
【北海道】定番からちょっと穴場まで!冬も楽しめる夜景&イルミネーションスポット11選
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北海道の冬の夜景は、雪景色と相まって一層幻想的。この記事では、北海道で行きたい夜景&イルミネーションスポットを、定番から穴場まで厳選してご紹介します。冬のデートで行きたいスポットをはじめ、観光ついでに立ち寄れるアクセスのしやすい夜景スポット、散策しながら楽しめるスポットも♪冬のお出かけ前に、ぜひ参考にしてくださいね。
記事内の情報は2025年11月12日時点のものです。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
札幌 編
JRタワー展望室 T38
JRタワー展望室 T38(タワー・スリーエイト)は、札幌駅直結のランドマークタワーの最上階(地上38階、高さ160m)に位置し、札幌の夜景を楽しむのに絶好のスポット。駅に直結しているためアクセスが非常に良く、天候に左右されずに快適な屋内から、360度の大パノラマ夜景を堪能できるのが魅力です◎
大通やすすきの方面を眺める南側は、碁盤の目状に広がる札幌の街並みと、藻岩山などの山並みが望めます。夜になると、煌びやかな都心の光が最も凝縮されて美しく見える方角です。
JR札幌駅の線路や札幌駅北口方面、遥か遠くに石狩湾も望める北側、夕日が沈む山並みや手稲山方面が望める西側、石狩平野方面、遠くには野幌原始林や夕張岳なども見渡せる東側と、360度じっくりと楽しんでくださいね。
日没直後、空がロイヤルブルーに染まる「トワイライトタイム(マジックアワー)」は、空のグラデーションと街の光が最も美しく輝く時間帯として特に人気。冬は日没が早いので、お買い物や観光の合間にこの景色を楽しめます。
展望室にはカフェ「T’CAFE」が併設されており、夜はバーとしても営業しています。夜景を眺めながら、ビールやカクテルなどのドリンクを楽しむのもおすすめですよ。
T’CAFE
ラストオーダー:FOOD 21:30、DRINK 21:45
ちなみに、JRタワー展望室ではなんとトイレからも景色が楽しめます!眺望を望みながら一息つける男性用眺望化粧室は、驚きのスポットとしてSNSや海外の観光客からも人気のスポット。男性の方はぜひ一度訪れて、唯一無二の開放感を楽しんでみてくださいね。
- 住所
- 北海道札幌市中央区北5条西2丁目5 JRタワー38F
- 電話番号
- 011-209-5500(JRタワーイースト6階展望室インフォメーションカウンター)
- 営業時間
- 10:00~22:00(最終入場は21:30)※イベント等により変更になる場合あり
- 定休日
- 無休
- 備考
- 入場料:大人740円、中・高校生520円、小学生・幼児(4歳〜)320円
さっぽろテレビ塔
さっぽろテレビ塔の展望台(地上約90メートル)からの夜景は、札幌の夜景スポットの中でも、街の中心のシンボルとして知られるスポット。藻岩山やJRタワーT38とはまた違った、目の前に広がる大通公園の光の帯と、碁盤の目状に広がる札幌市街の景色を堪能できるのが魅力です◎
展望台からの夜景で最も人気が高いのが、西側に見える大通公園。公園が一直線に伸びている様子が、まるで夜の街に引かれた光のラインのようで美しく、唯一無二の光景です。特に、「さっぽろ雪まつり」や「さっぽろホワイトイルミネーション」の開催期間中は、大通公園全体が華やかにライトアップされ、格別な美しさとなりますよ。
南側には札幌の繁華街であるすすきの方面の光が広がります。さらにその奥には藻岩山も。ビルの光や看板のネオンが集中しているので、都会らしい夜景を楽しめます。
展望台には、足元から天井まで続く大きな一枚ガラスの窓「怖窓(こわそう〜)」があります。少し外側に傾斜しているため、真下を覗き込むとスリルを味わえますよ。夜の街の光をより近く、より立体的に感じられるので、ぜひここからも夜景を楽しんでみてくださいね。また、閉館後の展望台を30分間貸し切りにできるプラン(有料)もあり、プロポーズや記念日など、特別な日のサプライズにおすすめです。
さっぽろテレビ塔は他の夜景スポットと比べると高さは控えめですが、その分、街のディテールや大通公園の景色を間近に感じられるのが大きな魅力。札幌の中心部にあるので、観光やお買い物の途中にも立ち寄りやすいですよ。
- 住所
- 北海道札幌市中央区大通西1丁目
