎が大好物です。