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【手稲区】ていねの魅力を「まるごと」味わう一日 とくダネ手稲主催 「第6回まるごと手稲マルシェ」に行ってみた!

【手稲区】ていねの魅力を「まるごと」味わう一日 とくダネ手稲主催 「第6回まるごと手稲マルシェ」に行ってみた!

10月も後半に突入。手稲山の頂がうっすらと雪化粧を始めました。澄んだ空気と冷たい風に秋の深まりを感じる季節、札幌市手稲区ではおなじみの地域イベント「第6回まるごと手稲マルシェ」が開催されました。


「まるごと手稲マルシェ」は手稲の魅力をまるごと詰め込んだおまつりイベント!


寒空の中でも来場者がたくさん詰めかけました

「まるごと手稲マルシェ」は札幌市手稲区の“まち・ひと・もの”の魅力をぎゅっと詰め込んだ「地域マルシェ」です。手稲の情報発信・イベント企画を行う「とくダネ手稲」が主催しており、地元商店や飲食店、ハンドメイド作家、大学、団体が一堂に会し、世代を超えて人々が集うイベントとして地元民にすっかり定着しています。

今回は北海道科学大学との共催ということもあり、学びと遊び、そして地域文化が融合したにぎやかな1日となりました。むずかしいことはナシ、簡単にいうと地元のおまつりです!もちろんだれでもウェルカム!!出店者もお客さんも気さくに交流できる、心あたたまる地域イベントです。


お外でランチする家族連れも キッチンカーには行列が

第6回は10月23日「手稲山の日」をみんなで祝うというテーマ

手稲といえば、札幌市民にとってもおなじみのシンボル・手稲山。標高1023mにちなみ、10月23日は「手稲山の日」として制定されています。マルシェの開催日はその直前、10月19日。まさに「手稲の秋」を祝うお祭りにぴったりのタイミングです。

会場となった北海道科学大学のキャンパスには、朝から多くの人が訪れ、焼きたてのマフィンやコーヒー、雑貨など、色とりどりのブースがずらり。キッチンカーが立ち並ぶ中庭からは香ばしい匂いが漂い、ステージからはダンスミュージックが鳴り響いています。天候は秋らしく気まぐれで、時おり小雨がぱらつく場面も。それでも、傘を片手に大勢の来場者が訪れていました。毎回約1500人ほどの動員になるそうです。


かわいらしいキャンドル ていぬくんもいます!


ブロワーで的あてする便利屋さんの出展


激渋クラッシックカーの展示

親子で楽しめる「キッズコーナー」が大人気!

科学大の図書館内では、手稲区内の児童会館が主催する縁日コーナーが開かれ、くじ引きや的あて、けん玉など、懐かしい遊びがずらり。会場には子どもたちの歓声が響き渡り、親御さんたちもニコニコ顔。筆者の娘(小1)も夢中で参加し、けん玉を成功させた瞬間には「できた!」と大喜び。粘土で作る「ハロウィンパフェ」のワークショップでは、カラフルな粘土を使って自分だけのスイーツ作品を作っていました。

ステージエリアでは、地元のバレエスクールやバトントワリングチームが日頃の練習成果を披露。音楽に合わせて軽やかに舞う姿に、観客席からは大きな拍手が送られていました。娘も目をキラキラ輝かせて食い入るように観賞していました。

そして、イベントを盛り上げてくれたのが、手稲区の人気キャラクター「ていぬ」と、北海道科学大学のマスコット「かがくガオー」。2人(匹?)が会場をねり歩くたびに子どもたちが群がり、一緒に記念撮影をしたい方々で長蛇の列ができていました。

極めつけは、「お菓子まき」!ステージ上からキャンディやチョコレートが一斉にバラまかれると、子どもたちは歓声を上げて駆け出します。娘もその中に飛び込み、私の手を引っ張りながら懸命に拾っていました。結果は5個ゲット。笑顔と笑い声があふれる、まさにお祭りらしいひとときでした。


科学大の図書館 「とことんひらこう」の大学のスローガン通り、みんなにひらかれた素晴らしい空間


児童館主催のくじ引き 5等で指輪型の風船が当たりました


スタンプラリーは意外な場所にあり、探すのに一苦労 またそれも面白い


ステージ発表 観客席から応援の声が飛んでいました


手稲区民にはおなじみ「かがくガオー」と「ていぬ」

地元の味を満喫!クラフトビール「CATHOP(キャットホップ)」も登場

マルシェのもう一つの楽しみは、なんといっても「食」です。この日も、ラーメン、焼きとり、たこ焼き、スイーツなど、地元飲食店のブースが並び、会場は終始いい香りに包まれていました。中庭にはキッチンカーがずらりと並び、出来立ての料理を手にした人たちが外のテーブルで談笑するひとも。秋風の中で食べる温かい料理は、格別のおいしさでしょうね。

筆者のお目当ては、手稲のマイクロブルワリー「CATHOP(キャットホップ)」のクラフトビール!手稲区内の一軒家を改装して造られた醸造所で、昨年稼働を開始したばかりとのこと。地元産ホップを使った個性豊かなビールが評判を呼び、手稲の新しい名物として注目されています。マルシェでは3種類のビールが販売されていました。

残念ながら「テイネール(Pale Ale)」は午後には完売しており、「テイネイパ(Hazy IPA)」と「ダブルテイネイパ(Double Hazy IPA)」の2種類を購入。自宅で夕食のおともにいただきました。「テイネイパ」は柑橘系のような香りが立ち、口当たりが柔らかく、女性に人気というのがうなずける一杯。

そして「ダブルテイネイパ」は熟した果実のような濃厚な甘みとバナナを思わせる芳香が広がる力強いビールです。アルコール度数は8.5%と高めですが、香りと深みが楽しめる逸品でした。筆者の好みは「ダブルテイネイパ」夕食の焼肉にもピッタリ!

次はぜひブルワリーにも足を運んで、入手できなかった「テイネール」を味わいところ。手稲の新しいクラフトビール、今度は出来立てをジョッキでグイっと飲んでみたい!


CATHOPのブース 醸造家&デザイナーの二人三脚でやってらっしゃるそうです


テイネイパ(Hazy IPA)


ダブルテイネイパ(Double Hazy IPA)


手稲区民のあたたかさを感じられるマルシェ!

「まるごと手稲マルシェ」は、単なる販売イベントではなく、地域のあたたかさを感じられる貴重な空間でした。お店の方とお客さん、大学生、ボランティアと地域の子どもたち、家族連れ同士の交流など、いたるところで笑顔が生まれていました。

ブースを巡っていると「前回も来ました」「これおいしかったですよ」など、自然に会話が弾み、温かいコミュニティの輪が広がっているのを実感しました。また「ていね山映画祭」の過去作品の上映や、手稲山の日ウォークイベントやも行われ、「手稲山の日」のお祝いムードに溢れていました。

買い物や食事を楽しむだけでなく、地域の人とつながり、地元の魅力を再発見できる──「まるごと手稲マルシェ」はそんな体験を提供してくれる場所でした。次回の開催が今から楽しみです。みなさんも是非あそびにきてみてくださいね!


科学大のホールにあった手稲区の古地図パネルに見入ってしまいました


この記事を書いたモウラー

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