- 電話番号
- 011-241-1131(受付時間10:00~17:00)
- 営業時間
- 9:00~22:00(イベント期間は時間延長あり)
- 定休日
- 不定休(公式サイトにて確認)
- 備考
- 展望台入場料:大人(高校生以上)1,000円、小学生・中学生500円
さっぽろホワイトイルミネーション
札幌の冬の代名詞ともいえる、大通公園のイルミネーション「さっぽろホワイトイルミネーション」。日本で最初のイルミネーションとしても知られ、冬の札幌の観光でもぜひ訪れたい、幻想的な光の祭典です。
(上の画像は昨年(2024年)の様子)
大通公園の西1丁目から5丁目までが毎年異なるテーマやモチーフの光のオブジェで飾られます。
1丁目はさっぽろテレビ塔を中心に、札幌市の鳥「カッコウ」のモチーフを取り入れたオブジェなど、札幌らしさを表現した光のオブジェが飾られます。2丁目は「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」の会場となり、イルミネーションと共にドイツのクリスマスマーケットの賑わいを楽しめますよ。さらに3丁目は、ライラックなどの花々をモチーフにした様々なオブジェや光のトンネルなどが登場。1丁目から5丁目まで、異なる雰囲気で飽きずに冬の散策を楽しめます。
イルミネーションは大通公園だけでなく、札幌駅前通や南一条通などにも広がります。特に駅前通の街路樹のイルミネーションは、札幌駅前から大通公園方面へと続く光の道となり、撮影スポットとしても人気ですよ。
さっぽろホワイトイルミネーション
◯大通会場 2025年11月21日(金)〜12月25日(木)
16:30~22:00(12月23日~25日の期間のみ24:00まで)
◯駅前通会場 2025年11月21日(金)〜2026年2月11日(水)
16:30~22:00(12月23日~25日は24:00まで)
◯南一条通会場 2025年11月21日(金)〜2026年3月14日(土)
16:30~22:00(12月21日~25日は24:00まで)
◯札幌市北3条広場(アカプラ)会場 2025年11月21日(金)〜2026年3月14日(土)
16:30~22:00(期間中、日没時間に合わせて開始時刻を変更)
◯札幌駅南口駅前広場会場 2025年11月21日(金)〜2026年3月14日(土)
16:30~24:00(期間中、日没時間に合わせて開始時刻を変更)
札幌の中心部を歩きながら夜景が楽しめるので、散策も同時に楽しみたい方におすすめです。
もいわ山山頂展望台
「日本新三大夜景」にも認定されたことがある札幌の夜景を眺められる、藻岩山(もいわやま)の展望台は、札幌を代表する絶景スポット。光の粒が遠く石狩湾まで広がる、まるで宝石箱のような美しい景色を360度の大パノラマで楽しめます。
展望台からは、圧倒的な光の量で輝く札幌市街が一望できます。特に冬は空気が澄んでいるので、クリアな夜景を楽しめますよ。夜景の美しさを際立たせる理由の一つは、寒さに強いオレンジ色のナトリウム灯が札幌の街灯に使われていることだといわれています。
もいわ山は「恋人の聖地サテライト」に認定されており、デートスポットとして人気。山頂展望台の中央にある「幸せの鐘」は、記念撮影スポットとして有名です。鐘の周囲の手すりに南京錠「愛の鍵」を取り付けることができ、カップルで名前を書いて取り付けると「絶対に別れない」という伝説があるのだとか。「愛の鍵」は山頂展望台の自動販売機で購入できます。
- 住所
- 北海道札幌市中央区伏見5丁目3-7
- 電話番号
- 011-561-8177
- 営業時間
- 夏期:10:30~22:00
冬期:11:00~22:00
※年末年始は特別営業の為、要問合せ。 - 定休日
- 悪天候時、整備点検時
山頂駅には、ガラス張りの開放感あふれるレストラン「THE JEWELS(ザ ジュエルズ)」が。180度の大パノラマ夜景を眺めながら、道産食材を中心としたフレンチベースの食事を楽しめます。ロープウェイとミニケーブルカーの往復乗車券がサービスになるディナーコースで美食と夜景を楽しんでくださいね。
- 住所
- 北海道札幌市南区 北ノ沢1956番地先藻岩山山頂
- 電話番号
- 011-518-6311(レストラン予約センター)
- 営業時間
- 平日:17:00〜21:00(L.O.19:30)
土日祝:11:30〜14:30(冬期は12:00〜、L.O.13:30)、17:00〜21:00 (L.O.19:30) - 定休日
