
さっぽろライラックまつり2026【大通会場レポ】花言葉やリラ冷えの由来も
NEW
札幌市民なら一度は耳にしたことのある「さっぽろライラックまつり」。ライラックの花が咲き揃うこの季節、初夏の訪れを感じさせてくれるイベントです。でも正直、「ライラックってどんな花?」と聞かれたらどうでしょうか?筆者は答えられませんでした。札幌生まれ・札幌育ちなのに…です。
今年はちゃんとライラックを「知って」から行こうと決めて、大通会場へ足を運んでみました。「花言葉」「リラ冷え」「ラッキーライラック」など、意外と知らないライラックのミニ知識と共に、会場の様子をお届けします。
さっぽろライラックまつり2026 開催概要
1959年、文化人の呼びかけによってはじまり、2026年で第68回を迎える春のイベント「さっぽろライラックまつり」。会場は大通公園と川下公園の2カ所。約400本のライラックが咲き誇る大通会場5~7丁目では、市民マーケットや音楽祭が開催される中、テラス席では飲食も楽しめます。
200種以上の花が咲く川下会場では、ライラックツアーや川下公園コンサートなど、魅力的な体験イベントが用意されています。
大通会場5丁目
5月20日(水)~24日(日)/ 10:00~16:00
※お茶席・着物・書道など体験イベント中心
大通会場6丁目・7丁目
5月20日(水)~31日(日) / 10:00~21:00
川下会場
5月30日(土)・31日(日) / 10:00~21:00
各種体験イベントごとに日程・時間が異なります。詳しくはさっぽろライラックまつり公式HPをご確認ください。
ライラックってどんな花?イベント前に押さえておきたいミニ知識
桜の見頃が終盤に差し掛かるころ、市内のあちこちで色とりどりの花を咲かせるライラック。実際どんなお花なのかご存知でしょうか?会場に足を運ぶ前に、サクッと押さえておきましょう。
ライラックの基礎知識
バルカン半島、アフガニスタンなどが原産地のモクセイ科の高木で、和名ではムラサキハシドイ。別名はフランス読みから「リラ」とも呼ばれています。
花の色は紫やピンク、白が主流で花びらは基本的に4枚。でも稀に5枚のものも…(後述します)。まるで香水のような上品な香りも特徴で、開花時期はふんわりといい匂いが漂ってきます。
ライラックは『札幌の木』
1960年(昭和35年)、札幌市の人口50万人突破とポートランド市との姉妹都市提携を記念して、市民投票により「札幌の木」に選ばれました。
大通公園花ごよみ|公益財団法人 札幌市公園緑化協会
ライラックの花言葉
さっぽろライラックまつり公式サイトによると、紫色は「恋愛のはじめてのよろこび」、白は「年若き無邪気さ」「青春のよろこび」とのこと。総じて純粋さ、初々しさを連想させる花言葉です。
「リラ冷え」という言葉、知ってますか?
「リラ冷え」とは「寒の戻り」を意味し、ライラック(リラ)の咲く5月中旬から6月頃にかけて、一時的に肌寒くなることを表現した北海道独特の言葉です。「花冷え」という言葉と似ていますが、こちらは本州の桜が開花する3月~4月頃の寒さを指します。
北海道の俳人榛谷美枝子(はんがいみえこ)氏の俳句にこの言葉が登場したのが最初で、のちに作家の渡辺淳一氏の小説によって広まったといわれています。
ラッキーライラック
ライラックの花びらは通常4枚。ところがよく観察していると、稀に5枚のものもあり、「ラッキーライラック」とよばれています。4つ葉のクローバーのように、発見した人には幸運が訪れるのだとか…。
さっぽろライラックまつり大通会場レポ
ライラックについてミニ知識を得たところで、実際に大通公園会場5丁目~7丁目を回ってみました。公園の両脇にはたくさんのライラックが植えられているので、観察しながら歩いてみるのもおすすめです。ラッキーライラックはみつかるでしょうか?
