【池田町】エゾレザーワークスさんの鹿革を使って作品を作ってみた!
鹿革の加工(個人的な鹿革の使い方)
鹿革は、軽く非常に柔軟で感触が良い革です。
その特性を活かして、つくりたいものを考えて制作しています。
鹿革を抜き型等を使い抜いて、コバ処理などをして整えていきます。
「コバ」は、革をカットした「裁断面」の事を指します。「コバ処理」とは切りっぱなしにしたコバをそのままにしておくと、革の繊維がほつれてしまって起こるトラブル「貼り合わせの部分の割れ」や「コバの黒ずみ」などを防いで、美観と耐久性を保つため、コバ処理剤等を使い、摩擦をかけて磨いていく作業です。
次にコバ処理した鹿革のパーツを丁寧に繋げていきます。
アクセントに牛革を少し繋げて、金具をつけて鹿革のウォレットチェーン完成です。
日常的に鹿革のウォレットチェーンをつけてますが、金属製のウォレットチェーンと比べて身体への負担は少し軽減したように感じます。ファッションアイテムとしても差別化できます。
鹿革の柔らかく、しなやかな特性を活かして、他の種類の革と張り合わせて使うこともできます。
牛革と貼り付けたり、熊革の床面(革の裏面)と張り合わせてみたりと、作品の表情を変えて楽しむこともできます。
鹿革のキーケース
経年変化で鹿のオイルが革に馴染んでいき深い良い表情になります。
実は革ってサステナブル
近年、SDGsの観点からフェイクレザーが多く見られるようになりました。
フェイクレザーも年々進化していて、量販店で使う安価なものから、海外メゾンブランドなど使用しています。
見た目も本革と遜色なく見える生地の値段が、本革より高価なものもあります。しかし、「加水分解」で劣化していくため、数年で廃棄する事になります。
本革はお手入れや修理をして使えば長く使用でき、脱炭素に繋がるエコな素材といえます。
鹿革はレザークラフトを楽しむ素材としてとても良い!!
レザークラフトに興味がある方、これからレザークラフトを楽しみたい!と思ってる方に、エゾレザーワークスの鹿革は、充分に満足していただける素材だと思います。しかもストーリー性もあります。
害獣駆除でいただいた命を繋ぐ意味でも価値があると思います。