
【vol.38】非効率AWARD 2025
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開会宣言
2025年も非効率に駆け抜けてきました。
月に一度の連載「非効率の向こう側」。今年最後は「非効率AWARD2025」と題して、1年の中で印象に残っている出来事を紹介していきます。私、森本優にとっても激動の1年でした。11年間勤めたFM北海道からの独立。会社を設立し、東京でのイベント開催など自分でも良く頑張ったと思います!(あなたも1年よく頑張りました!)
変わらなかったのは私がパーソナリティを務める番組「IMAREAL」での週に一度の学校訪問です。2025年小学校から高校までは約40校を訪問し、約6,700名の学生に出会いました。さて、どんな出会いがあったのか・・・受賞の発表と共に思い出を紹介します!それでは、非効率AWARD 2025!始めます!
〜流行部門〜
受賞したのは・・・札幌市立北栄中学校放送局!
おめでとうございます!2025年11月19日(水)に訪問!
印象深かったのは、取材していない中学2年生の女の子との思い出です。その子は「流行を作ろうとしていた」のです。中学校に入学してからすぐ、写真を撮る時にピースなのはつまらない!何か新しいポーズで撮りたい!そのポーズを続けていたら、3年間で学校中に広まるのか?というチャレンジをしていたのです!
出会った時点で約1年半、そのポーズを続けていた結果、「学年中に広がっている」そうです!すごい!彼女のポリシーは「広めたいとは言わない」とのこと。自然発生させる、それが流行。彼女としての流儀。14歳の少女の言葉にハッとさせられた瞬間でした!
それは、どんなポーズなのか?本当は紹介したいのですが、まだまだ流行らせ中とのことなので秘密です。
〜ハプニング部門〜
受賞したのは・・・札幌市立もみじの丘小学校!
おめでとうございます!2025年12月11日(木)に訪問しました。
この日はキャリア教育の授業の一環で、6年生に向けて「仕事の見つけ方・やりがい」「なんで勉強するの?」「これからに活きる考え方」などをお話しています。この日、初めての出来事がありました。それは授業中に緊急地震速報が発表され、地震が発生したのです。普段から避難訓練をしていることもあって、生徒の皆さんは頭を守るように低い姿勢をすぐにとりました。
少し時間が経ち、落ち着いたタイミングで授業を再開しました。私の仕事について話していることもあり、その場で「ニュース原稿を作って速報のように読み上げる」という内容に変更しました。それが一番伝わると思ったからです。結果的に生徒の目はより真剣になり、授業後にはたくさんの生徒が集まって質問してくれました。生放送をやってきたからこそ、授業という生放送を出来たと感じた1日でした!
〜非効率部門〜
受賞したのは・・・北海道函館西高等学校放送局!
おめでとうございます!2025年10月27日(月)に訪問しました!
JRで約4時間、距離にして約311km。今年一番遠い距離の学校に訪問しました。放送局員は現在3名。最初は口数が多くはなかった3人が、取材を終えると、たくさん質問してくれたのが印象的でした。大会を控えた時期だったので「私の読みを聞いてください!」と積極的に声をかけてくれた時に「この子は大丈夫」と思いました。
後日、先生からお礼の連絡が届きました。その言葉はあえて私の胸だけに留めておきます。ただ出会った3人にとって価値のある時間、変化の時間になったということだけお伝えします。300km離れた学校に行って出会った学生は3人。良いですね〜!まさに「非効率の向こう側」っぽい!2026年もできる限り遠くに行きますよー!
閉会宣言
今回受賞には至らなかった思い出も全てオンリーワンでナンバーワンです。一度だけでなく、未来で何度も会いたい。そんな学生や先生、学校ばかりです。9年前から始めた学校訪問は未来で花を咲かせることがあります。それは過去の連載を読んでいただければわかるはずです!ぜひ、年末年始のゆっくりできる時間に読み返してみてくださいね!
来年も“日本一非効率なラジオパーソナリティ”として全道各地に出向きます!
以上で、「非効率AWARD 2025」を終了します!
読んでいただきありがとうございました!(連載は来年も続きますよ〜!良いお年を〜)

