
北海道・留萌産パスタ「ルルロッソ」を実食してみた
先日、北海道留萌市に住む友人から「ルルロッソ(RuRuRosso)」というパスタをいただきました。ルルロッソは小麦の栽培から製麺まで留萌産にこだわっており、有名店にも使用されるほど高い品質を誇るのだそうです。この記事では「ルルロッソ」の特徴や魅力をご紹介します。
ルルロッソとは
「ルルロッソ」は、北海道留萌市および小平町のみで栽培されている超硬質小麦「北海259号(ルルロッソ種)」を原料にしたパスタです。
超硬質小麦はパスタの原料に最も適していると言われており、強いコシと豊かな小麦の香りを楽しむことができます。パスタの小麦として有名な「デュラム種」がそれに当たりますが、国内ではほとんど商業栽培されておらず、ルルロッソ種は本場イタリアの味を再現できる希少な小麦として知られています。
コシのある食感と香り
ルルロッソの魅力は超硬質小麦ならではの「強いコシ」と「風味豊かな香り」です。ゆで伸びしにくい性質を持ち、時間が経っても弾力ある食感を保つことができます。また、北海道の食の達人らが推薦する「北のハイグレード食品」に選ばれるなど、高い品質を認められています。
名前の由来
「ルルロッソ」という名前は、留萌を照らす赤い夕日が由来となっています。具体的には、アイヌ語で留萌を意味する「ルルモッペ」と、イタリア語で赤を意味する「ロッソ」を掛け合わせて名づけられました。それらのイメージをもとに、漢字で「留々夕麦」と表記されることもあります。
「ルルロッソ 干しパスタ全粒粉平麺」のボロネーゼを実食
ルルロッソの干しパスタ全粒粉平麺は、北海道留萌産小麦を100%使用した全粒粉タイプのパスタです。幅は約5mm、容量は200gで、乾麺なので保存にも便利です。全粒粉特有の栄養価の高さと、小麦本来の味わいを楽しめます。
今回合わせたパスタソースは、障がい者の方々が働く福祉施設で作られた「おびら産牛肉たっぷりボロネーゼ」です。小平町で飼育された「おびら和牛」をじっくりと煮込むことで、旨みとコクが凝縮されています。
作り方
今回の全粒粉パスタはゆで時間6~7分で、お好みの固さに仕上げていきます。ついついゆですぎてしまうことが多いのですが、ルルロッソはゆで伸びしにくいため安心ですね。ソースのパウチは封を切らずに熱湯に入れ、3~5分沸騰させます。
ゆで上がったパスタにソースをかけて完成です。
「ルルロッソ」を実際に食べた感想
全粒粉タイプの太麺はソースに絡みやすく、ボロネーゼとの相性もぴったりでした◎乾麺でありながらコシが強くもっちりとした食感で、食べ応えも十分です。
ミートソースには牛ひき肉が驚くほど贅沢に使用されています。ほどよく脂が乗った和牛のソースは上品でコクがあり、飽きのこない味わいです。
小麦の香りは乾麺の開封時に強く感じられましたが、ゆでた後はソースの味に紛れてしまうように思います。次回はより風味豊かな生パスタの「ルルロッソ」を味わってみたいです。
まとめ
北海道・留萌の特産品である「ルルロッソ」は、地域の生産者や製麺業者が情熱を注いで作り上げた唯一無二の国産パスタです。高い品質やブランド力を誇り、贈り物にも喜ばれることでしょう。機会がありましたらぜひご賞味ください。