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心のデトックスにおすすめ♪【札幌名所】円山公園の楽しみ方

心のデトックスにおすすめ♪【札幌名所】円山公園の楽しみ方

昔から札幌市民の憩いの場として愛されている円山公園。初詣には多くの参拝者で賑わう北海道神宮や、北国ならではの動物が多数見られる円山動物園もあり、ピクニックやデートスポットとしておすすめですが、実は、ストレス発散や心の癒しが欲しいときの「ヒーリングスポット」としても最適な場所です!今回は円山公園で心のデトックスをする方法をご紹介します。


結論、以下のルートで散歩をするだけでOK!

①円山公園駅から出発
②開拓神社を参拝
③神宮茶屋で休憩
④口と手を清める
⑤本殿を参拝
⑥六花亭で2回目の休憩
⑦最後は円山原始林を歩く

①円山公園駅から出発

心のデトックスをする際の“自分ルール”として、車を使わずに、地下鉄など交通機関を使い、なるべく歩くように心がけています。外の空気を吸いながら歩いているだけでもリラックス効果が期待できます。

※北海道・札幌が初めての方へ
円山公園に行く際は地下鉄東西線「円山公園」駅下車、3番出口から地上に出てください。


東西線 円山公園駅


3番出口(地上)

3番出口から円山公園入口までは約250m。写真奥、赤丸部分の木が並んでいる辺りが公園入口です。


250m先の緑を目指す!

円山公園の入口は何箇所かありますが、円山公園駅から一番近いのがこの入口です。入口付近に公園管理事務所があるのでわかりやすいと思います。


公園管理事務所

公園に着いたら、あとはリラックスした気分でのんびり歩くだけ! 早速公園の奥へと進んでいくと鳥居が見えてきます。
北海道神宮には全部で5つの鳥居があり、これは「公園口鳥居」といいます。一礼を忘れず鳥居をくぐりさらに進むと、左手に「開拓神社」という小さな神社(※境内社)が見えてきます。
※境内社とは神社境内に本社とは別に祀られている社のこと


公園口鳥居

②開拓神社を参拝


木々に囲まれひっそり佇む開拓神社

北海道神宮の敷地内には境内社が3つあり、私はいつも開拓神社でお参りをします。ここでは北海道開拓の功労者が祀られていて、鳥居の掲示板には開拓神社に祀られている「三十七柱」の神様の名前が書かれています。え?この人も??と意外な名前を見つけることができます。


ご存知の名前が発見できるかも

「北海道」の名付け親、松浦武四郎。全国を測量して日本地図を初めて作った伊能忠敬。間宮海峡と命名した間宮林蔵あたりは全国区の有名人ですよね。北海道開拓長官の黒田清隆、帯広十勝を開拓した依田勉三など、道民の中で知名度が高い人たちの名前もあります。

開拓神社を参拝していると、開拓時代の先人達の苦労を勝手に想像しつつ、自分も頑張らなきゃ!と勇気をもらえるので癒しを求めて散歩する時には必ず立ち寄るようにしています(笑)

③神宮茶屋で休憩

開拓神社を背に、本殿に向かって進むと、右手にお休み処「神宮茶屋」が出てきます。令和になってからできた店舗で、周囲の景観にもマッチしたお洒落な建物。ソフトクリームやコーヒー、道内菓子メーカーのお菓子が販売されていますが、一番人気は注文してから焼き上げてくれる「福かしわ」です。


景観にマッチしたおしゃれな外観


注文してから焼き上げる「福かしわ」

縁起が良いとされる“柏の葉”をかたどったサブレーでここでしか味わえない美味しさです。最初は焼きたて熱々&もちもちな食感なのですが、食べ進めると粗熱が取れてサクサクな食感に変わります。

ソフトクリームも食べたいな~と迷いながらも結局「福かしわ」だけしか食べないことが多いですが、ソフトクリームも人気なので気になる方はぜひお試しください!


