
札幌の歴史を旅するアンティーク・洋館カフェ4選|映画の世界に浸る至福のひととき
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札幌には、古い建物を大切に使い続けているカフェがいくつもあります。 明治時代に建てられた歴史的な建築物や、国指定重要文化財に指定されている洋館、そして札幌軟石の壁に囲まれた空間など、その背景はさまざまです。
どのお店も、使い込まれたアンティークの家具や照明が並び、落ち着いた雰囲気が漂っていますよ。今回は、まるで映画のセットのような空間で、ゆったりと過ごせる「アンティーク・洋館カフェ」を4つ紹介します。
週末のひとときや、静かに一息つきたい時の参考にしてみてくださいね。
記事内の情報は2026年4月20日時点のものです。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
和洋折衷喫茶 Nagayama Rest(ナガヤマレスト)
サッポロファクトリーのすぐ隣、永山記念公園内にある「旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮」の1階にあるカフェ「和洋折衷喫茶 Nagayama Rest(ナガヤマレスト)」。明治時代の和風建築と、昭和初期の洋風建築が一つに繋がった珍しい建物の一部を利用しています。
建物に入るときに靴を脱ぐスタイルなので、友人宅に招かれたような気分でリラックス。店内は、高い天井や大きな窓、レトロな照明など、当時の雰囲気を活かしてリノベーションされています。
メニューは、2種類のルーが味わえる「永山邸カレー」(1,190円)や、昔ながらの「プリン・ア・ラ・モード」(1,380円)が人気です。十勝産の牛乳を使ったソフトクリームやパフェなど、デザートメニューも充実していて、いろいろなシーンで使いやすいお店ですよ。
- 住所
- 北海道札幌市中央区北2条東6丁目 旧三菱鉱業寮1階
- 電話番号
- 011-215-1559
- 営業時間
- 平日 11:00~19:00(L.O.ドリンク&フード18:30)
土日祝日 11:00~20:00(L.O.フード19:00、ドリンク19:30) - 定休日
- 第2水曜日、不定休
喫茶室ハルニレ
中島公園内に建つ、白い壁とウルトラマリンブルーの縁取りが特徴の「豊平館(ほうへいかん)」の中にある「喫茶室ハルニレ」。明治政府が建てた開拓使直営のホテルでしたが、現在は国の重要文化財として保存・公開されています。
喫茶室は1階の会食所を利用しており、当時の優雅な雰囲気を感じられます。天井にある照明飾り(メダリオン)や、シャンデリア、重厚なカーテンなど、明治時代の社交場のような空間。窓の外には公園の池や木々が広がり、四季折々の景色を楽しめます。
メニューは、オリジナルブレンド「豊平館オリジナル珈琲(ホット)」(650円)や4月〜6月の春限定メニュー「抹茶ラテセット」(780円)などがありますよ。2026年4月からは、豊平館をイメージして風味豊かに仕上げた「豊平館フィナンシェ」(300円)も新たに登場しています。喫茶室の利用には豊平館の観覧料が必要なので、館内の歴史的な展示とあわせてゆっくり過ごすのがおすすめです。
- 住所
- 北海道札幌市中央区中島公園1-20
- 電話番号
- 011-211-1951(豊平館)
- 営業時間
- 4月1日~10月31日 10:00~16:00
11月1日~3月31日 11:00~15:00 - 定休日
- 第2火曜日(祝休日の場合は直後の平日)、年末年始
- 備考
- 利用の際は豊平館の観覧料が必要(「喫茶セット観覧券」あり)
Café 倫敦館(かふぇ・ろんどんかん)
北4条通沿いに建つ、大きなガラス窓とコンクリートの外壁がモダンな印象の喫茶店「Café 倫敦館(かふぇ・ろんどんかん)」。1976年(昭和51年)の創業から50年続く老舗で、一歩足を踏み入れると、アンティークの世界が広がっています。
店内には、イギリスから買い付けたアンティークの家具や、古いレジスター、レトロなランプなどが所狭しと並んでいます。1階のほかに螺旋階段をのぼると2階席もあり、吹き抜けのような開放感と琥珀色の照明が相まって、とても落ち着いた雰囲気。木の温もりを感じる重厚なカウンターや椅子が、長く大切に使われてきたお店の歴史を感じさせてくれます。
丁寧にハンドドリップした「コーヒー」(600円)のほか、具材がたっぷり入った「ミックスサンドイッチ」(850円)や、食後のデザートにぴったりな「ケーキセット」(1,000円〜)も人気です。ランチタイムにはコーヒー・サラダが付いたお得なランチメニューも揃っているので、休日ののんびりとしたランチにもおすすめですよ。静かに流れるジャズを聴きながら、ゆっくりと一人の時間を楽しめるお店です。
- 住所
- 北海道札幌市中央区北4条西11丁目75
- 電話番号
- 011-271-7730
- 営業時間
- 9:00〜L.O.19:00
- 定休日
- 年末年始
ニシクルカフェ
南区石山にある、旧石山郵便局の建物を活用した施設「ぽすとかん」の2階にある「ニシクルカフェ」。1940年(昭和15年)に建てられた歴史のある建物で、外壁にはこの地域特産の「札幌軟石」が使われています。
店内には、落ち着いた色合いのアンティーク家具や古道具がセンスよく配されています。重厚な石造りの外壁とは対照的に、木の温もりが感じられる静かな空間。窓からは石山の街並みを眺めることができ、ゆったりとした時間の流れを楽しめます。
メニューは、「自家製酵母のベーグル」(600円)や、クリーミーなバターチキンカレー「ニシクルカレー」(1,050円)が人気です。1階には札幌軟石の雑貨店「軟石や」が入っており、カフェとあわせて立ち寄ることで、「札幌軟石」の魅力をより感じられますよ。建物が歩んできた長い時間に思いを馳せながら、ゆっくりとコーヒーを味わいたくなるお店です。
- 住所
- 北海道札幌市南区石山2-3-1-26 ぽすとかん内
- 電話番号
- 090-6264-3832
- 営業時間
- 11:00〜18:00
- 定休日
- 月曜日、火曜日、水曜日(月曜日が祝日の場合は営業)、年末年始
おわりに:札幌の歴史を感じる空間で、落ち着いたティータイムを
古い建物を活用した喫茶店やカフェは、現代の建物にはない独特の雰囲気を楽しむことができます。今回ご紹介した4つのお店は、いずれも歴史的な価値を持つ建物を大切に維持しながら営業を続けている場所ばかり。アンティークの調度品に囲まれた空間は、日常とは少し違った落ち着いた時間を与えてくれます。
一人の時間を静かに過ごしたい時や、建物の意匠をじっくり眺めたい時に、ぜひ足を運んでみてください。

