道内の観光・グルメ・おでかけ情報満載 MouLa HOKKAIDO(モウラ北海道)

【札幌への引越し完全ガイド】各種手続き・ライフライン・ごみ出しまで徹底解説!

【札幌への引越し完全ガイド】各種手続き・ライフライン・ごみ出しまで徹底解説!

札幌への引越しが決まった皆さん、ようこそ、札幌へ!この時期は、新生活への期待と少しの不安でいっぱいな頃かもしれませんね。

この記事では、そんな皆さんの不安を解消し、スムーズに新生活をスタートできるよう、引越しに必要な手続きから、ライフラインの手続き、札幌独自のごみ出しルールまで、役立つ情報をギュッと凝縮しました。

「あれもこれも調べなきゃ…」と途方に暮れていた方も、この記事を読めば大丈夫!必要な手続きや準備が、この記事一つでまるわかり。札幌での暮らしを快適にスタートさせるための、完全保存版ガイドです。ぜひ、最後まで読んで、あなたの新生活にお役立てください。

【事前準備】札幌引越し前にやるべきことリスト


引越し時期の決定

引越し業者は2〜4月が繁忙期で料金も高くなる傾向

引越し業者は2月〜4月が繁忙期で、料金相場も高くなる時期です。特に本州から北海道への移動となると、距離的な問題もあって、さらに料金は割高に。引越しに関するサイト「引越し価格ガイド」によると、2月〜4月の繁忙期で、東京から北海道への引越し料金の相場は、単身で平均142,491円、三人家族で平均287,786円。これは通常期と比べると、単身で約1.6倍、三人家族で約1.3倍ほど高くなることになります。

引越しの日程を調整しよう

卒業〜入学、就職、転勤など、新年度を前に引越しするケースが多いのは、仕方のないことですが、新天地での住む場所が決まり、引越すことが決まった時点で、なるべく早めに引越し業者と日程を決めてしまいましょう。

先述の通り、引越し料金が高くなる時期ではありますが、その中でも、引越しを平日に行う、引越しする時間を業者におまかせすることで、多少料金が下がる場合があります。

引越し業者の選定


複数の引越し業者から見積もりをとる

「引越し 見積もり」とインターネット検索をすると、一括見積もりができるサイトが検索上位に表示されるはずです。現住所、引越し先エリア、引越す人数などを入力して、送信すると、ものの数分で複数の引越し業者から電話やメールが、あなたの元に来るでしょう。

ちょっと面倒ですが、最初に連絡が来た業者で即決せず、複数の業者から見積もりをとって比較してみましょう。

ウェブサイト、料金、内容、口コミなどで比較検討

引越し業者からの電話・メールでのセールストークや料金だけでなく、引越し業者のウェブサイト、サービス(無償提供されるダンボールの数、梱包、搬入、オプションサービスなど)も比較して検討してみましょう。

引越し業者のおすすめランキングや口コミをまとめたサイトもたくさんあるので、それも参考にしながら、総合的に判断して、信頼できる業者を選びましょう。


価格.com|引越し業者人気ランキング

引越しの荷造り


不用品の処分

引越し前に不用品を処分し、荷物を減らすことで、引越し費用を抑えられます。また、新生活をスッキリと始めるためにも重要です。まずは、今の家にあるものを必要 / 不要で分けていきましょう。

不用品と判断したものでも、リサイクルショップやフリマアプリで、意外と値段がつくものがあったりするものです。時間に余裕があるなら、すぐにゴミとして処分するのではなく、以下のような手順で処分していくのもおすすめです。
①リサイクルショップやフリマアプリを使って売る
↓①で売れなかった場合
②宅配買取サービスを使って売る
値段がつかない、取扱不可なもの(CDや雑誌類など)でも、ダンボールに詰めて送るだけで査定〜買取をしてくれます。
↓②で売れなかった場合
③ゴミとして処分

引越し荷物の梱包

引越し業者に梱包からすべてお任せできるプランもありますが、2〜4月の費用が割高になる時期に引越すならば、少しでも引越し代は安く抑えたいですよね。荷物の梱包は、引っ越した先での荷解きもあるので、とても面倒な作業。以下に留意して梱包を進めましょう。

①荷物の整理・梱包は早めに始める
ギリギリにならないと始められない…って方も多いとは思いますが、荷物が多ければ多いほど、整理〜処分を早めに済ませて、梱包を早めに始めましょう。引越し荷物の梱包に近道はありません(笑)。

②貴重品や壊れやすいものは自分で運ぶ
引越し業者もお客様から預かった荷物ですから、丁寧に運んでくれますが、トラブルにならないよう、貴重品や壊れやすいものは自分で運ぶ、もしくは壊れやすいものは「上積み厳禁」のシールを貼ったり(引越し業者によっては無償提供してくれます)、「こわれもの」とダンボールに書いて、ひと目で分かるようにしましょう。