④口と手を清める

糖分を摂取して元気が出たら(まだ疲れるほど歩いてませんがw)本殿に向かいます。途中「北海道神宮境内の野鳥」という看板が出てきます。こんなにたくさんの野鳥達が暮らしているんですね。


北海道神宮境内の野鳥

しかし、北海道神宮の「鳥」といえば、真っ先に思い出すのは「カラス」です。北海道神宮のカラスは気性が荒く、攻撃性が強いので気をつけてください!食べ歩きしているとすぐにやってきます!女性は狙われやすいので要注意です。

※公園内のいたるところにこのような看板が立っています。


神門の手前に、口と手を清める場所「手水舎」(ちょうずや・てみずしゃ)があるので参拝前にお清めをします。作法が分からない場合や、迷った時のために、手順が書かれた看板も用意されているので初めての方でも安心です。


手水舎


参拝前にはしっかりお清めをします


手水の作法

⑤本殿を参拝

札幌に開拓使が設置された明治2(1869)年に北海道神宮が創建されました。北海道神宮の敷地面積はおよそ18万平方メートルで、その広さは札幌ドームの約3倍以上もあるらしいです。本殿は、授与品(お守り・お札)の案内所や、祈祷受付棟などいくつかに分かれています。本殿に着いたらまずはお参りをするのが自分のいつものルーティンです。


いつ見ても美しい建築物

北海道神宮には「4柱」の神様が祀られています。最初は三柱(みはしら)だったのですが、昭和39年に明治天皇が増祀(ぞうし)されたようです。ちなみに神様の数え方は「柱」。一人(ひとり)、二人(ふたり)とは数えないのですね。


北海道神宮に祀られている「4柱」の神様

参拝後は必ずおみくじを引きます。今回はこんな結果。まずまずですね(笑)


⑥六花亭で2回目の休憩

本殿の参拝の後は、2回目の休憩ポイントとして「六花亭神宮茶屋店」に立ち寄ります。六花亭といえば北海道を代表するお菓子メーカーで、道内にたくさん店舗がありますが、ここ神宮茶屋でしか食べられない名物「判官さま」が有名です。


令和の鳥居の奥に六花亭があります


ここでしか食べられない名物「判官さま」

「判官さま」とは北海道神宮造営の功労者である初代主席開拓判官・島義勇(しま よしたけ)にちなんで作られたもので、ここでしか購入できない店舗限定品。一個のサイズはさほど大きくないので、一瞬で食べきっちゃいますw
1件目のお休み処神宮茶屋で食べる「福かしわ」と、六花亭の「判官さま」を時間差で一個ずつ食べることで、散歩のテンションが格段に上がるので、2か所でスイーツを食べることをぜひ取り入れてみてください!(笑)

ちなみに、このポテトチップス、パッケージが可愛くてついつい買っちゃいます(笑)
今回もスタッフのお土産用に購入しました。


パッケージが可愛すぎるポテチ

⑦最後は円山原始林を歩く

お気に入りスイーツを食べてエネルギーチャージが済んだら、最後のポイント「円山原生林」を目指します。円山公園にはその名の通り“円山”(まるやま)という標高225mの小さな山があります。1時間もかからず登れるので運動不足解消のために手軽に登山を楽しむ市民も多いですが、今回は登山ではなく遊歩道を歩きます。遊歩道を歩くだけでも、原生林の神秘的な存在感を感じることができ、心も体もしっかりと癒されます。

遊歩道の入り口もいくつかありますが、いつも円山動物園の前から入っています。


遊歩道はベビーカーや車椅子でも利用できる様、バリアフリーにも配慮されています。


ベビーカーや車椅子でも利用できる様バリアフリーにも配慮

札幌市民以外の道民の方だと市内中心部にこんな手付かずの原生林があることを知らない人が多いのでは?まして道外、海外の方ならもっと驚かれるかもしれませんね。



樹齢数百年クラスの古木が至るところにそびえています。強く逞しい生命力を感じながら遊歩道を歩くだけで、体全体に一気にエネルギーがチャージされる感覚になります。

今回は、円山公園の日常的な使い方として、円山公園で心をデトックスする方法をご紹介しました。
仕事や勉強、家事にちょっと疲れたな~と感じたらぜひお試しください!


この記事を書いたモウラー

編集長

aotona

MouLa HOKKAIDOの編集長です。
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