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スキー場は滑るだけじゃない、登るためにある‼ 夏のスキー場を有効利用♪

スキー場は滑るだけじゃない、登るためにある‼ 夏のスキー場を有効利用♪

「レッドブル400大倉山」という大倉山ジャンプ競技場を登る大会を
ご存じの方はおられると思います。

ジャンプ台の下をスタートして、400m駆け上がるというちょっとエキサイティングなレースですが、
私も2021年に1度出場して、優勝することができました。

公園の滑り台で遊ぶ子供なら誰もがやる・・・
滑り台を下から登る、まさにその延長みたいな競技です。


これはそのときの写真で、隣の男子選手は、先日の東京スカイツリーでの階段垂直マラソンで優勝した“階段王”こと渡辺選手です。

一言で“スキー場”と言っても、
このようなジャンプ競技場の他、クロスカントリースキー場もあります。

先月、札幌市清田区の白旗山競技場での「白旗山トレイル」の様子がこちら。


気持ちよく森の中を走り抜ける、そんな感じが伝わりますか?

それとは、真逆のアルペンスキーの急斜面を登ると・・・


ご覧の通り、足だけで登ることができず、手を使うことになります。
この場合、私は自分の手を“前脚”と呼んでいます(笑)

ちなみにここは、群馬県片品村にある尾瀬岩鞍スキー場にある斜度45度オーバーの「ジャイアントウォール」と名付けられたところです。

ジャンプ競技場のような人工的な坂とは違って、土が崩れて、登ったはずがズルズル落ちて振り出しに
戻ってしまったり。

四本の脚をどこに置くのか考えながら登りますが、置いてみないことには分からないというのが
感想です(笑)

夏になると、裸の斜面にもあっという間に草が伸びてきます。
これはどこだか分かりますか?


実は、藻岩山スキー場‼ 草をかき分けながら進みます。
スキー場の斜面は、いわゆる「登山道」とは違った面白さがありますよ。

さて。
今週末は、スキー場を駆け上がる大会に行ってきます。

1つ目が「和寒東山スキー場ヒルクライムレース」、
2つ目が「名寄ピヤシリスキー場ヒルクライムレース」です。



お盆休みを利用して、試走に行ったときの写真があります。



和寒町を一望できるのが、和寒東山スキー場。
名寄シャンツェが見えるのが、名寄ピヤシリスキー場。

偉そうに見下ろしていますよね。
いいんですよ! だって、自分の脚で登ったんですから。

北国の短い夏、もう少しだけ楽しませていただきましょう♪


この記事を書いたモウラー

モウラー

あいりんご(沢田愛里)

北海道出身アスリート。藤女子大学時代からトライアスロンを始め、札幌を拠点に国内・海外を転戦すること20年余り。2005年以降は、主戦場をデュアスロン競技に移す。
現在はフルタイムで働く傍ら、スカイランニングの強化指定選手として活動中。
【戦績】2006~2014年デュアスロン世界選手権日本代表
    2007~2011年デュアスロンアジアチャンピオン
    2016年 パワーマン世界選手権8位入賞
    2022年 ステアクライミング世界選手権 銅メダル