5丁目会場:日本の伝統文化が体験できる
5丁目会場は、市民マーケットや苗木販売など買い物系のブースが中心。ゆっくり眺めながら歩くだけでも楽しいエリアです。
※5丁目会場は24日(日)で終了
目に留まったのが「らいらっく茶屋」の手揉み茶実演。ヒーターの入った台の上で茶葉を丁寧に手揉みしていく工程を眺めながら、日本茶ソムリエがいれた一番茶・二番茶を味わえます(500円)。
42℃のお湯でじっくり引き出された旨味は、お出汁のような深い味わい。テアニンという成分によるものだと教えてもらいました。
濃厚な一煎目
二煎目は干菓子付き
実は10時頃に訪れた際はまだ青々しかった茶葉でしたが、午後に戻ると…なんと見慣れた茶葉の姿になっていました。
6丁目会場:音楽を聴きながらゆったり過ごせる
6丁目会場は、北側にステージ、東西南側に飲食ブースが並ぶ、まつりの中でも特ににぎやかなエリア。中央のテラス席では音楽を聴きながらグルメ&スイーツを楽しめます。
訪問時はステージ演奏こそありませんでしたが、自由に演奏できるストリートピアノには次々と人が集まり、プロ顔負けの演奏に自然と拍手が起きる場面も。
さて、そろそろお腹が空いてきたので、ここでランチにしたいと思います。今回のお目当ては「りらテラスTACOS&BAR」。
住所非公開のレストラン「mountainman」のタコスが食べられるブースです。ライラックまつり公式HPでこちらの情報を知り、気になっていたお店のひとつでした!
今回は、札幌の「冒険するような来店体験」で話題のファームレストラン「mountainman(マウンテンマン)」がプロデュースする、背徳感たっぷりなタコスも登場します!
(引用元:さっぽろライラックまつり公式HP)
今回は週替わりタコス3種盛り(1,800円)をチョイスしました。
チキンカルニタス、ダブルチーズポークカルニタス、そしてゲストタコスとして札幌のスープカレー店「ouchi」のラムキーマカレーの組み合わせ。ちなみに、「カルニタス」というのは豚肉を低温でじっくり煮込んだメキシコの定番料理だそうです。
とうもろこしで作られた皮(トルティーヤ)は青みがかったグレーの色合い。「この色はなんですか?」と聞いてみると、ブルーコーンという在来種のとうもろこしを使っているとのことで、見た目からすでに個性的です。チキンもポークもほろほろとほぐれて食べやすく、香味野菜との相性が絶妙でした。
公式にある「背徳感たっぷり」とはどういう意味だろう?と思っていましたが、野外で音楽を聴きながら、簡単にはたどり着けない秘密のレストランの味をいただく——その非日常感が、もしかしたら「背徳感」なのかもしれません。
タコスのあとは、銭函から出店している自家焙煎珈琲店「8A garage coffee」でひと息。続いて南側ブースの「kona cafe」で米粉クレープをデザートにいただきました。
7丁目会場:北海道産ワインの祭典
6丁目がカフェ感覚で楽しめるエリアだとすれば、7丁目は北海道産ワインと本格フードが揃う、大人のエリア。70を超える道内のワイナリーから200種以上のワインを集めた、道内最大級のラインナップです。
海鮮焼きやピザ、肉料理など食欲をそそるブースが並び、大きな鍋でパエリアを仕上げているブースも。さっぽろオータムフェストでも行列必至の「ニセコピザ」もやはり人気で、焼き上がりを待つ列ができていました。
今回は6丁目でお腹を満たしてしまったので、散策のみとなりましたが——それはそれで正解でした。
7丁目のライラックエリアをじっくり眺めながら歩いていると、花びらの形が品種によって微妙に違うことに気づきます。そんなことを思っていた矢先——ついに、5枚花びらの「ラッキーライラック」を発見!
なんだか得した気分で、7丁目を後にしました。
さっぽろライラックまつり2026まとめ
さっぽろライラックまつり2026、大通会場の様子をお届けしました。札幌市民にとって身近な存在のライラックですが、花言葉やリラ冷えの由来まで知ってから眺めると、いつもとは少し違って見えてくるから不思議です。
大通会場は5月31日(日)まで、川下会場は30日(土)・31日(日)の2日間。ぜひこの機会に足を運んで、5枚花びらの“ラッキーライラック”を探してみてはいかがでしょうか。
