百合が原公園「LiLiLi」カフェがパパママの救世主的スポット！どんぐり･丸美珈琲･アルトラーチェのコラボメニューも楽しめる

子どもと一緒に公園に遊びに行くのは楽しい。けれど、本音を言えば「ちょっとでいいから、何も気にせずコーヒーを飲む時間がほしい…」と思う瞬間、ありますよね。

2025年10月25日に札幌市北区・百合が原公園の中に新しくオープンした交流施設 「LiLiLi（リリリ）」 は、そんなパパママの願いも叶えてくれる場所でした。北海道を代表する人気店とコラボしたカフェメニューに、大きな窓から広がる四季の景色。

さらに、毎週火曜・金曜にはシッターさんが常駐していて、3ヶ月〜未就学児を30分500円で預けられる 一時預かりサービスまで。早速、実際に行って感じた魅力を紹介します。

百合が原公園の南西側エリアに新しくできた「LiLiLi」は、カフェ＋学び場＋交流広場 が一体になった、全世代型のコミュニティ拠点です。札幌市初の Park-PFI制度を使って整備された新施設で、公園の新しいにぎわいをつくる拠点として誕生しました。

百合が原公園自体は敷地面積25.4haある公園ですが、「LiLiLi」の目の前に駐車場も隣接しているので、広い公園を歩かないで利用できます。「LiLiLi」の建物は、真ん中に通り抜けられる通路があり、その左右に屋内施設があります。

駐車場から見て左が今回ご紹介する「カフェ」。右がフリースクール、学習支援、レンタルスペースとして展開する「学びのかまくら」です。

カフェは、窓側10席、4人掛けテーブルが5卓、奥には子どもをシッターさんに預けて見守りながら座れるカウンター席が8席ほどあります。

そして、このカフェの魅力の一つが「北海道の人気店が一度に楽しめる」 というところ。

「どんぐり」と共同開発したオリジナルフォカッチャサンドは、ふわっと軽いフォカッチャに、野菜と具材がしっかり挟まったサンドのほかにスイーツ系など計10種。毎日10:00 / 11:30 / 13:30 / 15:30の4回、75個ずつ焼き上がる限定メニューで、人気のため、おひとり様3個までの個数制限がありました。

筆者が伺った平日の10時の回もたくさんの方が限定フォカッチャを求めて並んでいました。

あわせて注文できるドリンクは札幌の人気店「丸美珈琲店」がセレクトしたスペシャリティコーヒー。甘いものが食べたい方や子どもには「アルトラーチェ」監修のジェラートも購入できます。

筆者は、フレンチトースト風フォカッチャとホットカフェオレを頼んで窓側の席を利用しました。ふわっとした生地で小麦の味が広がる甘いフォカッチャとカフェオレがベストマッチ。ホッと一息付けます。

伺った日はあいにくの雨でしたが、大きな窓からは百合が原公園が見えます。天気が良い日は、季節ごとの景色を眺めながら過ごせる心地よい席です。カフェ内はWi-Fi完備、カウンター席には電源も設置しているので、ワークスペースとしても利用できます。

ちょっと自宅では集中できない時のリモートワークスポットとしても有効です！

そして、ビックリしたのが一時預かりサービスの「Sottoオアシス」。
毎週火曜・金曜にシッターさんが常駐しており、3ヶ月〜未就学児までを、30分500円で預けられます。子どもと一緒だと、どこに行ってもどこか気を張っていないといけないですが、LiLiLiの一時預かりサービスは、その“見えない緊張”を30分単位でオフにしてくれます。

対象の子どもの兄弟なら小学生低学年までは一緒に利用可能で、専用のLINEアカウントから事前予約も可能。カフェ内であれば近い席でなくどの席でも良いとのことです。

例えば、30分あれば——
・夫婦で向かい合って、ちゃんと話をする
・友達とゆっくり近況報告をし合う
・ひとりで窓の外を眺めながら、コーヒーを飲む
・パソコンを開いて、急ぎの仕事を片づける
なんてこともできますね。

子どもと過ごす時間ももちろん大事ですが、「子どものことを考えなくていい時間」も、親にとっては同じくらい大事だと思うので、まさに全世代型のコミュニティ拠点であり、とてもありがたいサービスだと思いました。

カフェはあまり広くないですが、入り口に車いすやベビーカーを置くスペースが確保されています。トイレにはおむつ替えスペースも完備されています。

「LiLiLi」の外には、どんぐりのもったいないBOX冷凍パンの自販機も。この日はすべて売り切れだったのが残念。

子どもと過ごす時間はかけがえのないものだけれど、たまには息抜きしたいのが本音。百合が原公園の「LiLiLi」は、北海道を代表するおいしいものを味わえて公園の四季を感じながら過ごせて、子どもを預けで自分の時間も持てる、そんな子育て中のパパママの救世主的スポットでした。