
【札幌】北海道立近代美術館「ポケモン×工芸展」レポ|伝統工芸の技でポケモンが命を宿す2026年必見の展覧会
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2026年6月21日(日)まで、札幌の北海道立近代美術館で開催されている「ポケモン×工芸展 ―美とわざの大発見―」。人間国宝から注目の若手まで、日本を代表する工芸家たちが本気でポケモンに挑んだ奇跡の共演を詳しくレポートします。
なお、本記事には会場で展示されている作品写真が多く含まれます。「まずは予備知識なしで実物を楽しみたい!」という方は、ぜひ本展を訪れた後に、答え合わせとしてこの記事をチェックしてみてくださいね。
圧倒的な迫力!工芸の技で生命を吹き込まれたポケモンたち
金工作家の吉田泰一郎氏の手による「ミュウツー」は、小さな鋼の破片をびっしりと表面に覆って作られており、まるで今にも動き出しそうな圧倒的な存在感。ブースターやシャワーズといったイーブイの進化系たちも、キャラクターとしての可愛らしさを超え、一種の「神々しさ」すら感じる仕上がりでした。
また、今井完眞氏の「フシギバナ」は、陶芸特有の重厚な質感で皮膚の質感を表現しており、その迫力に圧倒されました。
緻密な意匠に驚愕!陶磁器や漆器に隠れたポケモンたち
一見すると伝統的な名品のように見えますが、じっくり観察すると隠れた遊び心に気づかされます。葉山有樹氏の作品「森羅万象ポケモン壺」を間近で見ると、その細密な描写に言葉を失います。驚くことに、この小さな壺には500匹を超えるポケモンが描かれているそうです。私は「ミミッキュ」と「バタフリー」しか見つけられませんでした!
螺鈿(らでん)や蒔絵を駆使した漆器作品は、光の角度で表情を変え、ポケモンたちの神秘性をより一層引き立てます。
池田晃将氏「未知文黒御影茶器」アンノーンをモチーフ
池田晃将氏「電線高官中次」サイバーな雰囲気の中でゼニガメ、フシギダネ、ゼニガメが通信交換されている様子を表現
池田晃将氏「光晶亀甲飾箱」テラパゴスの甲羅をモチーフ
テキスタイルデザイナーの須藤玲子氏による「ピカチュウの森」です。レースで形作られた無数のピカチュウが天井から吊り下げられており、黄色い光の中に包まれる体験は、大人も子どももワクワクすること間違いなしです。
ピカチュウの森
ピカチュウの森(拡大)
ピカチュウの森(切り絵)
ピカチュウの森(パーツ)
暮らしに息づく美。ピカチュウが彩る器や着物の世界
大きな造形物だけでなく、日常の「器」や「布」に落とし込まれた作品もありました。ピカチュウが描かれた湯呑みや、ポケモンたちの姿が繊細に染め上げられた着物など、私たちの生活に近い工芸品も数多く展示されています。ポケモンの世界観を伝統模様の中に遊び心たっぷりに取り入れている姿は、見ているだけでワクワクが止まりません。
桑田卓郎氏
桑田卓郎氏
桑田卓郎氏
桑田卓郎氏
全作品撮影OKで思い出をシェア
うれしいポイントは、会場内の全作品が写真撮影可能(フラッシュ・動画・三脚等は禁止)であることです。実際に鑑賞してみて驚いたのは、カメラを通すことで肉眼では見落としていた細部の輝きや影の美しさに改めて気づけることでした。撮影した写真は、ぜひハッシュタグを付けて思い出と一緒にシェアしてみてください。伝統工芸をぐっと身近に感じられる、この春おすすめのお出かけスポットです。
- 住所
- 北海道立近代美術館(札幌市中央区北1条西17丁目)
- 備考
- 開催日時|
前期:2026年4月25日(土)〜5月24日(日)
後期:2026年5月26日(火)~6月21日(日)
9:30〜17:00(入場は16:30まで)
※前期後期で一部展示替えあり
休館日|月曜
観覧料| 一般 1,700円 / 高大生 1,000円 / 小中生 600円(税込)

