室蘭に行ったら豚すき焼きでしょ！焼き鳥だけしか食べないなんて、人生の楽しみを取っておいているとしか思えない！

豚すき焼きとは豚肉のすき焼きです。 一般的にはすき焼きの肉と言えば牛肉ですが、北海道の一部や群馬県などでは広く豚肉のすき焼きが食べられています。

昭和12年（1937年）、日中戦争が起きると食料増産のために農家が豚を飼うようになり、昭和14年（1939年）には、豚の皮で軍靴をつくるために全国で養豚が奨励されたそうです。そうしたなか、室蘭市も養豚が盛んに行われました。そして、豚の肉と皮以外は市内で食べても良いこととされ、地元の屋台で豚のモツが多く取り扱われるようになったといわれています（室蘭やきとりの誕生です）。戦後、製鉄で栄華を極めた室蘭では、ビジネスの接待などで利用される料理として「豚すき焼き」が生まれたそうです（お店の人に聞きました）。当時はキャバレーがあるくらい室蘭は栄えていたそうで、「豚すき焼き」からの夜遊びが良くあるパターンだったそうです。

※ちなみに今では全国的に有名となった「室蘭焼き鳥」にも鳥ではなく豚が使われているのも同じ理由だそうです。

「肉鍋 乃ざ㐂(にくなべ のざき)」は昭和24年創業の老舗。牛はもちろん、今でも豚すき焼きを食べられることができます。タレと割下の甘さが豚ロースのあっさりさに合う、豚すき焼きを提供してくれます。
https://www.instagram.com/nozaki1949/

割下の味は季節によって微妙に変えているそうです。

肉鍋豚定食950円
肉鍋豚ロース定食1050円
それぞれ肉と野菜の他ご飯、漬物、味噌汁、卵が付きます。

テイクアウトも可能。豚肉鍋折2人前2200円。

でもエビフライやカツと言った洋食も人気です。室蘭出身の方は一度はランチで乃ざ㐂の洋食を食べたことがあるはず？