
【実食レポ】マルセイバターサンド〈生ブルーベリー〉はレーズンが苦手でもおいしく食べられるのか?
NEW
新商品!マルセイバターサンドに「生ブルーベリー」が誕生!
北海道が誇る銘菓、六花亭の「マルセイバターサンド」に2025年夏、衝撃の新作が登場しました。
——マルセイバターサンド〈生ブルーベリー〉
北海道民はもちろん、観光客にも人気を博すマルセイバターサンドの“生”バージョン。しかも、サンドされているのは生のブルーベリー!
これは食べるしかないでしょう!と思いきや…発売初日から売り切れ続出。朝イチででも出会えない日があるほどの人気ぶりです。
とはいえ、どうしても食べたかった私は意地でリサーチ。なんとか購入することに成功したので、生ブルーベリー単独のレポをお届け・・・と思いましたが、私は「もうひとつの存在」を無視出来ず、一緒に買って帰ることにしました。
とはいえ、通常のマルセイバターサンドを無視するわけにはいかない
せっかくならと通常のマルセイバターサンドも一緒に購入。おかしななことなど、何もありません。
タイトルからお察しの方も多いと思いますが、実は私、レーズンがちょっと苦手なんです。それゆえ、通常のマルセイバターサンドとは距離を置いて人生を過ごしてきました・・・。
マルセイバターサンドといえば、しっとりしたクッキーにバタークリームにレーズンが練りこまれた、超人気ロングセラー銘菓。北海道土産の王道に長く君臨しています。その一方「レーズンさえ入っていなければ…」と、口惜しい気持ちになる方もいらっしゃると耳にすることがあります。
とはいえ、やはり本家を無視して新作語れない気がしたので、だから勇気を出して食べ比べてみました!!!!!!いますよね?同士諸君!!!!!!!届いて欲しい!!!!!!
マルセイバターサンド(生ブルーベリー)、想像をはるかに超えた豊かなおいしさ
今回の「生ブルーベリー」は、レーズンではなくフレッシュなブルーベリー果実をそのままサンド。ブルーベリーを好む人にとっては喜ばしいところ。
一方、レーズン苦手民が食べて大丈夫なのだろうか?という懸念もありつつ「ブルーベリーは絶対おいしいでしょ!」と逸る気持ちは抑えられず、いざ実食!(ブルーベリー大好き民)
まずはざっくり、私の舌で感じた通常のマルセイバターサンドとの違いを列挙していきます。
- クッキーがしっかり焼かれてサクサク、甘みが心地よく広がる
- バタークリームは清新かつ濃厚、コクの深さが旨味の深さ
- ブルーベリー最高!!!
そのほか、通常のマルセイバターサンドと大きく異なるのは「冷蔵」であること。流通・保存に手間が一つ増えるものの、フレッシュな状態でいただくおいしさこそ「生」としての醍醐味かもしれません。
クッキーはしっかり焼かれ、サクサクで甘みがほろほろ広がっていく。バタークリームは冷蔵によって味わいがタイトになっているかと思いきや、しっかりコクの奥行きが生まれている本当においしい。生のブルーベリーは果実らしい新鮮な甘酸っぱさを添えてくれるので、味わいがキュッとまとまります。自然な甘みが随所に感じられるので、北海道をまるごと味わっているような気分に浸ることが出来ます・・・!
絶品。おいしい。見かけたら絶対みんな食べて欲しい・・・!
レーズンとの邂逅、そのゆくえは・・・?
続いて、通常のマルセイバターサンドを実食。包装をゆっくり剥がしていくと、洋菓子ライクなうっとりする良い香り・・・。これは、生ブルーベリーと一線を画すポイントかもしれません。
…あれ?おいしい?食べられる・・・!
生ブルーベリーの酸味やジューシーさを知ったことで、しっとりしたレーズンの存在も少し受け入れやすくなった感覚があります。とはいえ、ブルーベリーとレーズンは違う系統の果実であり、その味わいや食感も異なります。ただ、ブルーベリーのおかげでレーズンの存在感を受け入れられているような気がしました。
冷静に考えると、通常のマルセイバターサンドからは、ほんのりラム酒の香りが漂いながら、レーズンを含めて全体的にややしっとりとした食感が「大人の味わい」だったのかもしれません。上質な洋菓子としての香りが心をも豊かにしてくれます。
生ブルーベリー同様、冷蔵庫で冷やしてから食べてみたところ、味わいにまとまりが感じられたので、常温より冷蔵の方が食べやすく感じる人もいるかもしれません。私はそう感じました・・・!
長年、多くの方に愛される「マルセイバターサンド」本来のおいしさを味わうことが出来て、幸せです!!!!!!!!!!!!
結論:生ブルーベリーがきっかけで、レーズンに一歩近づけた!
マルセイバターサンド〈生ブルーベリー〉は、レーズン苦手勢の扉をちょっと開いてくれるスイーツでした。これまでと異なる角度で味わったことで、気付けなかった良さを知り、思い込んでしまっていたことが少し変わったような気がします。
もちろん、好みは人それぞれ。でも、「レーズンだからって食べないのは、もったいないかも?」という気付きを与えてくれたのは、この生ブルーベリーの存在でした。
どちらも味わった結果、生も通常もマルセイバターサンドであり「別物」とカウントするのは、違うなと思いました。そのどちらも「本物」であり、生ブルーベリーは、通常のマルセイバターサンドへのリスペクトありきの「現代語訳」的な発想かもしれません。大人になって、和歌の深みを知るように、マルセイバターサンドのクラシカルな味わいを知るのはちょっと大人になったと考えて良い気がします。
見かけたらぜひ手に取って欲しい!
マルセイバターサンド〈生ブルーベリー〉は、2024年7月5日から六花亭各店舗で販売中。
ただし、午前中で完売してしまう日も多く、午後に行っても売り切れているケースは珍しくありません。どうしても食べたい場合は、できるだけ午前中の早めの時間帯を狙うのがベターです。
そして、普段マルセイバターサンドを避けていたみなさん!これは絶対に味わって欲しいです・・・!今回の「生ブルーベリー」自体はもちろん、マルセイバターサンド本来のおいしさを知ることで、私たちはもっと六花亭のことが好きになるんじゃないかと思います。夏休みやお盆の帰省で北海道へ足を運ぶ方も多いと思いますので、ぜひこの機会を逃さないでくださいね!
六花亭さん、おいしかったです!どうか定期的に販売して欲しいと切に願っています!