- 無休
旭山記念公園
旭山記念公園は、札幌市内でも定番の夜景スポット。標高137.5mにある展望台から、札幌市外やJRタワー、さっぽろテレビ塔、そして遠く石狩平野までを一望できます。
藻岩山の夜景よりも街との距離が近いため、光をより身近に、ダイナミックに感じられるのが大きな魅力。過去には「日本新三大夜景」に選ばれた札幌の中でも代表的な夜景スポットです。
特に冬は空気が澄んでいるため、雪景色と相まって街の光が一層きらびやかに輝いて見え、とてもロマンチックですよ。
車でのアクセスが便利ですが、夜間の雪道には気をつけて、暖かい服装で冬ならではの美しい夜景を楽しんでくださいね。
- 住所
- 北海道札幌市中央区界川4丁目
- 電話番号
- 011-200-0311(旭山記念公園管理事務所/金、土、日、祝の10時~16時)
函館 編
函館山
函館山からの夜景は、香港・ナポリと並ぶ世界三大夜景の一つにも数えられる、圧倒的な美しさを誇ります。特徴は、両側を海に挟まれたくびれた地形が生み出す扇型の光の広がりです。
左側の津軽海峡と右側の函館湾に挟まれた函館市街地は、函館山山頂から見下ろすことで、光の帯が海に浮かんでいるような幻想的な景色に。明るい街並みと暗い海のコントラストが、その美しさを際立たせていますよね。
夜景の中央付近の市街地には、函館市電の路線が走っており、展望台から見ると市街地の明かりのラインの中に、時折、市電の車両のヘッドライトや車内の光が動く様子を見つけることができます。夜景に動きや生活感というアクセントを与えてくれるポイントなので、動く光にもぜひ注目してみてくださいね。
- 住所
- 北海道函館市函館山
- 電話番号
- 0138-23-5440(函館市観光案内所)
- 備考
- 【2025年11月10日(月)~2026年4月13日(月)】
●ロープウェイ:利用可能
●自家用車、バス・タクシー:登山自動車道冬季通行止めのため、利用不可
金森赤レンガ倉庫周辺
函館の金森赤レンガ倉庫群は、函館ベイエリアを象徴する夜景スポット。歴史ある赤レンガの建物が暖色の光でライトアップされ、目の前の運河(函館港)の水面にその光が映り込む様子は、とてもロマンチックでノスタルジックな雰囲気です。
11月下旬〜クリスマスまでの期間、函館赤レンガ倉庫群の目の前が、函館の冬最大のイベント「はこだてクリスマスファンタジー」のメイン会場となります。カナダから贈られた巨大なクリスマスツリーが海上に浮かび、幻想的にライトアップ。さらに期間中、毎日18:00のツリー再点灯の瞬間に合わせて花火が打ち上げられます。
はこだてクリスマスファンタジー
◯開催期間 2025年11月29日(土)〜12月25日(木)
◯場所 赤レンガ倉庫群前海上
◯ツリーイルミネーション点灯時間 16:30〜17:45、18:00〜22:00 ※11/29は18:00からの点灯
◯花火の打ち上げ 期間中毎日18時から
※花火の打ち上げは、風などの打ち上げ環境を見極めて、現場で実施可否を判断
また、金森赤レンガ倉庫周辺(ベイエリア)から元町エリアにかけては、「はこだてイルミネーション」として、有名な八幡坂(はちまんざか)やはこだて明治館の開港通りがライトアップされています。赤レンガ倉庫の幻想的な夜景を楽しんだ後、ライトアップされた街並みのなか散策するのも、函館の冬のお散歩コースとしておすすめですよ。
- 住所
- 北海道函館市末広町14-12
- 電話番号
- 0138-27-5530
- 営業時間
- 9:30~19:00
- 定休日
- 無休
五稜郭タワー
函館山から見る“街のくびれ”の夜景とはまた違い、五稜郭タワーの展望台からは、特別史跡である五稜郭跡の美しい星形を見下ろすことができます。冬は美しくライトアップされる特別なイベントが開催され、夜景を楽しむことができるスポットになります。
冬の夜景を楽しめる、「五稜星の夢」。五稜郭のお堀・約1.8kmが約2,000個の電球で縁取られ、地上に巨大な光の星形が浮かび上がります。雪が積もると、その星形が真っ白な大地にくっきりと輝き、幻想的な光景に。
五稜星の夢
◯開催期間 2025年12月1日(月)~2026年2月28日(土)
日没点灯~19:00消灯
※五稜郭タワーの営業時間は18:00まで
◯開催場所 特別史跡 五稜郭跡
〈問い合わせ〉0138-51-4785(五稜星の夢実行委員会/五稜郭タワー内)
