釧路グルメの隠れた主役！地元民が通うB級グルメ「泉屋風ピリ辛」の魅力とは？

仕事でもプライベートでも年4〜5回訪れる釧路。釧路といえば、炉端焼き、釧路ラーメン、ザンギ、竹老園のおそば、さんまんま、勝手丼などなど、思いつくものがたくさんあると思いますが、私が釧路に行ったら必ずといっていいほど食べる一品…それは、釧路の食文化を支える老舗洋食店「泉屋」の“有名なあれ”じゃない一品なのです。

「釧路」と聞いて「スパカツ」を思い浮かべた方も多いでしょう。この独特な郷土料理スパカツの発祥となった「泉屋」は、昭和34年（1959年）創業の、釧路を代表する老舗洋食店。熱々の鉄板の上に山盛りのミートソーススパゲティ、その上にポークカツレツがのっているのが特徴です。

そして、注目すべきは、このスパカツが、2023年に文化庁が日本の食文化を継承するために選定した「100年フード」に認定されたこと！これは釧路の味として、正式に国からお墨付きをもらったという証です。観光客だけでなく、地元民からも変わらぬ人気を誇る、釧路の宝ともいえるスパカツ発祥のお店「泉屋」が、ご紹介したい一品があるお店です！

泉屋は現在、釧路市内に2店舗を展開しています。

私がよく行くのは、スケートリンクのすぐそばにある泉屋ソロ鳥取店。
「釧路アイスアリーナ」というスケートリンクから徒歩3分ほどの場所に位置していて、アイスホッケーの試合観戦の前後に行くことが多いです。今回も試合観戦の前に堪能してきましたよ〜！

泉屋の鉄板スパゲティは、寒いリンクでの試合観戦前後に食べるにはもってこいなのです！内臓から温めてアイスホッケーの試合観戦をするのが、私の中では釧路の定番です！

お店の入り口前には食欲をそそるショーケースがあります。実物大の食品サンプルが並び、メニュー選びの参考になります。常連でもこのショーケースを見るとつい迷ってしまうほどの魅力的なラインナップ…私が食べたいものはほぼ決まっているのですが、このショーケースにいつも惑わされるんですよね…

店内に入ると、事前に券売機で注文（総本店は券売機ではなく、席で店員さんに注文するスタイルです）。特に外国人観光客の方々にとっては、言葉の壁を感じることなく注文できるという利点があります。食券を購入後はスタッフが席へ案内してくれるので安心です。

泉屋といえば「スパカツ」が有名なので、「スパカツ」を注文する方が多いかと思いますが、ぜひ食べてほしいのが…

「泉屋風」（1,030円）
もしくは
「泉屋風ピリ辛」（1,080円）

この泉屋風は、キャベツ、にんじん、ピーマン、玉ねぎなどの彩り豊かな野菜と厚切りのハム、そして炒り卵が入っている塩味のスパゲティです。
野菜のシャキシャキとした食感と、炒り卵が絡んだ塩味の麺が絶妙なんですよね〜。一度食べたら忘れられない味わいです。

私は写真を見るだけでもよだれが出そうなくらいこの泉屋風が大好きなのですが、ここ2〜3年で、もっと好きになったメニューがありまして、特にこちらをおすすめしたい！！

それがこの「泉屋風ピリ辛」です！！

泉屋風ピリ辛は、ノーマルの泉屋風に鷹の爪が入ったピリッと辛い塩味のスパゲティ。さらにアクセントとして、ニンニクも入っているのですが、それがまたおいしい！！大人の味わいに進化しています。

鷹の爪もニンニクも割とたっぷり入っていて、ノーマルの泉屋風とはまた少し違った味を楽しめるのが、この泉屋風ピリ辛です。寒い釧路の気候にも合い、やみつきになる美味しさです！！私はもう10年以上泉屋風一択でしたが、泉屋風ピリ辛のおいしさに気付いてからは、泉屋ではこのどちらかの二択になっています！

泉屋の魅力はスパカツだけにとどまりません。というかスパカツだけではもったいない！スパカツじゃないほうのおすすめメニュー、泉屋の隠れた逸品をご紹介します！

私の大好きな泉屋風以外にも
・ピカタ（甘口のナポリタンの上に薄焼きの卵がのっています）
・ミラノ風（醤油味のスパゲティに生卵がのっています）
など、泉屋には魅力的なメニューがたくさん！！

そして、実はスパゲティ以外にもハンバーグや海老フライ、カニコロッケなどが食べられるセットメニューもボリューミーで美味しいんですよね。

確かに泉屋は「スパカツ」発祥のお店であり、釧路を代表するB級グルメの聖地です。しかし、長らく愛されている老舗洋食店として、その魅力はスパカツだけじゃないんです！中でもおすすめの「泉屋風ピリ辛」は見逃せない…いえ食べ逃せない一品です！

泉屋といえば、どうしてもスパカツに目がいきがちかと思いますが……ぜひ他のメニューも堪能して、あなただけのお気に入りメニューを見つけてみてください！！