
【連載VOL.85】KOREA DO? ソウル編【真夏のソウルで華麗に開催!「俺レベ」アイスショー】
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今週は、北海道新聞社ソウル支局の竹中記者のコリア通信です。
原作ファンはもちろん、フィギュアスケート愛好者も魅了
トップスケーターがフィギュアの大会とは違う演技を見せるアイスショーは日本と同様、韓国でも人気です。
先日、ソウル市内の木洞(モクトン)アイスリンクで開かれたアイスショー「俺だけレベルアップな件 ON ICE」を鑑賞しました。
韓国発の人気デジタル漫画を原作に、ミュージカルの要素を織り交ぜたオリジナル公演です。主演を務めたのは、韓国男子フィギュア界を代表する車俊煥(チャ・ジュンファン)さん。大会とはひと味違う、物語性のある演技で注目を集めました。
物語は、モンスターから世界を守る「ハンター」の中でも最弱とされた主人公が、死闘を経て成長するという内容です。歌や音楽、幻想的な照明に加え、スケーターたちの滑りが一体となって舞台をつくり上げます。
ジャンプが決まるたびに客席から拍手と歓声が上がり、会場の熱気は高まっていきました。炎を取り入れた演出も迫力十分で、観客の視線を引きつけました。
韓国は今夏、記録的な暑さに見舞われました。
鑑賞した日も屋外は蒸し暑さが厳しかったものの、リンク内は上着が欲しくなるほどひんやりとしており、避暑の場としても快適でした。外の猛暑を忘れさせる空間で楽しむアイスショーは、夏ならではの魅力があると感じました。
公演は8月7日から17日まで行われ、制作会社によると、約2万人を動員しました。
将来的には北海道を含む日本公演も視野に入れています。実現すれば、原作ファンに加え、フィギュアファンの関心も集めそうです。
公演では、主人公と最終的に対決する役を、元韓国フィギュアスケート代表の李シヒョンさん(25)が演じました。取材に対し、李さんは「ぜひ日本の皆さんにも見てほしい。個人的には北海道でも滑ってみたい」と笑顔で話していました。
韓国ではこれまで、バンクーバー冬季五輪金メダリストの金姸児(キム・ヨナ)さんが出演したアイスショーが大きな話題を呼びました。日本に比べると公演数はなお限られるものの、近年は年間を通じて開催が増える傾向にあるといいます。
韓国旅行を計画する際、観光に加えてアイスショーを組み込む楽しみ方も、今後は選択肢の一つになりそうです。
なお、李さんのインタビューは北海道新聞デジタルに掲載しています。
