【白老】ウポポイ 民族共生象徴空間へ行ってみた!~part2
こちらは「【白老】ウポポイ 民族共生象徴空間へ行ってみた!~part1」の続きですので、まだpart1を見ていない方はそちらも是非ご覧くださいね♪
前回ご紹介したエントランスから入場ゲートをくぐっていくと・・・目の前には『国立アイヌ民族博物館』がどー-んと現れます。
(博物館入場には整理券が必要なのでご注意を!)
エリアも広いし想像以上に見どころたくさんでした。
今回は以下の写真赤枠部分で見聞きしたことをご紹介していこうと思います!
ウポポイについて詳細はこちら
https://ainu-upopoy.jp/
工房
博物館に入れる時間まで他の施設を回ります。
最初は工房に行ってみました!中に入ると工芸家の方が木彫りや刺しゅうをしており、その姿を直接見ることができるのが新鮮!また作成された多くの作品も展示されているので近くでじっくり見ることができます。彫刻や刺しゅうの細かさに技術の高さを感じます・・!
また、こちらの場所では“刺繡体験” “木彫体験” をすることができるのです。(別途料金と予約が必要です)
矢の素材も説明もありました。
ゴールデンカムイの主人公アシㇼパが使っていた矢も同じ素材だったのかなぁ~?と考えてしまいます笑
こういったものすべてが身近な自然の素材から作り出せることがすごいですよね。。
外にはイタオマチㇷ゚(板綴舟:航海に使用していた舟)が飾られています。
伝統的コタン
続いてコタンに向かいます!コタンとはアイヌ語で“集落”という意味で当時アイヌ民族の人々が作ったチセ(家屋)を再現した建物が並んでいるエリアになります。
奥3棟のチセ内は中に入ることができ、それぞれプログラムが用意されています。
今回は「ポン劇場」を見学!ファミリー向けということですが、大人でもOKとのことだったので入ってみます 笑
こちらでは紙芝居を通してアイヌ民族の暮らしをわかりやすく紹介してくれて、大人でも十分楽しめます!帰りにステッカーも貰えてハッピーです 笑
お話も楽しくて、語りをされていた方も声とっても素敵でした。
あと、個人的に室内にひかれていた絨毯めっちゃかわいいのでほしいな~って感じでしたね。
ウパㇱクマ(語り伝える)
ポン劇場が終わった後、コタン広場でウパㇱクマが行われていました。ウパㇱクマとは語り伝えるという意味。
当時実際に行われていた仕掛け弓の設置の仕方について詳しくお話を聞くことができました。
(写真はかなり引きのトゥレッポん越しで撮ったのしかなく、、わかりづらくてすみません・・汗)
狩りをする際に使用されていた仕掛け弓がどんな素材でつくられているのか、どういう風に使用するのか、仕掛けるコツなどをお話されていました。
獲物を確実に仕留めるのには、経験と技術で罠の調整しているのだとか。。
自然のものから道具を作り出す知恵と狩りの技術、ほんとすごいです。
国立アイヌ民族博物館
本日のメイン、国立アイヌ民族博物館に入場できる時間になりましたので行ってまいりました!
2階に上がり基本展示室に入っていきます。
展示は6つのテーマに分かれていてアイヌ民族の暮らし・言葉・道具・交流など、当時の暮らしや文化を知ることができるようになっています。
展示と併せて、映像も流れているので当時の状況や道具の使用法や儀式などをより詳しく学ぶことができるのです。
こちら、ゴールデンカムイでもアシㇼパが大事に持っていました。
“マキリ”は父(ウイルク)が彫ったものですよね。
数多くのマキリ(小刀)が展示されていましたが見れば見るほど細かく繊細で美しい木彫。
見惚れます・・・。
こちらは “ござ” の展示。
アシㇼパのフチ(おばあちゃん)の家にもゴザ編み機が描かれていました。(実物が見られてうれしい!)
ござは敷物として使うだけではなく壁にはりめぐらせたり、外で穀物を干すときになどにも使用されていたりと様々な用途があるそうです。
きれいな模様が施されていますね、かなりサイズが大きいので1枚完成されるのにすごく時間がかかりそう。。
基本展示の他にも特別展示室がありますが期間で変わるので、気になる展示が開催されるときに行ってみるのがいいと思います!
1階に下ります!下には図書館や売店、シアターがあり、ショップでは各地の作家さんが作成されたアイヌ民族の工芸品などを購入することができます。
またシアターではアイヌ民族の歴史や文化をわかりやすく解説してくれるムービーを上映。展示と併せてみることで理解が深まります。博物館見どころ満載でした。
今回は漫画でみたことある!というようなものが盛りだくさんだったので終始ワクワクしていた私でした。
まだご紹介しきれていないエリアはpart3に書いていますので、そちらも一緒にご覧くださいね!