【広報さっぽろ】冬の地震に備えよう
札幌市広報課が「広報さっぽろ11月号」の中から注目の情報をピックアップ。
今のうちに確認しておきたい、冬に地震が発生した場合の行動や必要な備蓄品について紹介します。
冬の札幌で地震が発生した時は?
札幌市では、季節・時間帯、地震の発生場所によって状況を分け、建物や人への最大の被害を予測しています。マグニチュード7.2の地震が起こると、市街地の約7割で震度6強か震度7の揺れを観測すると予測されています。
地震が発生した時は、まずは倒れてくる家具や落下してくる物から身を守り、揺れが収まったら「立ち退き避難」をするか「在宅避難」をするか判断しましょう。
立ち退き避難
自宅に損壊がある場合や、周りで火災やガス漏れが起こっていて、自宅にとどまるのが危険な場合は避難場所へ行く「立ち退き避難」をしましょう。
避難場所に行く前には、自宅の火災を防ぐために必ず電気のブレーカーを落とし、ガスの元栓も閉めましょう。
冬のポイント~寒さや雪の危険を減らす
・避難場所での防寒対策として、上履きや防寒着、カイロなどを持っていく
・余震で雪やガラス片が落下してくる危険があるので、できるだけ建物のそばは通らない
・避難中に雪で衣服がぬれてしまったときのために、着替えをポリ袋などに入れて持っていく
在宅避難
周りに危険がなく、十分な備蓄や防寒の準備がある場合は自宅で過ごす「在宅避難」ができます。避難所で過ごすよりも、感染症にかかる可能性や慣れない環境での共同生活のストレスも減らせます。
冬のポイント~電気やガスの停止に備える
電気やガスが使えない間も寒さをしのぐには、防寒用品や温かい食事の準備が大切です。水や日用品などの一般的な備蓄品に加えて、以下の物を用意しておきましょう。
・電源不要のポータブルストーブ
・カセットこんろとガスボンベ
・レトルト食品や即席麺
・湯たんぽ
・使い捨てカイロ
・タイツや腹巻きなどの肌着
・ウールなどの保温性がある素材の靴下や手袋
・ニットの帽子
・防寒着
・毛布やアルミ製保温シート
日頃から情報収集を
災害の発生時に慌てないために、避難所の場所や避難が必要な目安などを確認しておきましょう。災害時の行動や備えなどを詳しく紹介しているさっぽろ防災ハンドブックや避難所の場所を確認できる防災アプリ「そなえ」などを参考に、冬の地震に備えられているかを考えてみましょう。
広報さっぽろ11月号で詳しく紹介しています
広報さっぽろ11月号では、他にも、さまざまな情報を掲載しています。
・誰もがつながり合う共生のまちづくり~条例の素案にご意見を
・クローズアップ!(マイナ保険証のご利用を)
・札幌市職員の給与と人事
・市議会の動き
・イベントカタログ(趣味・教養の講座や子ども向けのレジャーなど、厳選したイベント情報を紹介)など