【子供盆踊り】「ちゃんこちゃんこ」じゃないって知ってた?
この話、ご存知でしょうか?
あの心躍る太鼓と笛の前奏から始まる『ちゃんこちゃんこ』と呼んで昔から親しまれている子供盆踊り、実は違うんですよ。
何が違うのか、お伝えしますね。
では、イッテミヨー!
いったい何が違うんだ?
まず最初に、お馴染みの子供盆踊りのYouTube動画を見ていただきましょう。
一発で 何が違うのかがわかります。
わかるまで目を離さずに ご注目下さい!
北海盆踊り普及連合会のお姉様が踊り方をレクチャーしてくれるものを選んでみました。
振り付けは、地域によって違うところもあるようです。自分の知ってる振り付けと同じ?など記憶を遡って お楽しみ下さい(^^)
子供盆踊り関連の動画はYouTubeにたくさんありますので、興味のある方はいろいろ探してみて下さい。
ね、違いますよね歌詞。
そう、歌詞が違うのです。あれ?ってなりませんでしたか?
私は数年前に知りました。え??!でした。
ちゃんこちゃんこじゃなくて、シャンコシャンコだったんですね。(だって周りの人みんな ちゃんこちゃんこって言ってたもんなー)
しかも、私は、「♪ちゃんこちゃんこちゃんこ ちゃちゃんこちゃん♪」と、ちゃんこを連発する ちゃんこに侵食?されたバージョンで高らかに歌ってました。全力で。
(ちゃんこちゃんこちゃんこ ちゃちゃんがちゃん、と 接続部分が''が"バージョンを推してきた方のほうが多いかも)
この間違いは、私だけではないはずです。
だって、「水曜どうでしょう」内で大泉洋さんも歌ってて、ディレクターの藤やんもうれしー(敬称略)も肯定してたもの。
知ってるわ、知らんかったの?と思われる方はゴメンなさい^^;。このまま進めさせて下さい。
本当に本当にシャンコシャンコなの?と感じた方を納得させる画像を見ていただきます。
↓↓↓これです。
子供盆おどり唄歌碑
子供盆おどり唄歌碑
- 住所
- 江別市野幌町13−13
- 営業時間
- 24時間
- 備考
- 散歩道「野幌グリーンモール」噴水近くにあります。野幌公民館の隣地です。
「子供盆おどり唄」の歌詞を見てみよう!3番まであります♪
「子供盆おどり唄」
坪松一郎作詞・山本雅之作曲
そよろそよ風 牧場に街に
吹けばちらちら 灯がともる
赤くほんのり 灯がともる
ほら 灯がともる
シャンコ シャンコ シャンコ
シャシャンがシャン
手びょうし そろえて
シャシャンがシャン
笛も流れる 太鼓もひびく
風が流れる 中空に
手びょうし そろえて ほらまわれ
ほらまわれ
シャンコ シャンコ シャンコ
シャシャンがシャン
手びょうし そろえて
シャシャンがシャン
そろたそろたよ どの子もそろた
そろてうたえば 月が出る
海の上から 月が出る
ほら月が出る
シャンコ シャンコ シャンコ
シャシャンがシャン
手びょうし そろえて
シャシャンがシャン
※2番の「まわれ」は 歌碑には「おどれ」となっています。録音時に変更したようです。再度 歌碑画像を確認してみて下さい。
これで、半信半疑だった方にも 本当の話だったと理解していただけたかと思います。
(''シャンコ''だと知った今は、なぜ''ちゃんこ''と信じてたのか?と困惑される方も多いかも。私自身がそうでした^^;)
この子供盆おどり唄歌碑は 童謡詩人の坪松一郎氏 ゆかりの地 江別市野幌に平成14年(2002年)に立てられました。
「子供盆おどり唄」は江別市発祥というわけですね。
是非 機会があったら見に行ってみて下さい(^o^)
それでは、子供盆踊りについて、少し深掘りしていきましょう。
子供盆踊りの歴史
「子供盆おどり唄」は昭和27年(1952年)に北海道教育委委員会が中心となり ''子供向けのいい盆踊りの曲はないか"ということで企画され作られたもので、北海道独自の子供用盆踊り曲として 児童文化財の一つにもなっています。
「子供盆おどり唄」(JASRAC登録上は「子供盆踊り歌」)は、作詞 童謡詩人の坪松一郎氏(昭和44年没 ) が 江別で校長だった頃に書いたものです。
作曲は童謡作曲家の山本雅之氏。
童謡歌手の持田ヨシ子さんとキング児童合唱団が歌う 楽しく明るい盆踊り唄を耳にすると道民なら「ちゃんこちゃんこ やってる!」と そわそわしてしまうでしょう笑。
(元道民なら懐かしさのあまり涙するかもネ♪ 聞けば子供時代の記憶が戻るでしょう。)
私も幼少から小学6年まで、地元や親戚宅地域の盆踊りなど あちこちで踊った楽しい記憶があります。地球1周分は踊ったかも笑。
踊り終わった後に配られるお菓子や文房具、花火などが楽しみでした。
「ちゃんこ」って、どこから来た?