③冬物衣料、布団など、かさばるものには圧縮袋を利用
引越す際に、衣類は専用のケースで、ハンガー掛けしたままで運んでくれたり、布団用の袋を貸してくれる引越し業者も多いですが、引越し先ではどちらも返却しなければなりません。新居ですぐに使わないもの、特に冬物の洋服、布団などはかさばってしまうため、引越す前に圧縮袋に入れて、スリムな状態で移動するのもひとつです。

④ダンボールの外側に内容物を明記
引越し荷物が多いと、どのダンボールに何を入れたか、新居についても分からず、すぐに使いたいものが見つからないという事態が必ず起こります。梱包してる時は面倒に感じますが、荷解きがスムーズに進む未来を想像して、なるべく細かくダンボールの側面や上面に内容物を明記しましょう。

札幌市内に引越し後の手続き


札幌で引越し後に必要な区役所での手続き

札幌市外からの転入届

札幌市外から引越してきた場合、お住まいになる区役所へ、転入届を出さねばなりません。引越し(転出)する際の転出届は、マイナンバーカードを使って、オンラインでの手続きができますが、札幌市外から引越し(転入)してきた際の転入届は区役所へ行き、手続きする必要があります。

届出先:お住まいになる区の区役所戸籍住民課(北区は篠路出張所、南区は定山渓出張所でも届出可能)
届出期間:転入した日(引っ越しをした日)から14日以内(引越しする前の届出は不可)

必要書類:
①転入・転居届
②前の市区町村からの転出証明書(郵送等でも請求できます。請求方法は前住所の市区町村にご確認ください)
③届出人のお名前を確認できるもの(マイナンバーカード、免許証など)
④マイナンバーカードまたは住基カード
※外国人住民の方は、転入された方全員分の在留カード又は特別永住者証明書(これらにみなされる外国人登録証明書を含む)

その他、必要な手続き

転入届と同じく、区役所に来庁しなければ手続きできないものが、いくつかあります。代表的なものをいくつかご紹介します。

①国民健康保険に加入している方
前にお住まいの場所で国民健康保険に加入していた方で、引き続き加入する場合は、転入から14日以内に加入の手続きをしてください。
届出先:お住まいになる区の区役所保険年金課保険係

② 国民年金に加入・受給している方
日本年金機構にマイナンバーが収録されている方は、原則年金の住所変更の届出は不要。
収録されていない場合の届出先:お住まいになる区の区役所保険年金課年金係

③印鑑登録をする場合

登録は転出届により自動的に廃止になるため、札幌市内に転入後に必要な場合は申請が必要です。一般的な場合、印鑑登録手続の完了までには日数がかかります。
※印鑑登録証(カード)や印鑑登録証明書は登録手続が完了しないと発行できません。
届出先:お住まいになる区の区役所戸籍住民課(北区は篠路出張所、南区は定山渓出張所でも可能)

その他、札幌に引越し(転入)してきた際の手続きについては、札幌市のウェブサイトにてご確認ください。


札幌市|他市町村から札幌市への引越し(転入)

警察署への来署が必要な手続き


運転免許証の記載事項変更届

身分証にもなる、運転免許証の住所変更は、引越し後に速やかに行いましょう。現在の免許証の住所(引越し前の住所)が、札幌市外の方の場合は、以下の場所で変更が可能です。

①札幌運転免許試験場
②中央優良運転者免許更新センター
③厚別優良運転者免許更新センター
④札幌市内に所在する各警察署


その他、運転免許証の住所変更に関する詳細は、北海道警察のウェブサイトにてご確認ください。


北海道警察|運転免許証の記載事項変更届

ライフラインの手続き


電気・ガス・水道

電気・ガスは様々な事業者が選べますが、賃貸物件の場合は、すでに事業者が決まっている場合が多いです。また、水道についてはインターネットでの手続きも可能です。

電気
小売電気事業者の中から選んで、その事業者へ連絡。
賃貸マンションの場合は、そのマンションが契約している事業者へ連絡。

ガス
小売ガス事業者の中から選んで、その事業者へ連絡。
賃貸マンションの場合は、そのマンションが契約している事業者へ連絡。

水道
・水道局電話受付センター(電話:011-211-7770)
インターネット申込み(24時間受付)

インターネット・電話・郵便物

先述のライフラインほど、生活に支障をきたすことはないかもしれませんが、インターネットや電話回線も生活インフラとしては大事な部分。郵便物も住所変更を行う前に発送されたものや、住所変更をしていなかったサービスや事業社からの郵便物は、引越し前の住所に届いてしまいます。

それらを新居に転送してもらうよう、郵便局に転送届を出す必要があります。ただし、これらの届出は、特別な変更事項等がない限り、サイト上で手続きが可能です。

インターネット
前に住んでいた際と同じプロバイダ事業者を利用する場合:その事業者へ住所変更を届出
新たなプロバイダ事業者に変更する場合:契約する事業者へ届出

電話
契約している事業者に住所変更を届出

郵便物(新居への転送届) ※転送期間は届出日から1年間
①e転居(ウェブサイト、郵便局アプリ)で提出
②ポスト投函で提出
③郵便局窓口で提出
※②・③は郵便局窓口等に設置している転居届に記入して提出

