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札幌近郊で手持ち花火を楽しめるスポットは?

札幌近郊で手持ち花火を楽しめるスポットは?

夏の夜空を彩る打ち上げ花火も素敵ですが、パチパチと火花が散る音や、繊細な光を間近で楽しめる手持ち花火もまた格別ですよね。子どもから大人まで、誰もがロマンティックな気分に浸れる夏の風物詩です。

しかし、火災の危険性や煙・匂いによる近隣への影響を懸念したためか、花火ができる場所は年々減少しています。特に住宅が密集し、ビルが多い札幌市内では、手軽に楽しめる場所を見つけるのは難しいと感じている方もいるでしょう。

そこでこの記事では、札幌市近郊で、ルールを守って安全に手持ち花火を楽しめる場所をご紹介します。夏の夜の思い出作りの参考にしてください。

札幌市内の公園は花火が全面禁止されている

札幌市のホームページを参照したところ、札幌市内の全ての公園において花火および火気の使用は禁止されています。バーベキューについては一部の公園で許可されていますが、手持ち花火は難しいようです。

町内会などのイベントで火を使用したい場合は、各区土木センターの各公園担当へ連絡・相談することが推奨されています。

【各区土木センター(維持管理課)の問い合わせ先】

  • 中央区土木センター(代表電話:011-614-5800)
  • 北区土木センター(代表電話:011-771-4211)
  • 東区土木センター(代表電話:011-781-3521)
  • 白石区土木センター(代表電話:011-864-8125)
  • 厚別区土木センター(代表電話:011-897-3800)
  • 豊平区土木センター(代表電話:011-851-1681)
  • 清田区土木センター(代表電話:011-888-2800)
  • 南区土木センター(代表電話:011-581-3811)
  • 西区土木センター(代表電話:011-667-3201)
  • 手稲区土木センター(代表電話:011-681-4011)

札幌で手持ち花火ができる場所は?

手持ち花火には様々な種類がありますので、各地域で使用してよいものを確認した上で楽しみましょう。札幌では以下の場所で手持ち花火をすることができます。

豊平川河川敷の一部


打ち上げ花火の大会も行われている豊平川河川敷。札幌市内で唯一火の使用が許可されている公共エリアで、一定区間でのみ花火をすることが可能です。豊平川緑地は全面禁止ですが、「札幌河川事務所管理区間」の一部で火気を使用することができます。

緑地と「札幌河川事務所管理区間」はマップ上で区切られているのみなので、現地では許可エリアを判別しにくい可能性もあります。明るいうちに現地に行き、安全に遊べる場所を押さえておきましょう。

ただし、打ち上げ花火や飛ぶ花火(ロケット花火など)、音がなる花火は全エリア禁止です。火の後始末をしっかりと行い、ごみや燃えカスは必ず持ち帰りましょう。焚き火台を使わない直火の使用も禁止されています。

公式MAP:https://www.hkd.mlit.go.jp/sp/sapporo_kasen/kluhh40000009x7l.html 

一軒家の庭(自宅)

一軒家の自宅の庭では、火気の使用は禁止されていません。しかし、花火の煙や火の粉、騒音などによって隣家とトラブルになる危険性もあります。

そのため、近隣の迷惑にならないよう十分に注意し、安全管理を徹底することが大切です。また、周囲の理解を得た上で、時間帯や声の大きさなどに配慮して楽しみましょう。

地域の手持ち花火大会

町内会が個別に許可取りを行い、手持ち花火大会を主催することもあります。2025年には二十四軒さいわい公園にて、二十四軒連合町内会主催の子ども花火大会が開催されました。地元で開催されることがあれば、各々の大会のルールに従って楽しみましょう。

手持ち花火をする際の注意点

手持ち花火をする際には、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。ここでは手持ち花火をする前に用意しておくべきものと、花火をしている最中の注意点を解説します。

事前に用意するもの


以下のリストを参考に、自分たちに必要な物を考えて持っていきましょう。

水を入れたバケツ

万が一の消火用に必ず用意してください。

ごみ袋

燃えカスの後始末に使用します。特に公共エリアではごみの放置が厳禁であるため、ごみ袋は必需品と言えるでしょう。

虫除けアイテム

草むらで花火を行う場合は、虫刺され防止に役立ちます。

ろうそく・ライター・マッチなど

点火には使い慣れた安全な道具を選びましょう。

タオル

汗やすす汚れの拭き取りに役立ちます。

手袋(火傷防止のため)

花火を持つ際に手袋を着用すれば、火傷やすす汚れを防ぐことができます。小さなお子様がいる場合は、特に用意しておきたいアイテムです。

花火中に気を付けること

注意点を守ることで、楽しく安全に手持ち花火を楽しむことができます。特にお子様がいる場合は細心の注意を払い、マナーと安全対策を徹底してください。

火をつける前に気を付けること

風の強い日は火の粉が遠くまで飛びやすく、火傷や火災の危険が高まるため、花火は中止しましょう。

当日の服装としては、裾の広い服やふわりと広がるスカートは火花が引火しやすいため、避けた方が安全です。

花火は摩擦などで発火してしまう危険性があるため、未使用の花火をポケットに入れないように注意してください。

花火に点火する際に気を付けること

花火は1本ずつ点火しましょう。複数本に点火すると炎が大きくなってしまい、とても危険です。

筒形の手持ち花火を使う場合は、筒の底ではなく中間を持ち、体から離して使うようにしましょう。筒底は抜けたり火を噴いたりする危険性があるため、注意が必要です。

花火を人や家、燃えやすい物に向けて使用するのは絶対にやめてください。火災や火傷の原因になります。

火が消えた後に気を付けること

点火時も同様ですが、火が消えた後の安全確認をする際、花火の筒先や火花の出るところには顔や手を近づけないようにしましょう。思わぬけがにつながる危険性があります。

また、火の消えた花火は水でしっかり冷やしてください。高温の燃えカスで火傷したり、残った熱が原因で再燃したりすることがあるためです。

まとめ

札幌近郊で手持ち花火を楽しみたい方は、自宅の庭や豊平川河川敷の一部エリアを利用することができます。楽しい思い出作りのためにも安全対策をしっかりと行い、ルールやマナーを守って満喫してください。


この記事を書いたモウラー

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ほたて