子供盆踊りを歌った歌手・持田ヨシ子さんの特徴的な高音の可愛らしい声・発声から、ちゃんこと言っているように聞こえたと言うものだとか。つまり聞き間違え?!
北海道弁のおっちゃんこ=座るを表す幼児語とは関係ないようです。
※あくまで諸説の1つです
シャンコって何のこと?
子供盆踊りが作られた頃は、馬が生活の中で活躍していました。
鈴を付けた馬がシャンシャンと鳴らして歩いていた音からシャンが歌詞に使われたようです。
シャンコのコは 北海道弁(おっちゃんこ、ばくりっこなど)でよく用いられるものかな?
※あくまで諸説の1つです
ちゃんこちゃんこは実在した!
昭和27年(1952年)から広く使われていた持田ヨシ子さんによる歌とキング児童合唱団の合唱を交えたものは、43年後の平成7年(1995年)『タンポポ児童合唱団版、子供盆おどり歌』が発売された後こちらが主流になりました。
この時、シャンコシャンコは ちゃんこちゃんこ に歌詞が改変され、また1曲で8番まで歌詞がありましたが、権利者に無断で歌詞を変えたという理由から現在は廃盤となってしまい、再び持田ヨシ子さんの歌声が響くこととなったのだとか。
いろいろあったんですね。
廃盤問題後の一時期に子供盆踊りに触れた方は、ちゃんこちゃんこで合ってます。なんだか こんがらがってしまいますが、長い年月の紆余曲折として捉えましょう。揉めないでね(^^;;
以上が、【子供盆踊り】「ちゃんこちゃんこ」じゃないって知ってた?の、答えと深掘りでした。
深掘りの部分は、ネットで調べたものなのであくまで諸説の1つと思って下さいませ。
発祥が古い話で 実際のところ曖昧な部分も多いようですが、確かなことは ただ1つ!
ちゃんこでもシャンコでもいいの。子供にとって子供盆踊りは大人になっても ずっと覚えてる大切な楽しい夏の思い出なんだってことです!!
今年の夏も子供盆踊りや、大人も盆踊りを楽しめますように。let's enjoy summer!
そして私は、これからも「♪ちゃんこちゃんこちゃんこ ちゃちゃんこちゃん♪」と歌うでしょう。高らかに全力で。
では、また!
おまけ
私と同じモウラーである「移住の女神」さん達が、ちゃんこちゃんこの話題で盛り上がるYouTubeの回が とっても楽しいです。
私がすっかり忘れていた「踊りの途中で下駄を飛ばす」話をしていて、懐かしくて悶絶しました笑。やってましたσ(^_^;)えへへ
ちなみに、私の地区では 手を上げて前側におろす振り付けで、マイムマイムみたいに隣の子と手を繋いで前に突進するおだち(おだったことをする奴)が多発して、大人にマイクで怒られる事案が頻発しました。楽しかったなぁ。もちろん私もやってました。うふふ