
旬のフルーツ直売所!増毛町の果樹園を訪問してみた
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北海道北部に位置する増毛町は「日本最北の果樹生産地域」として知られています。特に暑寒沢エリアに広がる果樹園群は、旬のフルーツを直接購入できるスポットとして、観光客や地元住民に人気です。この記事では暑寒沢にある「秋香園」と「仙北昌洋観光園」を訪れた感想をまとめました。
秋香園(しゅうこうえん)
今回はじめに訪れたのは「秋香園」という果樹園です。店頭の台には旬を迎えた艶やかな洋梨やプルーンがずらりと並べられていました。
訪問した9月下旬は、りんごや梨がちょうど旬を迎える時期。もうすぐ旬を終える桃の姿も見られました。街の青果店やスーパーとは異なり、季節の移ろいを感じられる品揃えも魅力の一つです。
味はそのまま!お得で美味しい“わけあり品”
見た目が不揃いなりんごやプルーンなどは「わけあり品」として、通常よりもさらに安く販売されています。味は変わらずお得に購入できるというのも、直売所の醍醐味と言えるでしょう。
秋香園限定のフルーツジャムも
秋香園ではフルーツを使った自家製ジャムも販売されています。果物は日持ちが短いため贈り物に適さないことも多いですが、ジャムであればちょっとしたお土産にもぴったりですね。
こちらのジャムは留萌のお土産屋さんでも販売されていました。
仙北昌洋観光園
次に足を運んだのは「仙北昌洋観光園」という果樹園です。こちらでは実り豊かなぶどうやマスカットが所狭しと並べられていました。そのほか、秋香園には見られなかった和梨や黄色いりんごも販売されていました。
特に驚いたのは、高級品種として知られる「シャインマスカット」がひと房1,200円からという大特価で販売されていたことです。量によって値段が異なるそうで、試食の横にあるケースは2200円で販売されていました。
シャインマスカットを購入!ご厚意のフルーツも
店員さんはとても気さくな方で、いろいろな果物を試食させてくれました。アットホームな空気感に包まれて、ついつい何か買いたくなってしまいます。今回は特に気になったシャインマスカットをひと房購入しました!
さらに嬉しいことに、おまけとして黄色いりんごの「きおう」と、みずみずしい黒ぶどう「キャンベル」をいただきました。こうした心遣いが、直売所を訪れる最大の魅力なのかもしれません。美味しい果物が手に入るのも嬉しいですが、生産者の方と交流することでよりいっそう豊かな思い出を作ることができます。
豊かな自然が育む「増毛フルーツロード」の魅力
増毛町には暑寒沢エリアだけで十数軒の果樹園が存在します。この地域は暑寒別岳から流れ出る栄養豊富な湧き水に恵まれ、昼夜の寒暖差も大きいため、甘みが凝縮された高品質なフルーツが育つのに適しています。
果樹園では旬を迎えた果物が直売されており、スーパーなどよりも比較的安価で購入することが可能です。また、多くの園で果物狩りを実施しており、家族連れやカップルにも人気の観光ルートとなっています。
果樹園ごとの多様な品種が魅力
園ごとに異なる果物や品種を取り扱っているため、複数の箇所を巡るのがおすすめです。比較的狭い範囲に集中していますが、歩くにはやや距離があるため車で移動した方がよいでしょう。
時期によってラインナップが異なる
直売所で売られるのは旬を迎えた果物であるため、時期によって販売されているものが異なります。最も早いのは6月下旬~7月下旬のさくらんぼで、次が7月下旬~8月中旬のブルーベリー。実り豊かな秋(9~10月)には桃、ぶどう、プルーン、梨、りんごが店頭に並び始めます。
まとめ
北限の果樹産地である増毛町は、直売品の購入や果物狩りを楽しめる人気の観光スポットです。直売所付近では、まだ熟していない青い果実が生る木々をそこかしこに見ることができました。生産者の方々との温かな交流も醍醐味の一つ。北海道観光の際には、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

