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【比布町発】黄身も白身もぷるんぷるん!安心・安全・新鮮!こだわり卵「かっぱの健卵」の秘密

提供:北海道比布町

【比布町発】黄身も白身もぷるんぷるん!安心・安全・新鮮!こだわり卵「かっぱの健卵」の秘密


「かっぱの健卵」というユニークな名前は、旭川にある「かっぱ村」という陶芸の神社が由来。かっぱを愛してやまなかった陶芸家がこのあたりの土を使って作陶した名残なのだそう

箸でつまんでもなかなか崩れない​はち切れんばかりの濃い黄身、ぷるっぷるに跳ね返ってくる弾力のある白身!ひと目見ただけで新鮮さが伝わってくるツヤッツヤの見た目

そんな美味しそうな卵があると聞いたら、卵かけご飯好きの皆様も、きっと一度は食べてみたくなりますよね?

今回は、旭川のすぐお隣、比布町で長年愛され続けているブランド卵、「かっぱの健卵」を作っている有限会社大熊養鶏場さんにお邪魔してきました!

商品誕生から25年以上にわたり、町内外の多くのリピーターの心を掴んで離さないその人気の秘密に、ぐぐっと迫ります!

町の自販機も大人気!知る人ぞ知る「かっぱの健卵」


自動販売機の設置場所は、レストラン「紙風船」敷地内と、大熊養鶏場の2箇所。商品はプラスチックパック入りのものとネット入りの2種類を販売しています(ともに15個入り)

大熊養鶏場がある比布町内には、「かっぱの健卵」の自動販売機が2箇所も設置されていて、町のちょっとしたランドマーク的存在。週末には1日に3~4回も補充が必要になるほどの売れ行きで、地元の方はもちろん、町外からもその確かな味を求めて、多くのお客さんが足を運んでいます。

それほどまでに多くの人を惹きつけるかっぱの健卵とは、一体どんな卵なんでしょう?

家族3代で守る養鶏。いい卵づくりは、元気な鶏づくり


代表取締役の大熊勝幸さんはラーメン好きでもあり、同社の社長ブログにもラーメンが度々登場。有名ラーメン店にもかっぱの健卵が採用されているのだそう

大熊養鶏場は、創業から60年以上の歴史ある養鶏の老舗で、現在、養鶏場を切り盛りしているのは、3代目で代表取締役の大熊勝幸さん。もともとは自衛隊のご出身というちょっと意外な経歴の持ち主で、お父様の体調が優れなくなったことをきっかけに、家業を継ぐため養鶏の仕事をはじめられました。

養鶏場では、パートさんと大熊さんのご家族を中心とした少数精鋭で、一日になんと1万5千個から2万個(!)もの卵を生産しています


驚いたことに鶏舎は気になる匂いも全くなく非常にクリーンで衛生的。いい卵を作るには、鶏にとってもストレスのない快適な飼育環境が欠かせないのだそう

養鶏場で一番大変な仕事は、鶏の観察だと大熊さんは話します。実は、鶏はとってもデリケートな生き物。体調が少しでも悪いとすぐに水や餌を食べなくなったり、大切な卵を産まなくなってしまうそう。だから、毎日欠かすことなく一羽一羽の状態を隅々まで巡回して、丁寧に確認することが何よりも重要なのです。

さらに温度にも敏感で、暑すぎると卵が小さくなってしまうため、鶏たちが常に快適に過ごせるように日中も2~3回は鶏舎を見て回り、鶏舎の温度を細かく維持する工夫も必要です。手間暇はかかりますが、その分たちが元気で機嫌が良くいてくれると、美味しい卵をたくさん産んでくれるのだそうです!

