【札幌】空き地で行われたファッションイベント?!「Setinn Crossing Party」
昨夏、期間限定で札幌中心部に出現した「空き地」。そこで5/31(金)〜6/2(日)に行われた、ファッションブランド「Settin」のパーティ。
アウトドアイベントが各所で行われるこの時期、食べ飲みしながら、気軽にスポーツやゲームをしたり、のんびり寝転んだりと、それぞれが自由に楽しめる「空き地」というスペースの良さを使ったパーティは、ファッション好きだけでなく、さまざまなひとが気軽に参加できるイベントでした。
空き地ってなに?どこ??
昨年7月、狸小路商店街5丁目のビル跡地に出現した「空き地」。JRAが入っていた「狸小路五丁目センタービル」が老朽化のため解体され、2025年4月に予定されている新たなビルの着工までの間、その跡地を誰もが利用できる憩いの場として提供しています。
狸小路のアーケード内から南2条通にまたがる広いスペースに、人工芝でできたイスやクッションが置かれ、寝転がったり、読書をしたり、友人とおしゃべりしたりと自由に過ごせます。
デンマーク発のブルワリー「Mikkeller Tokyo」のビールが飲めるコンテナが常設され、時期によってさまざまな飲食店が期間限定で出店したりしていますが、基本的に飲食の持ち込みは自由!
営業期間中の5月〜10月末くらいまで、映画の野外上映会やフリーライブなど、さまざまなイベントが開催されます。
- 住所
- 札幌市中央区南2条西5丁目20(狸小路5丁目)
- 営業時間
- 平日|15:00 - 23:00(L.O)
土・日|13:00-23:00(L.O)
テニスがコンセプト!ファッションブランド「Settin」
昨夏のブランドローンチから注目のファッションブランド「Settin」。2024年春のスタートに先立って行われた展示会の模様を、多くのファッション関係者がインスタグラムで紹介していたこともあり、デビューシーズンにも関わらず、すでにファッション感度の高い20〜30代を中心に人気のブランドです。
注目すべきはコンセプトが「テニス」という点。タイトフィットなものが多く、なかなかファッションとのリンクが難しかったテニスウェアのクラシックな要素を取り入れながら、ルーズフィットであったり、機能的な素材を使うことで、今の気分を感じられるテニスウェアであり、ファッションアイテムとしても成立させています。
ここ数年、人気の高いナイロンやスウェットのセットアップ、ベーシックなTシャツやショーツはもちろん、伝統と格式のあるスポーツであるテニスがコンセプトだけに、ブレザーやチルデンニットといったオフコートのアイテムも展開しています。
札幌では南3西12と中心部から外れた場所にありながらも、商品の発売日には行列ができる人気のセレクトショップ「WAKE.」で取り扱っています。
Setinn Crossing Party@空き地
前置きが長くなってしまいましたが、その「Setinn」の世界観を体感できるイベントとして開催されたのが「Setinn Crossing Party@空き地」。前述のセレクトショップ「WAKE.」とダブルスを組み、人気の飲食店も多数出店。
テニスにまつわるアトラクションも用意されていて、僕が行ったのは最終日の日中でしたが、多くの人で賑わっていました。
狸小路側は飲食&まったりスペース
狸小路側から入ると広がる人工芝のクッションやソファでは、みな思い思いに休日を楽しむ光景が。ミッケラーのコンテナでは、この日のために用意された「Hobo Brewing」によるSetinnラベルのクラフトビールも販売されていました。
隣のコンテナには、北海道出身のオーナーが東京を中心に展開するドーナツ店「HIGUMA Doughnuts」が出店。こちらは求める人たちの列が途切れないほどの盛況ぶり。
オリジナルメニューが美味しい狸小路7丁目にあるレストランバー「FORK」は、限定ジンジャードリンクで参加。休日ということで、僕はこれを焼酎で割った「ジンジャーサワー」で昼飲み。飲んだ後は持ち帰れるブランドロゴの入りのリサイクルカップが用意されていました。
また、他にも「油そば」といえば…の「米風亭」も出店。「Smooch Coffee Stand」はこの時期、中島公園内のボート乗り場に登場するトレーラーで出店していました。
南2条通側にはアクティビティ!
南2条通側から入ると、テニスボールをフェンスに挟んで会場サインを形作るという、懐かしくも粋な演出がお出迎え。ボールマシーンから放たれるテニスボールをラケットで打って的に当てるゲームや輪投げ、ヨーヨー釣りといった、大人から子どもまで楽しめるお祭り的なアクティビティが用意されていました。
会場中央にはピックルボールのコート!
今回、初めて知った「ピックルボール」。卓球よりもラケットもコートも大きく(調べたところコートはバドミントンと同じサイズ)、テニスよりどちらも小さく、プラスチック製の多数の穴があいたボールを相手のコートに打ち返す競技だそうです。
ボール速度も遅く、あまり高くバウンドもしないので、老若男女を問わず、初心者でも気軽に楽しめるコンテンツとして最適なスポーツでした。
特に時間が決まってるわけでもないのに、次にやりたい方がいると、なんとなく譲り合ってコートを使う様子も、とってもピースな感じがして良かったです。
さいごに
日中は過ごしやすい気温が続いた週末の札幌。"Crossing Party"の名の通り、特にブランドを知らない方々も、通りがかりにふらっと参加できるコンテンツを集めた、さまざまなひとたちが交差する、すてきな場となっていました。
今後もこの「空き地」を使ったカルチャーを感じられつつも、誰もが参加できるようなイベントがもっともっと増えたらなと思います。