イルミネーションの点灯時間は日没〜19:00までですが、五稜郭タワーの営業時間は18:00まで。そのため、日没の時間を確認し、なるべく早めに展望台へ登るのがおすすめです。
小樽 編
小樽運河
小樽の夜景といえば、小樽運河のノスタルジックな風景が有名。小樽運河の夜景は、水面に反射するガス灯と石造り倉庫群のライトアップが特徴の、情緒あふれる光景です。
浅草橋(あさくさばし)は運河の全景と石造り倉庫群が最もきれいに見える定番の撮影スポット。特に、日没後15分〜20分程度の「マジックアワー」の時間帯は、空の青みが残り、ガス灯と倉庫の灯りが際立って最も美しいとされています。
「小樽運河クルーズ」の夜のクルーズでは、水面からライトアップを見上げる幻想的な体験ができます。船は座席ヒーター&幌付きなので、寒い冬も快適に夜景を楽しむことができますよ。
毎年11月から1月の3ヶ月間は、運河が約1万個の青色LEDランプで特別に装飾される「青の運河」が開催されています。いつも以上に幻想的な光景が楽しめるので、この期間に小樽を訪れる方は必見です。
「青の運河」
◯期間 2025年11月1日(土)〜2026年1月31日(土)
◯点灯時間 日没〜22:30(11月初旬の日没は16:20頃)
◯場所 小樽運河(浅草橋〜中央橋)
小樽天狗山ロープウェイ
小樽の天狗山からの夜景は、函館山、札幌藻岩山と並び「北海道三大夜景」の一つと称されるほどの絶景スポット。眼下に宝石を散りばめたように輝く小樽市街と小樽港、そして石狩湾の海岸線が広がる景色は、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』でも1つ星として掲載されています。最近では、Netflixシリーズ『First Love 初恋』のロケ地としても注目を集めました。
山頂へは「小樽天狗山ロープウェイ」で登るのが一般的(2025年は11月29日より冬期営業開始)。所要時間は約4分です。
山頂駅には、景色を一番高い場所から楽しめる「屋上展望台」をはじめ、合計3つの展望台があります。それぞれ異なる美しさを楽しめるので、全ての展望台をめぐるのもおすすめですよ。
- 住所
- 北海道小樽市最上2丁目16-15
- 電話番号
- 0134-33-7381
- 営業時間
- 9:00~21:00(時間短縮営業の場合あり)
- 定休日
- 無休(3月下旬~4月中旬、11月に整備運休あり)
- 備考
- ロープウェイ料金(往復):
大人(中学生以上)2,000円、子ども1,000円、ペット500円、未就学児は 大人1名につき1名無料
室蘭 編
白鳥湾展望台/白鳥大橋
国道37号線沿いにあるパーキングエリアを兼ねた展望台「白鳥湾展望台」。白鳥大橋と室蘭の工場夜景を同時に見ることができるスポットとして知られています。東日本最大の吊り橋である「白鳥大橋」は「日本夜景遺産」にも認定されており、ライトアップされた姿は夜景デートにもおすすめです。
白鳥大橋と工場群を横並びで一望できる白鳥湾展望台。24時間稼働する工場の明かりと、ライトアップされた白鳥大橋が織りなす光景はとても幻想的。室蘭港や噴火湾まで見渡せるパノラマビューを楽しめます。
- 住所
- 北海道室蘭市崎守町17
- 電話番号
- 0143-25-3320
他にも、白鳥湾展望台よりも高い位置から白鳥大橋と工場群を広範囲に見渡せる「祝津公園展望台」や、橋に最も近く、ライトアップされた橋をほぼ真横から迫力満点で見上げることができる「白鳥大橋展望台」といった、白鳥大橋のビュースポットがあります。それぞれ違った角度から夜景を楽しめるので、室蘭の夜景を楽しむ際は全てめぐるのもおすすめですよ。
- 住所
- 北海道室蘭市祝津町3丁目
- 電話番号
- 0143-25-2574(室蘭市土木課)
- 住所
- 北海道室蘭市祝津町1丁目
- 電話番号
- 0143-25-2574(室蘭市土木課)
冬ならではの魅力も!夜景スポットへ出かけよう
冬は空気が澄んでいるため、街の光やイルミネーションが一層くっきりと、きらびやかに輝いて見えるのが魅力。雪道や寒さを気にせず楽しめる、アクセスが便利なスポットや屋内の展望台、冬限定の幻想的なイベント、工業地帯の光と融合するちょっぴり個性的な夜景まで、この冬にぜひ見に行きたい夜景&イルミネーションスポットをご紹介しました。特に屋外スポットへ出かける場合は、防寒対策を徹底し、路面に注意しながら、美しい夜景やイルミネーションを楽しんでくださいね。