試行錯誤の末にたどり着いた、こだわりの卵


毎日1万5千個から2万個も生産される卵のパック詰めはなんとすべて手作業!取材時は2名のスタッフさんが手際よく作業を行っていました

大熊養鶏場さんでは、以前は5万羽もの鶏を飼育していた時期もあったそうですが、平成10年頃から白い卵を産む通常の鶏はやめて、鶏の数を1万5千羽にまで減らし「かっぱの健卵」の生産に専念することにしたそうです。

それは、ただ量をたくさん作るよりも、質が良く、本当に美味しいと自信を持って言える卵を作りたいという、強い想いがあったからなんです。


かっぱの健卵は道内各地に出荷されていて、自販機以外にもオンラインショップでも販売しているほか、旭川のスーパーや道内の一部きたキッチンなどでも取り扱っています

実は、今では旭川市内のスーパーを中心に販売されていますが、発売当初は名前も知られずなかなか売れない苦労の時代がありました。価格が安い卵が主流の時代に、価格面で不利だったかっぱの健卵は販売に苦戦したそうです。

しかし、味には自信を持っていた先代は「とにかく食べてもらえさえすればわかってもらえる」と信じ、毎日採れたての卵を試食で配るなど地道な努力を続けた結果、徐々に口コミでその美味しさが評判となり、現在では養鶏場まで直接買いに来るお客さんもいるほどになったそうです。

美味しさの秘密はエサにあり!「かっぱの健卵」のこだわり


エサは現在の配合にたどり着くまでには長い年月をかけた試行錯誤があったそう。エサは化学物質や毒となるものを一切排除し人間が食べても安全なものだけを使用しています

多くの人に愛される「かっぱの健卵」。その美味しさの最大の秘訣は、何と言っても独自配合のこだわったエサ。「人の体に入っていくものだからこそ、私たちが食べても害のないものを鶏に食べさせることで安心・安全な卵を作っているんです。」と、大熊さん。

一般的なエサにはトウモロコシに魚粉や貝殻、米ぬかなどを与えることが多いのですが、大熊養鶏場では長年の研究により独自の配合を実現。大豆の粉などのほか、EM菌という微生物を加え24時間発酵をさせることによって卵特有の生臭さを抑え、濃厚でクセがない味わいを実現。卵本来の甘みもいっそう増すそうですよ。


「EM菌を食べさせることで鶏が本当に健康になるんです。何よりも鶏が健康でなければ良い卵は決して生まれません」と、大熊さん。鶏が食べているもので卵の味が決まるからこそ、エサひとつにも徹底的なこだわりと惜しみない手間がかけられています。

実際に、「かっぱの健卵」を食べた人からは、「実は今まで卵が苦手だったんだけど、この卵は本当に美味しく食べられた」という嬉しい声もたくさん届いているそうです。

ぷるんと弾ける!やっぱりオススメはシンプルな「卵かけごはん」!


一般的な卵は水分が多いため黄身が崩れやすい。黄身が掴めるほどの弾力があるのは良質な卵の証なのです

「かっぱの健卵」最大の特徴はその鮮度と濃厚な味わい。ご覧の通り、黄身の弾力がとにかくすごいんです箸で持ち上げてもなかなか崩れないほど。そして、白身もまたぷるぷるとすごく弾力があるんですよ。特に、炊きたてのご飯にかけていただく卵かけご飯にすると、その格別な美味しさが際立ちます!


かっぱの健卵があれば、食欲をそそるほどにハリ・ツヤあふれる魅力的な卵かけご飯が完成します。あとは醤油をかけるだけ!

また、シンプルな卵焼きもオススメ。調味料を控えめにして焼き上げると、卵本来の持つ風味とほんのりと口元に届く甘みが楽しめます。素材の味わいが楽しめて、普段何気なく食べている卵焼きが、ちょっとしたご馳走に変わります。

「この卵を食べたら他の卵は食べられない」と言われるブランドを目指して


卵づくりについて丁寧に説明いただいた大熊さん。その静かな語り口には品質への妥協なきこだわりが溢れていました

これからどの様な卵づくりを行っていきたいですか?と質問すると、大熊さんは「とにかくお客さんに美味しく食べて欲しい。いい卵を作るために、鶏の世話を真面目にやっていきます」と話してくれました。品質に真っ直ぐな姿勢からは、「とにかく一度、この『かっぱの健卵』を食べてみて欲しい!」という熱い想いが伝わってきます。

比布町で、手間暇を惜しまずに愛情たっぷりに育てられた絶品卵の「かっぱの健卵」。その濃厚な味わいを、ぜひ一度試してみてください。きっと、いつもの卵料理が、ちょっと特別なものに変わりますよ!


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