郵便物の転居・転送サービスの詳細は以下のリンクでご確認ください。


郵便局|転居・転送サービス

札幌のごみ分別ルール

市町村によって、分別区分やごみ出しの曜日、有料/無料、有料ごみ袋も異なるごみの分別。ここでは、札幌市のごみ分別方法についてご紹介していきます。


札幌独自のごみ分別方法(分別区分、ごみ出しの曜日・時間など)

ごみステーションに出せるごみ

ごみステーションに出せるゴミについて、大まかなポイントは以下の通りです。

・「燃やせるごみ」と「燃やせないごみ」は、必ず有料の「札幌市指定ごみ袋」で出す
 ※札幌市内のコンビニ、スーパー、ホームセンターなどであれば、ほとんどの場所で買えます。
・無料のものは、透明または半透明の袋に入れて出す
・ごみは収集日の朝8時30分までにごみステーションに出す
・収集日はお住まいの地区によって異なるため、「家庭ごみ収集日カレンダー」で確認

札幌市の基本的なごみ分別区分

札幌市のごみ分別区分、収集のペースは以下の通りです。

・燃やせるごみ(有料)/スプレー缶・カセットボンベ:週2回
・容器包装プラスチック:週1回
・びん、缶、ペットボトル/筒形乾電池:週1回
・雑がみ:週1回
・枝、葉、草:4週に1回
・燃やせないごみ(有料)/加熱式タバコ、電子タバコ、ライター:4週に1回

その他のごみの出し方

大型ごみ

有料の「札幌市指定ごみ袋」に入らない大型のゴミは、戸別での有料収集になり、事前申し込みが必要です。インターネットで大型ごみ収集センターに申し込むか、電話で申し込みます。

詳細は札幌市のウェブサイトにてご確認ください。


札幌市|大型ごみ

古紙(新聞・雑誌・ダンボール)の回収

新聞・雑誌・ダンボールなどの古紙は製紙原料としてリサイクルされます。以下のいずれかの方法で無料で出すことができます。

・集団資源回収に出す
町内会やPTA、マンション管理組合など地域のみなさんが協力して資源物を回収する「集団資源回収」を行っている場合は、そこに古紙を出すことができます。
・回収拠点に持ち込み
区役所(もしくは区民センター)、地区センター等に設置されている古紙回収ボックス、地域団体が管理する資源回収ボックス(エコボックス)、古紙回収協力店、ダンボール回収協力店、地区リサイクルセンター、セイコーマートなど、札幌市内には約550カ所ある回収拠点へ持ち込むことができます。
・業者に回収を依頼
新聞・雑誌・ダンボールのいずれか1品目が20kg以上の場合に、回収業者に無料で引き取りを依頼することができます。

ゴミ分別に役立つ便利な情報

札幌市ごみ分別アプリ

「札幌市ごみ分別アプリ」はスマートフォン、タブレット端末から、ごみの分け方・出し方などの情報を簡単に確認できるアプリです。日本語だけではなく、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語に対応しています。

札幌市ごみ分別アプリの詳細は以下のリンク先で確認できます。


札幌市|ごみ分別アプリ

札幌市家庭ごみ50音分別辞典

分別は理解したものの、「これはどこに分類されるの?」ってごみが出た場合、札幌市のサイト内にある「札幌市家庭ごみ50音分別辞典」が便利です。品目ごとの分別方法を確認できます。


札幌市家庭ごみ50音分別辞典

まとめ

引越しの準備から引越し後の各種手続き、市区町村によって異なるごみ分別までをまとめました。
要点としては…

  1. 引越し業社は複数の業者から見積もりをとって比較
  2. 荷造りの前に不用品を処分して荷物をスリムに
  3. 引越し荷物の梱包は早めに始める
  4. 引越し後の行政機関への届出は14日以内に済ませる
  5. 引越し後のライフラインの手続きは基本的にほぼサイト上で可能
  6. クレジットカードやよく使うオンラインショップの住所変更も忘れずに
  7. 「燃やせるごみ」と「燃やせないごみ」は、必ず有料の「札幌市指定ごみ袋」で出す
  8. 「札幌市ごみ分別アプリ」を使えば簡単

さいごに

この記事では、札幌への引越しを控えた皆さんがスムーズに新生活をスタートできるよう、必要な情報をまとめてみました。さまざまな手続きやごみ出し、ライフラインの手配など、やるべきことはたくさんありますが、一つずつクリアしていけば大丈夫です。もし困ったことがあれば、いつでもこの記事を見返してください。

札幌は四季折々の美しい景色、美味しい食べ物、そして温かい人々が魅力の街です。ぜひ、札幌での生活を存分に楽しんでください。皆さんの札幌での新生活が、素晴らしいものになるよう心から願っています!


この記事を書いたモウラー

編集部

MouLa編集部

MouLa HOKKAIDO編集部アカウントです。