【役所めし】早い安い美味いの三拍子揃った札幌市役所地下食堂！入り口で誘惑するアレに注意！

庶民の味方、高コスパのランチがある役所の食堂。今回紹介する「札幌市役所地下食堂」は、市役所職員はもちろん、市役所に来た取引業者や一般の市民、近隣のビジネスパーソンのお腹を満たす人気の食堂です。お昼時は入り口の外まで行列ができる人気の食堂を紹介します！

1971年の札幌市役所竣工の頃から営業を続ける地下食堂。2020年に受託事業者が変わっていますが、当時のメニューのほとんどが今も変わらず提供されています。
ちなみに、現在受託している「ユニオン給食株式会社」は、札幌市役所のほかにも、「札幌中央図書館食堂」や「JICA北海道レストラン（札幌・帯広）」の運営も行っています。

地下食堂には、市役所に入り、中央のエスカレータから降りるか2か所ある階段からB1Fに降りると南東側にあります。正面玄関からの最短ルートは、入ってエスカレータ右にある階段。降りるとすぐ食堂に着きます。

同じB1Fフロアにはお弁当の販売もしている売店やATM（道銀とろうきん）、赤ちゃん用のおむつ替え・授乳室もあります。

写真は地下食堂に11時半ごろ行った際の入り口。入ってすぐ左にメニューが並ぶガラスケースがあります。その右横には食券機です。
11時半ではまだ行列ができるほどは混んではいないですが、食券機前には人が…。

凄いのがメニューの種類！ラーメン、そば・うどん、カレーにカツ丼など多彩なラインナップ。どんな気分で訪れても何かしらにはビビッと来るはず。
さらに、一番安いかけそばがなんと390円。一番高いスペシャルラーメンやカツカレーでも650円という安さ。毎日のランチを支える食堂価格で嬉しい限り！
じっくり吟味したいですが、お昼の混雑時はどんどん人が来るのであまり悠長に迷ってはいられません。なんなら地下に降りながらどれにするかは決めておいた方が良いでしょう！

といいつつ、何十回も利用してだいたい目星をつけて食堂へ向かう私でも、ガラスケースの前までいくといつも足止めを食らってしまうのです。

なぜならアレが誘惑してくるから…。


アレの正体、


それは、

６種類の日替わりメニュー!!

肉系のすずらん定食・時計台定食に、おさかな定食、さらにはチャーハン・ラーメン・そばまで日替わりが揃うこの布陣。
どのカテゴリで攻めるか目星をつけて臨んでも、全方位に敷かれたこの鉄壁の布陣の前では足止めを食らってしまうのです。そして背後からは食券を求め次から次へと降りてくる人…。

結果、100％の答えを出せないまま流れに飲まれ、食券機の前に行ってしまうのです。

食券機に並んだときには、目の前が

これくらい渦巻くくらいには混乱させられているのです…。

こちらは、カツカレーの気分で行ったのに、まんまと誘惑に負けてしまった日の「時計台定食（鶏唐揚げ黒胡椒風味）」570円。
お盆とともに食券を出した5秒後には、もうこのトライアングルが完成された超高速提供。5つのから揚げにピリリと胡椒の効いた甘酢ダレはご飯が進む。付け合わせのポテサラ、トマト、キャベツのバランスも良し。誘惑に負けたけど後悔はない！早い、安い、美味いとは正にこのこと。

こちらは、たまにはいつも食べないメニューを選んでみようと蕎麦に目星をつけて挑んだ日。6種類の日替わりメニューを目の前にした私は、混乱とともに食欲を掻き立てられてしまう。
迷った挙句、二日酔いの日によく頼む自分的には定番の辛味噌ラーメン630円に、「なんか物足りないかも…」とお得なセットおにぎり100円を追加してしまい、ヘルシーな蕎麦とは真逆の炭水化物セットを生んでしまった。濃厚でちょうど良い辛さのスープにひき肉とちぢれ麺が絡んで最高。残ったスープとおにぎりを一緒に食べると満足感も十分。男性には特におすすめしたいセットだ。

これでは、何十回通おうと、蕎麦を頼む日は来ないんだろうなと思う…。

忙しい仕事の中、限られた時間でランチを済ませないといけない市役所職員であれば、ほぼ毎日この食堂を利用することになるのだろう。そんな中でも毎日飽きずに楽しんでもらおうという食堂の優しさが、日替わり6種類を提供し続けているのかもしれない。
数十回程度来ただけの私には、誘惑に邪魔されて思い通りのメニューが選べないのは当然か。


と、大きな窓から見えるこの庭園を眺めながら思うのだった・・・